2022/11/15

🟧北海道の新型コロナ感染者、最多1万906人 初の1万人超で死者も最多34人

 15日、北海道内では過去最多となる1万906人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、初めて1万人を超えました。また、死者も34人と、1日の発表としては最も多くなりました。

 北海道では10月中旬以降、感染者が増加傾向に転じ、感染が急拡大。11月8日に初めて9000人を超え、その後も7000人超の日が相次いでいました。人口10万人当たりの新規感染者数(週合計)では、10月下旬から全国最多が続いています。

 15日、北海道内で発表された新規感染者数は、道が5709人、札幌市が3920人、旭川市が684人、函館市が326人、小樽市が267人の、合わせて1万906人となっています。

 このうち道が発表した感染者数は医療機関の所在地別にみますと、十勝地方が707人、胆振地方が647人、空知地方が593人、石狩地方が592人、オホーツク地方が532人、釧路地方が359人、上川地方が270人、渡島地方が255人、後志地方が244人、根室地方が114人、桧山地方が106人、宗谷地方が90人、留萌地方が86人、日高地方が49人、それに、道の陽性者登録センターが1065人となっています。

 道などの1日の発表としては、これまでで最も多かった11月9日の9545人を上回って過去最多となり、初めて1万人を超えました。

 また、先週の火曜日に比べても1770人増え、感染が急速に拡大しています。

 一方、これまでに感染が確認されていた人のうち、道が90歳代の男女5人、80歳代の男女10人、70歳代の男性1人、60歳代の女性1人、年代と性別が非公表の1人、札幌市が90歳代の男女3人、80歳代の男女5人、70歳代の男性1人、50歳代の女性1人、旭川市が年代と性別が非公表の3人、函館市が年代と性別が非公表の2人、小樽市が80歳代の性別非公表の1人の死亡を発表し、道内で発表された死者数は1日としてはこれまでで最も多い合わせて34人となりました。

 病床使用率は14日現在で46・1%。医療提供体制が逼迫(ひっぱく)しつつあり、道は14日にコロナ用の確保病床数のフェーズを最高レベルの「3」に引き上げました。

 これで道内の感染者は、札幌市の延べ41万917人を含む延べ94万4511人となり、亡くなった人は2938人となりました。

 2022年11月15日(火)

🟧第一三共、新型コロナワクチン承認申請へ 追加接種用でファイザーなどと有効性同程度

 開発中の新型コロナウイルスのワクチンについて、製薬大手の第一三共は最終段階の臨床試験(治験)の結果、3回目の接種用としては、ファイザーやモデルナのワクチンと同じ程度の有効性が確認できたと発表しました。追加接種用のワクチンとして、来年1月に厚生労働省に承認申請を行えるよう準備を進めるとしています。

 第一三共は、独自の技術で国産の新型コロナウイルスのメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンを開発しています。

 同社の発表によりますと、18歳以上の約5000人を対象に、3回目の接種を想定した最終段階の臨床試験を行ったところ、ファイザーやモデルナのmRNAワクチンを2回接種した後、第一三共が開発中のワクチンを接種した人では、接種から4週間の時点で、ウイルスの働きを抑える中和抗体が上昇した程度が、ファイザーやモデルナのワクチンを追加接種した人より高かったということです。

 同社では、これまでのワクチンと同じ程度の有効性を確認でき、安全性も問題はなかったとしています。

 厚生労働省は、新型コロナのmRNAワクチンを開発する際には、これまでに使われているものと同じ程度の有効性を確認することや、少なくとも3000人を対象に安全性を確認することなどを求めており、第一三共は今回の結果を踏まえて追加接種用として、来年1月に承認申請を行えるよう準備を進めているとしています。

 今回の追加接種用ワクチンは、従来型ウイルスに効果があるように開発しています。国内で接種が始まった従来型と変異型「オミクロン型」の双方に対応した「2価ワクチン」も開発するため、第一三共は2023年度にも新たな治験を始める計画。追加接種用で承認を得た後、治験データを追加で提出します。

 第一三共のmRNAワクチンは、コロナウイルスが人の細胞と結合する部分のみを標的に開発しており、有効性や安全性を高められるとしています。冷凍保存ではなく、セ氏2~8度の冷蔵温度帯で流通できるようにするといいます。

 2022年11月15日(火)

2022/11/14

🟧新型コロナ、全国で新たに3万7555人感染  前週より6000人増

 厚生労働省は14日、新型コロナウイルスの感染者が全国で新たに3万7555人確認されたと発表しました。前週の月曜日より約6000人増え、10日連続で前週の同じ曜日を上回っています。

 また、国内で亡くなった人は、北海道で6人、愛知県で6人、広島県で5人、岐阜県で4人、東京都で4人、埼玉県で3人、宮城県で3人、千葉県で2人、和歌山県で2人、愛媛県で2人、群馬県で2人、青森県で2人、三重県で1人、佐賀県で1人、岡山県で1人、徳島県で1人、栃木県で1人、神奈川県で1人、秋田県で1人の合わせて48人、累計で4万7627人となっています。

 都道府県別の主な新規感染者数は、北海道4161人、東京都4025人、神奈川県2984人、広島県2102人、大阪府1547人、愛知県1509人など。

 新型コロナウイルスへの感染が確認された人で人工呼吸器や体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)をつけたり、集中治療室などで治療を受けたりしている重症者は、14日時点で235人となっています。重症者の数は、13日と比べて3人増えました。

 一方、厚生労働省は14日、大阪府内で新たに1547人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

 これで、大阪府内の感染者の累計は221万3949人となりました。

 また、14日死亡した人の発表はなく、府内で感染して亡くなった人は合わせて6661人となっています。

 重症者は13日から変わらず26人です。

 2022年11月14日(月)

🟧新型コロナ、東京都で4025人の新規感染を確認 病床使用率は41・5%

 東京都は14日、新型コロナウイルスの感染者を新たに4025人確認したと発表しました。前週の同じ曜日(7日)より536人多く、10日連続で前週の同じ曜日を上回りました。感染が確認された70歳代から100歳以上の5人の死亡も発表されました。

 14日までの1週間の感染状況をみると、1日当たりの感染者数は7501・9人で、前週(5766・0人)の130・1%となりました。新規感染者4025人のうち、1498人は医療機関を受診せずに自主検査などで陽性と判明し、都の「陽性者登録センター」に登録した患者。

 14日の新規感染者を年代別にみると、20歳代の746人が最多で、次いで40歳代726人、30歳代706人、50歳代573人など。重症化しやすいとされる65歳以上は261人でした。

 2313人が入院していて、そのうち「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使用」とする都基準の重症者は、前日から5人増えて26人でした。

 重症者用の病床使用率は前日から0・7ポイント上がって12・6%、全体の病床使用率は前日から0・8ポイント上がって41・5%でした。

 2022年11月14日(月)

🟧飼いネコが新型コロナ発症 北海道・中標津町の獣医師らが国内初報告

 北海道中標津(なかしべつ)町の「やまだ動物病院」の獣医師山田恭嗣さん(56)と国立感染症研究所が、新型コロナウイルスに感染し、発症した飼いネコの症例を論文にまとめ、今年4月に日本獣医師会雑誌で報告しました。新型コロナウイルスに感染した動物の発症の報告は国内初といいます。

 山田獣医師は飼い主からネコに感染した可能性があるとし、「動物に接する際も感染防止を」と呼び掛けています。

 ネコは、根室管内の住民が室内で飼育する12歳の雌。2021年8月、飼い主を含め同居する家族5人が新型コロナに感染して発症し、その10日後にネコにくしゃみや鼻水などの症状が出ました。飼い主はネコの発症の3日後、動物病院に電話し、自身の新型コロナ感染についても伝えました。

 山田獣医師はネコにも感染した可能性があると考え、飼い主に採材キットを送付。ネコの口内などから採取した粘液を国立感染症研究所で遺伝子や中和抗体を分析したところ、ネコが飼い主らと同じデルタ型ウイルスに感染していたことがわかりました。

 ネコは発症8日後に食欲減退など症状が悪化。山田獣医師が抗菌剤や抗ウイルス剤などを投与すると翌日に症状が緩和しました。風邪と症状が似ているため、山田獣医師は「症状だけで新型コロナと診断するのは難しく、飼い主の感染などの申し出が不可欠。情報がなく見過ごされた例もあるのではないか」とみています。

 2022年11月14日(月)

🟧北海道で4161人新型コロナ感染、18人死亡 10日連続で前週上回る

 14日、北海道全体の新たな新型コロナウイルス感染確認は4161人でした。18人の死亡が発表されています。

 前週の月曜日(7日3354人)と比べると、807人多くなっていて、前週の同曜日を上回るのは10日連続です。

 新たな感染確認4161人の内訳は、札幌市で7日連続2000人を上回る2099人、旭川市で7日連続200人を上回る206人、函館市で6日連続200人を上回る212人、小樽市で7日ぶりに100人を下回る58人、北海道発表の14の地方の合計などは7日ぶりに2000人を下回る1586人でした。

 前週の同曜日と比べると、札幌市は34日連続(+608人)、旭川市は10日連続(+39人)、函館市は6日連続(+17人)、14の地方の合計などは10日連続(+160人)で上回り、小樽市だけ3日連続(-17人)で下回っています。

 北海道発表1586人の地方ごとの内訳は、石狩179人、空知28人、後志なし。胆振251人、日高4人、渡島3人、桧山17人。上川21人、留萌15人、宗谷9人、オホーツク143人。十勝52人、釧路50人、根室27人。このほか、北海道陽性者登録センター(住所等の報告、集計なし)787人でした。

 100人以上の地方を先週の月曜日と比べると、石狩(+62人)、胆振(+116人)、オホーツク(+44人)とも上回っています。

 死亡の18人は、北海道発表12人(70歳代4人、80歳代1人、90歳代4人、100歳代2人、年代非公表1人)、札幌市3人(70歳代1人、90歳代2人)、旭川市1人(年代非公表)、函館市1人(年代非公表)、小樽市1人(80歳代)でした。

 14日発表の北海道全体の入院患者は、前日より7人増えて1054人、病床使用率は46・1%、札幌市だけの病床使用率は51・8%となっています。

 北海道全体の感染者は延べ93万3605人、死者は2904人となりました。

 2022年11月14日(月)

🟧新型コロナ国内感染、1週間で50万1513人 前週比1・25倍

 国内の新型コロナウイルス感染者は14日午前10時現在、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」乗船者を含めた累計で2320万4217人となりました。1週間の新規感染者は50万1513人で、前週(40万979人)の約1・25倍に増えました。

 都道府県別の1週間の新規感染者では、北海道が5万2993人で最も多くなりました。東京都5万1977人、神奈川県3万1357人、愛知県2万8301人、埼玉県2万5436人と続きました。

 死者は累計4万7657人。1週間で564人増えました。

 2022年11月14日(月)

🟧春節による移動で日本への影響懸念 中国で拡大の「ヒトメタニューモウイルス感染症」

 呼吸器感染症の「ヒトメタニューモウイルス(hMPV)感染症」は、国内外で例年患者報告がある疾患で、風邪に似た軽い症状ですむことが多いものの、人によっては重症化リスクを伴います。ワクチンや特効薬が存在しないのも特徴です。流行が伝えられる中国では1月28日から春節(旧正月)に伴う...