2022/11/26

🟧南極上空の「オゾンホール」最大面積、過去10年で2番目に 長期的には縮小傾向

 気象庁は25日、南極上空でオゾンの量が極端に少なくなる現象「オゾンホール」の今年の最大面積が、10月5日に観測された2640万平方キロメートルだったと発表しました。約1400万平方キロメートルある南極大陸の面積の約1・9倍に相当し、過去10年のうちで2番目に大きくなりました。観測史上では10番目の大きさです。

 気象庁によると、オゾン量が減少すると太陽から地上に到達する有害紫外線が増え、人の健康や生態系に悪影響を及ぼします。ただ、長期的にみればオゾンホールは2000年以降、縮小傾向が続いています。

 オゾンホールは毎年、南半球の冬から春に相当する8月から9月に発生して急速に発達した後、11月から12月に消滅します。今年のオゾンホールは8月中旬までに現れた後、急速に発達して、特に9月中旬以降は最近10年間の平均値よりも大きな面積で推移し、10月5日には2640万平方キロメートルの最大面積にまで拡大したということです。

 南極上空のマイナス78℃以下になる低温域が広い状態で継続し、オゾン層の破壊を促す特殊な雲が例年より発達したのが要因といいます。

 気象庁は例年、アメリカ航空宇宙局(NASA)提供の衛星観測データからオゾンホールを解析しているほか、南極地域観測隊とともにオゾンホールの状況などを現地で観測していて、現在も5人が昭和基地に出向いています。

 気象庁は「オゾン層を破壊するフロンなどの物質の濃度は緩やかに減少傾向にあるものの、依然として高い状態にある」としています。

 2022年11月26日(土)

2022/11/25

🟧新型コロナ、東京都で1万2938人感染確認 前週より4646人増加

 東京都は25日、新型コロナウイルス感染者を新たに1万2938人確認したと発表しました。前週の同じ曜日(18日)の8292人から4646人増加しています。また、60~90歳代の9人の死亡も発表しました。

 25日までの1週間は、1日当たりの感染者数が9434・0人で前週(8332・1人)の113・2%でした。

 25日の感染者を年代別でみると、40歳代の2213人が最も多く、30歳代2212人、20歳代2184人、10歳代1701人など。重症化しやすいとされる65歳以上は1317人でした。

 病床使用率は38・3%。「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使用」とする都基準の重症者は、前日から2人減って18人でした。

 2022年11月25日(金)

🟧新型コロナ、全国で新たに11万7840人感染 174人死亡、295人重症

 厚生労働省は25日、新型コロナウイルスの感染者が全国で新たに11万7840人確認されたと発表しました。1週間前の金曜日から約3万3000人増加しました。

 また、国内で亡くなった人は、東京都で11人、愛知県で9人、北海道で8人、宮城県で6人、福島県で5人、奈良県で4人、山形県で4人、岐阜県で4人、三重県で3人、千葉県で3人、岩手県で3人、広島県で3人、群馬県で3人、茨城県で3人、青森県で3人、京都府で2人、兵庫県で2人、埼玉県で2人、山梨県で2人、岡山県で2人、熊本県で2人、石川県で2人、神奈川県で2人、福井県で2人、香川県で2人、鹿児島県で2人、和歌山県で1人、大阪府で1人、島根県で1人、滋賀県で1人、福岡県で1人、秋田県で1人の、合わせて100人、累計で4万8872人となっています。

 主な都道府県別の新規感染者数は、東京1万2938人、北海道9868人、愛知8409人、神奈川県6825人、埼玉県6213人、千葉県6140人、大阪府5868人、茨城県3531人、宮城県3389人など。

 また、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)をつけたり、集中治療室などで治療を受けたりしている重症者は、25日時点で295人となっています。重症者の数は、24日と比べて14人増えました。

 一方、厚生労働省は25日、大阪府内で新たに5868人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

 これで大阪府内の感染者の累計は226万3052人となりました。

 また、1人の死亡が発表され、府内で感染して亡くなった人は合わせて6713人となっています。重症者は24日と変わらず21人です。

 2022年11月25日(金)

🟧新型コロナ新規感染者3万1987人 中国で2日連続過去最多を更新

 中国では、新型コロナウイルスの感染者が2日連続で過去最多を更新するなど感染の拡大が続いています。習近平指導部が厳しい行動制限などを伴う「ゼロコロナ」政策を掲げる中、停滞する経済に、さらに追い打ちをかける懸念が強まっています。

 中国政府によりますと、国内では24日、すべての省や自治区などで、新型コロナウイルスの新規感染者が、合わせて3万1987人(入国者除く、無症状含む)確認されました。3万1444人が確認された23日に続き、2日連続で過去最多を更新し、感染の拡大が続いています。

 このうち首都北京市では、当局が企業に在宅勤務を求めるなど対策が強化されており、中心部の朝陽区にあるオフィス街は、平日にもかかわらず人や車の往来はまばらで、ひっそりとしています。

 また、飲食店は店内での飲食の提供をとりやめていて、30歳代の女性の経営者は「この1カ月は何もできず収入もなくなりました。影響はとても大きく、店仕舞いして別の仕事に変えるかどうか考えています」と話していました。

 習近平指導部は、厳しい行動制限などを伴う「ゼロコロナ」政策の継続を掲げており、野村ホールディングスの香港にある現地法人の調査によりますと、地区の封鎖など、何らかの措置を行っている国内の都市は、11月21日の時点で合わせて48に上ります。これらの都市の経済規模を合わせると、中国のGDP(国内総生産)の約40%に及ぶということです。

 また、11月24日の時点で、中国全土で2万カ所以上が高リスクエリアとして厳しい管理下に置かれているといいます。

 北京市では、24日の感染者が1800人余りと、4日連続で1000人を上回り、過去最多となっています。このため、感染のリスクがあるとされる集合住宅やオフィスビルなどを、一時的に封鎖する措置が次々にとられています。

 このうち、朝陽区にある集合住宅の1つでは、感染対策をとる必要があるとして現地時間の25日正午から住民の出入りが急きょ禁止されました。

 集合住宅が閉鎖される前には、大勢の住民が近くのスーパーを訪れ、野菜や飲料水、インスタント食品などを次々に買い求めていました。

 北京市では、今年の開催が中止された世界最大規模の新車の展示会、「北京モーターショー」の会場となるはずだった郊外にある大型施設が、臨時の隔離施設に改造されています。

 入り口では白い防護服を着た人たちが車の出入りを監視しており、隔離された人たちに届けられたとみられる宅配の荷物の段ボールなどが山積みになっていました。

 施設の周りには高い壁が設けられていて、中の様子をうかがい知ることはできませんが、中国のSNSでは、今回の感染拡大を受けて収容が始まっていると伝えられています。

 北京市では同じような隔離施設がほかにも建設されていて、当局が感染のさらなる拡大に備えているものとみられます。

 2022年11月25日(金)

🟧子宮移植、慶応大が計画申請 承認されれば来年にも国内初の実施へ

 移植により、生まれ付き子宮のない女性らの出産に道を開く臨床研究が本格化します。慶応大の阪埜(ばんの)浩司准教授(産婦人科学)のチームは24日、親族からの子宮移植の計画を学内の倫理委員会に申請しました。審査で承認されれば、国内初の移植手術が実施されます。

 子宮移植を巡っては、スウェーデンやアメリカなど海外では2022年11月時点で約100件の実績があり、約50人の赤ちゃんが誕生しています。倫理委員会の審査が順調に進めば、チームは2023年度にも移植手術をします。

 計画によると、3例の手術を予定しています。生まれ付き子宮のない「ロキタンスキー症候群」だったり、がんなどで子宮を摘出したりした20歳代から30歳代の女性が対象。夫がいることが条件で、子宮を提供するドナーは女性の母親や姉妹など親族に限る方針です。

 女性は子宮がなくても卵巣に問題がなければ、正常な卵子を得られます。臨床研究では、まず女性の卵子とパートナーの精子で体外受精させた受精卵を凍結保存し、子宮移植に進みます。周期的な生理が起きるなど子宮が機能するようになれば「移植手術の成功」と評価します。

 その後、子宮に受精卵を移植し妊娠、出産ができるかを確かめます。移植だけでなく妊娠も成功すれば、2024年度にも国内で初めて子宮移植によって出産する可能性があります。2人目以降の出産を希望しない限り、出産後は子宮を摘出します。

 費用は1件当たり数千万円かかります。一部は患者側が支払い、残りは慶応大が負担する見込みといいます。

 チームはこれまで、カニクイザルの子宮を別のサルに移植し、妊娠と出産をさせることに成功するなど基礎研究に取り組んできました。チームの木須(きす)伊織助教(産婦人科学)は、「動物実験などを通じ、技術的には問題はないと考えている。ようやく日本でも子宮のない女性の希望をかなえられる段階にきた」と話しています。

 国内ではロキタンスキー症候群だったり、がんなどで子宮を摘出したりした女性は20歳代から30歳代で5万人から6万人いると推計されているものの、移植の例はありません。子宮移植はドナーや手術を受ける女性にリスクがあるにもかかわらず、生命の維持が目的ではないため、倫理面の懸念を指摘する声もありました。

 そこで、日本医学会の倫理検討委員会が議論し、心身の負担が大きいドナーの十分な意思確認をすることや、関連学会が移植実施状況を監視することなどを条件に、移植を容認する報告書を2021年7月にまとめました。この委員会は、慶応大の臨床研究を念頭に置いた判断をしていました。

 2022年11月25日(金)

🟧新型コロナ飲み薬「ゾコーバ」、28日から医療機関への本格供給開始 100万人分納入済みで前倒し

 22日に緊急承認された塩野義製薬(大阪市中央区)の新型コロナウイルス感染症の飲み薬「ゾコーバ」について、28日から医療機関への本格的な供給が始まることになりました。

 加藤勝信厚生労働相は25日の記者会見で、「購入契約を締結した100万人分、すべての薬剤がすでに納入され、流通システムの準備作業も円滑に進んだことから、昨日から発注の受け付けを開始し、週明け28日から本格的な供給を開始することとなりました」と明らかにしました。

 厚生労働省は当初、12月初旬から「ゾコーバ」の医療機関への供給を始める予定でしたが、前倒しして来週28日に本格的な供給を開始するということで、すでに24日から医療機関の発注受け付けを始めたということです。

 供給量が限られていることから、2週間程度はアメリカのファイザーの飲み薬「バキロビッド」の処方実績がある約2900の医療機関や約2000の薬局に供給先を限定します。その後は、都道府県が選定する医療機関に対象が広がります。

 また、すでに発注があった一部の医療機関には、早ければ25日にも発送されるということです。

 「ゾコーバ」は12歳以上の重症化リスクの低い軽症、中等症の患者が対象で、発症から72時間以内に服用することで症状改善までの時間が短くなるということです。

 2022年11月25日(金)

🟧中国のコロナ感染者3万1444人  7カ月ぶりに過去最多を更新

 中国の国家衛生健康委員会は24日、中国本土で23日に確認された新型コロナウイルスの新規感染者(入国者除く、無症状含む)が3万1444人となったと発表しました。1日の感染者数が3万人を超えるのは初めてで、中国が統計に無症状患者を含めるようになった2020年4月以降過去最多を更新しました。

 中国政府は厳格な行動制限などの防疫措置でコロナを封じ込める「ゼロコロナ」政策の堅持を掲げていますが、ここにきて感染者が急増しており、当局は対策を巡る難しい判断を迫られています。

 これまでの1日当たりの新規感染者数は、上海市が都市封鎖(ロックダウン)されていた今年4月13日の2万9317人が過去最多でしたが、それを約7カ月ぶりに上回りました。

 4月当時は上海市の感染者が大部分を占めていたものの、現在は広東省や重慶市、北京市、四川省などを中心に感染は中国全土に拡大しています。

 11月11日に中国政府が「ゼロコロナ」政策の一部緩和を発表したことで、これまでのところ都市全域での大規模な封鎖は実施されていないもようですが、各地で地区や居住区単位などで封鎖したりと厳しい行動制限が続いています。

 上海市では24日から、市外から訪れた人を対象に、5日間は商業施設や飲食店に立ち入ることを禁止する措置をとりました。首都北京市でも、入市者に対し3日連続のPCR検査を義務付けたほか、飲食店の店内飲食を停止し、市民には在宅勤務を求めるなど、日増しに対応が強化されています。

 2022年11月25日(金)

🟥みちのく記念病院の「みとり医」、自分の氏名わからず署名できず 青森県警、「しかるべき処分」の意見つけ書類送付

 2023年3月、青森県八戸市のみちのく記念病院で患者同士の殺人が起き、それを病院が 隠蔽(いんぺい)していた衝撃的な事件。県警は医師法違反(無診察治療)の疑いで同病院に勤務していた男性医師(86)の捜査書類を青森地検に送付し、起訴を求めない「しかるべき処分」の意見をつけた。一...