2023/02/20

🟪胎児奇形の懸念ある「アビガン」、観察研究で5万人に投与 429人に不適切事例

 新型コロナウイルス治療薬としては未承認の抗ウイルス薬「アビガン」(一般名・ファビピラビル)が、千葉県内の公立病院で国の通知に違反して外来患者に処方された問題で、厚生労働省は19日までに、不適切な使用例は全国5医療機関計429人で確認されたとする調査結果をまとめました。うち2人は感染者の接触者でした。健康被害の報告はないといいます。

 厚労省は、国内でコロナの承認薬がない状態だった2020年春、2014年に新型インフルエンザの治療薬として製造販売が承認され、新型インフルエンザ用に備蓄していたアビガンの処方を「観察研究」という枠組みで認めました。ただし動物実験で胎児に奇形が生じる副作用が確認されていたため、対象を入院患者に限定し、医師による管理を求めました。

 しかし、2021年夏に千葉県内の公立病院が計115人に外来処方していたことが同年末に判明。厚労省は観察研究を終了し、類例がないか全国調査していました。

 調査によると、使用したのは全国1166医療機関で、計5万1008人が投与されました。うち4医療機関が国の通知を十分理解せず、外来の計427人に処方しました。1医療機関では、感染者に接触したものの、検査で陽性だとは確認されていない2人にも使用されました。厚労省は医療機関名を公表していません。

 残る1161医療機関のうち19医療機関が、入院していない90人に「病床を確保できないが、早期投与が必要」などとして処方したことも判明。これについて厚労省は「緊急避難的な使用」として不適切事例に含めませんでした。

 製造販売元の富士フイルム富山化学(東京都中央区)はコロナ治療薬の承認を目指して臨床試験を進めましたが、2022年10月に開発を打ち切り、承認申請を取り下げると発表しました。

 コロナ治療に詳しい愛知医科大の後藤礼司医師は、「多くの医療現場で専門医がアビガンの効果を疑問視していたのに、国が観察研究の枠組みを続けていたのは問題だった」と話しています。

 2023年2月20日(月)

🟪東京都で新たに510人新型コロナ感染 2日ぶりに1週間前を下回る

 厚生労働省は20日、都内で新たに510人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。前週の月曜日から300人減少し、2日ぶりに1週間前を下回りました。

 直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は1352・0人で、前週比は71・7%。

 新規感染者510人を年代別でみると、0歳2人、1~4歳28人、5~9歳29人、10歳代47人、20歳代88人、30歳代86人、40歳代88人、50歳代67人、60~64歳27人、65~69歳13人、70歳代18人、80歳代10人、90歳以上7人。重症化しやすいとされる65歳以上の高齢者は48人でした。

 入院患者は1179人で、病床使用率は22・3%。人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使っている重症の患者は、19日と同じ13人でした。

 一方、感染が確認された8人が死亡しました。

 東京都の累計は感染者430万7311人、死者7902人となりました。

 2023年2月20日(月)

🟪新型コロナの感染者、全国で7020人確認 前週より2417人減

 厚生労働省は20日、新型コロナウイルスの新規感染者が全国で7020人確認されたと発表しました。前週の月曜日(13日)から2417人減りました。

 また、国内で感染して亡くなった人は東京都で8人、千葉県で7人、大阪府で6人、埼玉県で4人、熊本県で3人、神奈川県で3人、三重県で2人、京都府で2人、北海道で2人、宮城県で2人、宮崎県で2人、愛媛県で2人、大分県で1人、山口県で1人、広島県で1人、栃木県で1人、福井県で1人、静岡県で1人、香川県で1人、鳥取県で1人の合わせて51人、累計で7万1737人となっています。

 都道府県別の新規感染者数の最多は東京都の510人。次いで大阪府の431人、広島県の428人、静岡県の398人、神奈川県の395人、兵庫県の281人、三重県の274人、宮城県の254人、千葉県の250人と続きました。

 また、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)をつけたり、集中治療室などで治療を受けたりしている重症者は、20日時点で223人となっています。重症者の数は、19日と比べて3人増えました。

 一方、厚生労働省は20日、大阪府内で新たに431人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。これで、大阪府内の感染者の累計は280万6699人となりました。

 また、6人の死亡が発表され、府内で感染して亡くなった人は、合わせて8303人となっています。重症者は19日と変わらず39人です。

 2023年2月20日(月)

2023/02/19

🟪新たな新型コロナ感染者、全国で1万4239人 前週より550人増

 厚生労働省は19日、新型コロナウイルスの感染者が全国で1万4239人確認されたと発表しました。前週の日曜日(12日)より556人増えました。

 また、国内で感染して亡くなった人は愛知県で14人、千葉県で9人、静岡県で9人、東京都で8人、大阪府で7人、広島県で6人、京都府で5人、埼玉県で5人、栃木県で5人、神奈川県で5人、滋賀県で4人、熊本県で4人、兵庫県で3人、北海道で2人、宮崎県で2人、岐阜県で2人、福岡県で2人、秋田県で2人、茨城県で2人、佐賀県で1人、和歌山県で1人、大分県で1人、山口県で1人、岡山県で1人、島根県で1人、愛媛県で1人、群馬県で1人、長崎県で1人、高知県で1人、鹿児島県で1人の合わせて107人、累計で7万1686人となっています。

 都道府県別の新規感染者数の最多は東京都の992人。次いで大阪府の891人、兵庫県の764人、愛知県の755人、福岡県の711人、神奈川県の667人、埼玉県の581人、静岡県の519人、広島県の507人と続きました。

 また、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)をつけたり、集中治療室などで治療を受けたりしている重症者は、19日時点で220人となっています。重症者の数は、18日と比べて1人減りました。

 一方、厚生労働省は19日、大阪府内で新たに891人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。これで大阪府内の感染者の累計は280万6268人となりました。 

 また、7人の死亡が発表され、府内で感染して亡くなった人は合わせて8297人となっています。重症者は18日より2人多い39人です。

 2023年2月19日(日)

🟪東京都で992人が新型コロナ感染 33日ぶりに前週の同じ曜日を上回る

 厚生労働省は19日、都内で新たに992人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。1週間前の日曜日より193人増えました。新規感染者数が前週の同じ曜日を上回るのは1月17日以来、33日ぶりです。

 直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は1394・9人で、前週比は72・4%。

 新規感染者992を年代別でみると、0歳8人、1~4歳39人、5~9歳55人、10歳代97人、20歳代145人、30歳代147人、40歳代150人、50歳代132人、60~64歳51人、65~69歳35人、70歳代71人、80歳代45人、90歳以上17人。重症化しやすいとされる65歳以上の高齢者は168人でした。

 入院患者は1230人で、病床使用率は23・3%。人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使っている重症の患者は、18日より3人減って13人でした。

 一方、感染が確認された70~80歳代の男女8人が死亡しました。

 累計は感染者430万6801人、死者7893人となりました。

 2023年2月19日(日)

🟪国際クルーズ船の受け入れ3年ぶり再開 3月1日、静岡・清水港から東京港、名古屋港にも寄港

 新型コロナウイルス禍で停止していた国際クルーズ船の国内受け入れが3月1日、3年ぶりに再開します。静岡市の清水港を皮切りに東京港、名古屋港など、国内の港に相次いで入港します。港を抱える東京都や静岡市などでは、経済効果を期待する声が上がっています。

 国際クルーズ船は、「ダイヤモンド・プリンセス」での新型コロナ集団感染を機に、2020年3月以降、国内での受け入れを中止しました。国土交通省が昨年11月、訪日客回復に向け受け入れ再開を決定。業界団体は上陸時の対策を始めとする感染拡大予防指針を公表していました。

 3月1日に清水港に寄港するのは、ドイツのクルーズ船「アマデア」(定員600人、2万9008トン)。静岡市や東京都などによると、タヒチやグアム、サイパンを周遊した後、午前8時に清水港に寄港、2日午前7時半には東京港に着き、4日午後5時にフィリピンに向けて出港し、5日午前8時に名古屋港に入る予定。

 静岡市では3月1日の寄港に合わせ、出迎えの太鼓演奏や歓迎式典を企画。アマデアを含め3月は6回、4月は12回のクルーズ船寄港を予定しており、2023年度中は過去最多の77回という「寄港ラッシュ」になる見込み。市の当初予算案にも、イベントや誘客、見送り花火などに約8000万円を盛り込みました。感染対策と誘客の両立が課題となりますが、市の担当者は「指針に沿った感染予防に取り組む」と力を込めました。

 東京港では、新たな玄関口「東京国際クルーズターミナル」を2020年9月に開業。東京都の担当者は「これまでは国内船のみだったが、今年は本格的に稼働できる」と歓迎しました。

 2023年2月19日(日)

🟪新型コロナ、全国で新たに1万7124人確認 前週比1万236人減

 厚生労働省は18日、新型コロナウイルスの感染者が全国で1万7124人確認されたと発表しました。前週の土曜日(11日)より1万236人減りました。

 また、国内で感染して亡くなった人は千葉県で13人、神奈川県で12人、東京都で10人、福岡県で8人、埼玉県で7人、大阪府で7人、兵庫県で6人、熊本県で6人、愛知県で5人、静岡県で5人、三重県で4人、北海道で4人、栃木県で4人、長野県で4人、広島県で3人、鹿児島県で3人、京都府で2人、佐賀県で2人、奈良県で2人、山梨県で2人、岐阜県で2人、岡山県で2人、愛媛県で2人、滋賀県で2人、群馬県で2人、高知県で2人、和歌山県で1人、宮城県で1人、宮崎県で1人、山形県で1人、徳島県で1人、福井県で1人、長崎県で1人、青森県で1人、香川県で1人の合わせて130人、累計で7万1579人となっています。

 都道府県別の新規感染者数の最多は東京都の1146人。次いで大阪府の1138人、愛知県の973人、神奈川県の888人、福岡県の841人、兵庫県の751人、埼玉県の687人、静岡県の665人、北海道の623人と続きました。

 また、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で人工呼吸器や体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)をつけたり、集中治療室などで治療を受けたりしている重症者は、18日時点で221人となっています。重症者の数は、17日と比べて11人減りました。

 一方、厚生労働省は18日、大阪府内で新たに1138人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。これで大阪府内の感染者の累計は280万5377人となりました。

 また、7人の死亡が発表され、府内で感染して亡くなった人は合わせて8290人となっています。重症者は、17日より4人少ない37人です。

 2023年2月19日(日)

🟪「健康寿命」ほぼ横ばいで推移、厚労省発表 男性72・57歳、女性75・45歳

 厚生労働省は24日、介護を受けたり寝たきりになったりせずに日常生活を送れる期間を示す「健康寿命」が、2022年は男性72・57歳、女性75・45歳だったと公表しました。前回調査の2019年(男性72・68歳、女性75・38歳)から、ほぼ横ばいで推移しました。  健康寿命は3年...