厚生労働省は12日、全国約3000の定点医療機関から1〜7日の1週間に報告された新型コロナウイルスの新規感染者数が3万1329人だったと発表した。1医療機関当たりの感染者数は8・12人。前週比0・97倍で、2週連続の減少となった。
都道府県別で1医療機関当たりの感染者数が最も多かったのは宮崎県の17・29人で、長崎県13・90人、大分県13・88人と続いた。少なかったのは東京都3・98人、北海道4・81人、沖縄県5・49人などだ。
2025年9月12日(金)
厚生労働省は12日、全国約3000の定点医療機関から1〜7日の1週間に報告された新型コロナウイルスの新規感染者数が3万1329人だったと発表した。1医療機関当たりの感染者数は8・12人。前週比0・97倍で、2週連続の減少となった。
都道府県別で1医療機関当たりの感染者数が最も多かったのは宮崎県の17・29人で、長崎県13・90人、大分県13・88人と続いた。少なかったのは東京都3・98人、北海道4・81人、沖縄県5・49人などだ。
2025年9月12日(金)
高血圧や骨粗しょう症などの専門の学会が作成している診療ガイドラインと紛らわしい、タイトルなどがよく似た本がインターネットの通販サイトで販売されているのが確認された
。生成AIで作られたとみられ、誤った記載も確認されたということで、学会が注意を呼び掛けている。
日本高血圧学会によると、8月に発行された高血圧の診療ガイドラインにタイトルや表紙のデザインがよく似た本がインターネットの通販サイトで複数、販売されているのを確認したということである。
このうち「高血圧管理・治療ガイドライン2025」という実物と同じタイトルの本を学会が購入して調べたところ、全体で70ページ余りと4分の1ほどしかない上に、著者の詳しい情報が書かれておらず、内容も治療の目標とする血圧の値が古い数値になっているなど誤った記載が確認されたということである。
学会が出版社を通じて連絡しこれらの本はサイトから削除されたが、同様のケースは骨粗しょう症などの診療ガイドラインでも確認されていて、関係する学会は間違えて購入しないよう呼び掛けている。
こうした本について生成AIに詳しい国立情報学研究所の越前功教授に分析を依頼したところ、1つの文が短く箇条書きが多いことや、図表がないといった特徴から生成AIで作られたとみられるということです。
日本高血圧学会の市原淳弘理事は、「一般の人が間違えて購入すると病気が悪化することにもつながりかねないので、類似品でないかどうか注意してほしい」と話していた。
2025年9月11日(木)
虐待で死亡した子供は、親などによる心中を除くと2023年度、全国で48人に上り、このうち3割余りは生後すぐに遺棄されていたことがわかった。国は、妊娠にとまどう女性などへの妊娠期から出産後までの切れ目のない支援体制の整備を進めることにしている。
こども家庭庁が公表した2023年度の事例検証によると、虐待を受けて死亡した子供は親などによる心中以外では全国で48人で、前の年度より8人減った。
年齢別でみると、0歳が33人、1歳、3歳、それに4歳がそれぞれ3人、2歳と5歳がそれぞれ2人、6歳と9歳がそれぞれ1人となっていて、0歳で死亡した割合は全体の68・8%と、事例検証の公表が始まった2005年以降、最も高くなった。
生後1カ月未満の新生児は18人に上り、このうち15人は生後すぐに遺棄されて死亡していた。
こども家庭庁によりますと、予期せぬ妊娠などで孤立した状況で出産し、周囲に相談できないまま、遺棄につながったケースが多かったということである。
こども家庭庁は、今年度中に各地にある相談窓口の一覧サイトを設けるほか、妊娠にとまどう女性などへの妊娠期から出産後までの切れ目のない支援体制の整備を進めることにしている。
検証委員会の委員長を務めた明星大学の川松亮教授は、「支援が必要な方は、相談をためらってしまうかもしれないが、安心して頼ってほしい。関係機関は相談が寄せられたら思いを丁寧に聞くことを意識してほしい」と話しています。
2025年9月11日(木)
9月7日までの1週間に熱中症で病院に運ばれた人は全国で3700人余りで、前の年の同じ時期より900人ほど多かったことが、総務省消防庁のまとめでわかった。
総務省消防庁によると、9月1日から7日までの1週間に熱中症で病院に運ばれた人は全国で合わせて3776人だった。
昨年の同じ時期と比べて890人余り多くなっている。
内訳でみると、「死亡」した人はおらず、入院が必要な「重症」と「中等症」が1342人、入院の必要がない「軽症」が2408人などだった。
年齢別では、65歳以上の高齢者が2159人と全体の半数以上を占めたほか、18歳以上65歳未満が1338人、7歳以上18歳未満が257人、7歳未満が22人だった。
場所ごとに詳しくみると、住宅が1314人と最も多く、次いで道路が779人、駅や競技場、野外のコンサート会場など不特定の人が出入りする屋外が486人などとなっている。
これで、今年5月1日から9月7日までの累計は9万3783人となり、昨年の同じ時期の8万8956人から4800人余り多くなった。
2025年9月10日(水)
アメリカのバイオ企業イージェネシスは8日、遺伝子操作したブタ腎臓の移植を1月に受けたアメリカの男性(67)が7カ月以上生存し、世界最長を更新したと発表した。現在は透析なしで生活しているという。移植から半年は拒絶反応が起こりやすくリスクが高い期間で、イギリスの科学誌「ネイチャー」は「画期的な事例だ」と指摘した。
アメリカで80万人以上、世界中で数百万人が末期腎不全に苦しんでいるが、臓器提供者の数は圧倒的に不足している。ブタの臓器はサイズや生理学的特徴が人と比較的似ており、遺伝子操作して拒絶反応を起こりにくくし、人に移植する取り組みが進められている。
移植を受けたのはティム・アンドリュースさん。東部ボストンのマサチューセッツ総合病院で1月25日、移植手術を受けた。2年以上透析治療を受けていた。
これまでの最長はブタ腎臓の移植を受けたアメリカ女性で130日。拒絶反応が見られるようになり、医師らは透析治療に戻るのが最善と判断、手術で腎臓を摘出した。
2025年9月9日(火)
大手おもちゃメーカー「タカラトミー」は8日、ミニカーを走らせるおもちゃで、遊んでいた子供が指を挟むケースが相次いだため、約4万個を自主的に回収すると発表した。
発表によると、自主回収するのは今年7月に国内のほか台湾や香港、フィリピンなどで発売した「グランドモールトミカビル(トミカ55周年記念特別仕様)」約4万個。
会社によると、この商品はミニカーを走らせて遊ぶもので、8月に東京都内で開催したイベントで、この商品で遊んでいた3歳の子供2人が、らせんエレベーターと呼ばれる部分で、ミニカーを取ろうとして指を挟んでけがをしたということである。
このほかにも会社のアンケートで、この商品で指を挟んだという記載が9月5日の時点で12件あったということである。
タカラトミーは「けがをされたお子様とご家族に心より深くおわび申し上げます。品質管理のさらなる強化徹底を図り、再発防止に万全を期す所存です」としている。
商品を着払いで郵送するよう呼び掛けていて、宛先は千葉県流山市野々下1-355タカラトミー「グランドモールトミカビル」係で、電話での問い合わせはフリーダイヤル0120ー35-1031となっている。購入者には返金する。
2025年9月8日(月)
日本産科婦人科学会(日産婦)は6日、体外受精させた受精卵の細胞の染色体数に異常がないかを調べる「着床前胚染色体異数性検査(PGTーA)」の対象を広げると発表した。従来は不妊治療を繰り返しても妊娠しない場合や流産の経験を持つ場合に限っていたが、女性が35歳以上の不妊症の夫婦にも広げる。妊娠率の向上や流産の予防につなげる。
6日、東京都内で開いた定例記者会見でPGTーAの細則を変更する方針を発表した。8日にホームページに掲載する。
従来の細則では不妊治療をしても妊娠しない夫婦や、流産を繰り返す夫婦などを検査対象としていたが、文言を追加する。女性の年齢については自然妊娠率が低下する35歳以上を「目安」とする。
日産婦の臨床倫理監理委員会委員長を務める三浦清徳・長崎大学教授は、「高年齢の不妊症の夫婦に検査を導入することで、妊娠率の向上や流産の予防につながる」と説明した。海外の研究などで科学的根拠が示されているほか、国内の医療関係者らからも対象の追加を求める声が上がっていたという。
PGTーAは体外受精させた受精卵の染色体数に異常がないかを調べる検査だ。染色体に異常がないものを子宮に戻す。流産リスクの低減や妊娠率の向上が期待される一方で、「命の選別」につながるという批判もある。
2025年9月7日(日)
北海道白老町の養鶏場で死んだニワトリから、高病原性の「H5型」の鳥インフルエンザウイルスが検出された。今シーズン、養鶏場での確認は全国で初めてで、北海道はこの養鶏場で飼育されているニワトリ、約46万羽の処分を始めた。 21日、北海道白老町の養鶏場で複数のニワトリが死んでいる...