2026/01/29

🟥致死率の高い感染症「ニパウイルス」、インドで感染者2人 アジアで入国時審査など水際対策の動き

 ロイター通信は28日、インド保健省が同国東部の西ベンガル州で2025年12月以降、致死率の高い感染症「ニパウイルス」の感染者を計2人確認したと発表したと報じた。タイなどアジアの国では入国時の審査強化など水際対策に乗り出している。

 インド保健省は、2人と接触した196人を特定した上で健康状態を調査したことも公表。いずれの接触者も症状はなく、ウイルス検査の結果は全員が陰性だったという。

 世界保健機関(WHO)によると、ニパウイルスの潜伏期間は通常4~14日程度。ヒトが感染した場合の致死率は推計40~75%と高い。

 インドでのニパウイルス感染者の確認を受け、タイ保健省はニパウイルス感染者の発生地域から到着する航空機向けに駐機場を割り当て、乗客に対して、入国審査を通過する前に健康申告を行うことを国際空港に義務付けた。マレーシアの保健省も、特にリスクの高い国からの入国者に対し、国際空港や港湾施設などの入国地点で健康診断を行うなど対策を強化している。

 また、日本の外務省は1月27日、ホームページでインドを対象国とするニパウイルス感染症に関する注意喚起を発表した。在留邦人および渡航者への注意として、手洗い、手指消毒、動物との不用意な接触回避、生の果物など食品・飲料への摂取時の注意などを呼び掛けている。

 日本の国立健康危機管理研究機構によると、ニパウイルス感染症の症状は発熱、頭痛、嘔吐、筋肉痛などから始まり、その後、意識障害などの神経症状が現れる。重症化すると急性脳炎に至ることがある。ワクチンがないため、対症療法が中心となる。

 ヒトへの感染経路は、主にオオコウモリやブタといった感染動物との接触や、感染動物の唾液や尿などの体液で汚染された食物の摂取。患者の血液や体液との接触による「ヒト-ヒト感染」も報告されている。

 これまでに日本国内での患者の報告はない。一方、海外では1998~1999年にマレーシアで初めて発生が確認された。2001年以降はバングラデシュやインドでほぼ毎年患者が報告されている。

 2026年1月29日(木) 

2026/01/28

🟥広島で被爆した在外被爆者訴訟、国に賠償命じる判決 広島地裁

 広島で被爆した後に朝鮮半島へ移り住み、健康管理手当が受けられなかった在外被爆者の遺族が国に賠償を求め、請求権が消滅したかどうかが争われた裁判で、広島地方裁判所は、時効が成立するとした国の主張は権利の乱用だとして、国に賠償を命じる判決を言い渡した。

 戦後、海外に移り住んだ在外被爆者について、国は1974年の通達で健康管理手当を支給しないなどとしていたが、2003年に通達を廃止し、遺族などが賠償を求める訴えを起こした場合などに支払いを行うようになった。

 広島で被爆した後に朝鮮半へ移り住んだ、いずれも韓国籍の在外被爆者3人の遺族たちは、2023年とその翌年、国に、合わせておよそ330万円の賠償を求める訴えを起こしたが、国は、通達の廃止から20年が過ぎ請求権が消滅していると主張していた。

 28日の判決で、広島地方裁判所の山口敦士裁判長は「通達の内容が違法かどうかが別の裁判で争われ、2007年に最高裁の判決が出るまで国が責任を争い続けたことは、原告が権利を行使することを事実上困難にさせた」と指摘した。

 その上で「請求権は時効によって消滅しておらず、国の主張は権利の乱用に当たり許されない」として、請求通り国におよそ330万円の賠償を命じた。

 弁護団によると、在外被爆者の請求権が時効で消滅したかどうかについて裁判所が判断を示したのは今回が初めてだということである。

 2026年1月28日(水)

2026/01/27

🟥千葉県旭市の農場のうずら10万羽余り、鳥インフルエンザで処分

 千葉県旭市にある農場で死んだうずらから「高病原性」の疑いがある鳥インフルエンザウイルスが検出され、県はこの農場で飼育されているおよそ10万8000羽の処分を始めた。千葉県内で鳥インフルエンザの感染が確認されたのは今シーズン初めてである。全国では18例目。

 千葉県によると、26日、旭市の農場でうずらがふだんより多く死んでいるのが見付かり、遺伝子検査の結果「高病原性」の疑いがある「H5型」の鳥インフルエンザウイルスが検出されたということである。

 千葉県内で高病原性の疑いがある鳥インフルエンザの感染が確認されたのは今シーズン初めて。

 これを受けて県は27日朝から、この農場で飼育されているうずら、およそ10万8000羽の処分を始めたほか、半径3キロ以内はニワトリや卵などの移動を制限し、3キロから10キロ以内は区域外への持ち出しを制限することを決めた。

 影響を受ける養鶏場などは52カ所、合わせて560万羽あまりに上るということである。

 2026年1月27日(火)

2026/01/26

🟥ロッテ、ガム3商品3万個を自主回収へ 国内で認められていない食品添加物を使用

 ロッテは26日、「めっちゃふくらむフーセンガムボトル」(2024年7月発売)などガム3商品を自主回収すると発表した。回収個数は計約3万個になる見込み。原材料である「エンドウたんぱく」に、国内で使うことが認められていない食品添加物「メチルパラベン」「PEGエステル類」が含まれていた。

 対象はほかに「めっちゃふくらむフーセンガムパウチ」(2025年7月発売)、「ふ〜せんの実ボトルワクワクみっくす!」(2023年9月発売)。手元に対象製品がある場合は、フリーダイヤル(0120・366・133)や同社のウェブサイトで申し出を受け付ける。後日、商品代金相当のクオカードを送付する。

 22日の昼過ぎに、アメリカの食品原料メーカーの日本法人でエンドウたんぱくを供給しているエー・ディー・エム・ジャパンからロッテに申し出があり発覚した。同社は「本件による健康への影響は極めて低いものと考えている」と説明する。現時点で今回自主回収する製品が原因の健康被害の報告はないという。

 メチルパラベンとPEGエステル類はアメリカでは食品に使うことが認められている。

 2026年1月26日(月)

2026/01/25

🟥アフリカ連合、エムポックス緊急宣言終了 新規感染者数減少で拡大抑止

 アフリカ連合(AU)の疾病対策センター(CDC)は23日までに、エムポックス(サル痘)の拡大を受けて2024年8月に出した緊急事態宣言を終了した。22日付。2025年前半から後半にかけて新規感染者数の減少傾向が続き、拡大を抑止できたためとしている。

 アフリカでは2024年に入ってコンゴ民主共和国(旧ザイール)を中心に感染が本格化。疑い例を含め、32カ国で約22万件の感染例が確認された。CDCのジャン・カセヤ事務局長は声明で、「終息したわけではなく、継続的な警戒が必要だ」とした。

 エムポックスを巡っては世界保健機関(WHO)も2024年8月に緊急事態宣言を出したが、2025年9月に終了を発表した。

 2026年1月25日(日)

2026/01/23

🟥インフルエンザ感染者、2週連続増加 1医療機関当たり11・33人

 厚生労働省は23日、全国約3000の定点医療機関から12~18日の1週間に報告されたインフルエンザの感染者数は計4万3027人で、1医療機関当たり11・33人だったと発表した。前週比1・07倍で、2週連続の増加となった。全国平均で警報レベルとされる1医療機関当たり30人を下回るのは4週連続。

 都道府県別で1医療機関当たりの感染者数が最も多かったのは宮崎県の30・75人。鹿児島県27・98人、大分県21・43人と続いた。少なかったのは、北海道4・45人、秋田県4・92人、岩手県5・76人など。九州などで1医療機関当たりの感染者数が多くなっている。

 今季は、全国平均で警報レベルを超えるのが昨季より5週早く、昨年11月17~23日の週には全国で1医療機関当たり50人を超えた。

 2026年1月23日(金)

2026/01/22

🟥水虫薬1個注文したら4個ずつの定期購入に、医薬品ネット通販のトラブル増加

 医薬品のネット通販でトラブルが増えている。1回限りの注文のつもりが定期購入になっていたり、「返金保証」が受けられなかったりするケースがあるとして、国民生活センターが注意を呼び掛けている。

 ニュースサイトを見ていたら「水虫の治療薬が今だけ50%OFF」という広告が出たので注文したところ、4個入った荷物が届いた。1個しか注文していないし、定期購入でもなかったはずだが、契約は4個ずつ届く定期購入になっていた。販売事業者から2回目以降の解約は受けるが、初回は解約できないと言われた。(70代男性)

 SNSの広告を見て、かかとの角質を取り除く医薬品を代金後払いで注文した。約1カ月後に商品が届いたが、すでにほかの商品を利用していたので、販売事業者に返品と解約希望を伝えたところ、「返品は発送の10日前までに連絡する必要がある。次回分も本日発送済みなので届いたら支払うように」と言われた。返金保証制度があると書いてあったので、簡単に返金されると思っていたが、6回の継続購入と、利用した商品の箱や容器、利用明細書などをすべて返送することが必要だと言われた。(50代女性)

 全国の消費生活センターなどに寄せられた情報をまとめると、ネット通販を利用した医薬品の定期購入に関するトラブル相談は、2021年度は325件だったが、2022年度には1253件に増加。2024年度には2066件に上り、2025年度も10月末時点で1481件で、前年度同期比で396件多くなっている。

 2026年1月22日(木)

🟥「オプジーボ」などのがん免疫薬、午前の投与が効果高く 中国の研究

 中国の中南大学を中心とする国際共同研究チームは、「オプジーボ」や「キイトルーダ」といったがん免疫薬の投与は、午前中など早い時間帯に始めると効果が高いとする結果をまとめた。午後3時以降に投与した場合より、がんの増殖を抑えられていたという。他の研究でも同じ結果が得られれば、医療費...