2023/02/14

🟪東京都、コロナ「5類」移行後も医療施設一部存続 補正予算に計上

 東京都は14日、新型コロナウイルスの5類移行後の対応策を盛り込んだ補正予算案をまとめました。無料検査を終了する一方、高齢者や妊婦らを受け入れる臨時療養施設を存続させます。発熱や健康に関する相談窓口も続けます。一般の医療機関で受診できる体制に切り替えつつ、重症化リスクの高い感染者にも配慮した仕組みを維持します。

 同日開いた新型コロナ対策本部会議で正式決定しました。

 政府が5月8日に5類に移行させることを受け、無料検査や検査キット配布を5月7日で終えます。自主検査で陽性になった患者がオンラインで診断を受ける「陽性者登録センター」も廃止します。食品の配達やパルスオキシメーターの貸与なども終了します。

 発熱などの症状がある人が相談できる窓口として、「東京都新型コロナウイルス感染症相談センター」を新設し、現在の発熱相談センターや自宅療養者向けのフォローアップセンターなどが手掛けている相談業務を一元的に担います。重症化リスクの高い感染者に限って受け入れる宿泊療養施設や臨時医療施設は運営を続けます。

 都は15日開会の都議会に、4〜6月までの3カ月分の事業費1775億円を盛り込んだ補正予算案を提出します。国は5類移行後の自治体の詳しい対応を3月上旬に公表予定。都は新年度に事業が途切れないよう、国からの財源措置が一定期間続く前提で補正予算を編成しました。

 2023年2月14日(火)

🟪東京都で2232人が新型コロナに感染 前週比減は28日連続

 厚生労働省は14日、東京都内で新たに2232人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。1週間前の火曜日より899人減りました。前の週の同じ曜日を下回るのは28日連続です。

 直近1週間の新規感染者の平均は14日時点で1757・1人で、前の週と比べて61・6%となりました。

 新規感染者を年代別でみると、0歳15人、1~4歳81人、5~9歳110人、10歳代244人、20歳代318人、30歳代345人、40歳代361人、50歳代290人、60~64歳128人、65~69歳61人、70歳代155人、80歳代81人、90歳以上43人。65歳以上の高齢者は340人でした。

 入院しているのは1519人で、このうち「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使用」とする都基準の重症者は13日より3人減って18人でした。

 重症者用の病床使用率は13日から1・3ポイント下がって14・2%、全体の病床使用率は13日から1・7ポイント下がって27・4%になっています。

 また、感染が確認された男女8人の死亡が確認されました。

 東京都の累計は感染者430万79人、死者7840人となりました。

 2023年2月14日(火)

🟪新型コロナ、全国の新規感染者3万1703人 135人死亡、270人重症

 厚生労働省は14日、新型コロナウイルスの新規感染者が全国で3万1703人確認されたと発表しました。前週の火曜日より9750人減りました。

 また、国内で亡くなった人は、千葉県で15人、兵庫県で9人、大阪府で9人、福岡県で9人、埼玉県で8人、東京都で8人、福島県で8人、静岡県で7人、神奈川県で6人、新潟県で5人、京都府で4人、愛知県で4人、鹿児島県で4人、北海道で3人、島根県で3人、徳島県で3人、栃木県で3人、沖縄県で3人、三重県で2人、佐賀県で2人、和歌山県で2人、奈良県で2人、山口県で2人、広島県で2人、茨城県で2人、高知県で2人、宮城県で1人、宮崎県で1人、富山県で1人、岐阜県で1人、岩手県で1人、秋田県で1人、群馬県で1人、香川県で1人の合わせて135人、累計で7万923人となっています。

 都道府県別の新規感染者数の最多は愛知県の2401人。次いで大阪府の2383人、東京都の2232人、神奈川県の1482人、福岡県の1475人、埼玉県の1373人、兵庫県の1203人、千葉県の1157人、北海道の1090人と続きました。

 また、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)をつけたり、集中治療室などで治療を受けたりしている重症者は、14日時点で270人となっています。重症者の数は13日と比べて16人減りました。

 一方、厚生労働省は14日、大阪府内で新たに2383人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。これで大阪府内の感染者の累計は279万9957人となりました。

 また、9人の死亡が発表され、府内で感染して亡くなった人は合わせて8258人となっています。重症者は13日と同じ47人です。

 2023年2月14日(火)

🟪アメリカで拡大のオミクロン型「XBB・1・5」に対するワクチンの予防効果低め

 アメリカで拡大中の新型コロナウイルスのオミクロン型の派生型「XBB・1・5」に対するワクチンの予防効果は、従来型や他のオミクロン型よりも低かったとの実験結果を、東京大医科学研究所の河岡義裕特任教授(ウイルス学)らの研究チームが13日、公表しました。ただ、一定の効果は確認されており、オミクロン型対応ワクチンの接種は感染対策として有効としています。

 また、国内で承認されている抗ウイルス薬の点滴薬「レムデシビル」と飲み薬「モルヌピラビル」「パキロビッド」「ゾコーバ」は、従来型に対するのと同程度に増殖を抑える効果がありました。

 感染によってできた免疫から逃れる力は、従来型や他のオミクロン型よりも強くなっていました。世界保健機関(WHO)も、免疫から逃れる力はこれまでで最高クラスと推定しています。

 成果はイギリスの医学誌「ランセット・インフェクシャス・ディジージズ」電子版に掲載されました。

 2023年2月14日(火)

🟪東京都で新たに810人が新型コロナに感染 2日連続1000人を下回る

 東京都で13日、新型コロナウイルスの感染者が新たに810人報告されました。1週間前の月曜日より295人減り、前の週の同じ曜日を下回るのは27日連続です。

 また、昨年6月20日(828人)以来、約8カ月ぶりに新規感染者が1000人を下回った12日(799人)に続き、2日連続で1000人を下回りました。

 直近7日間の移動平均は1885・6人で、前の週に比べて60・8%

 13日の年代別の感染者は、30歳代が157人で最多を占めました。40歳代が149人、20歳代が125人と続き、65歳以上の高齢者は61人で全体の7・5%でした。

 病床使用率は29・1%で、入院中は1603人。人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使っている重症の患者は、12日より1人減って21人でした。

 一方、感染が確認された8人が死亡しました。東京都の感染者の総数(累計)は429万9296人となりました。

 東京都は新規感染者数の減少傾向を受け、9日のモニタリング会議で、感染状況の警戒レベルを4段階のうち下から2番目の「感染状況の推移に注意が必要」に引き下げました。

 ただ、現在の感染者数は昨年9月の全数把握見直しに伴い、医療機関受診者と、自主検査の後、陽性者登録センターに届け出た人に限られます。

 国立国際医療研究センターの大曲貴夫医師は、「報告に表れない感染者が多数潜在している可能性がある」としています。

 2023年2月14日(火)

2023/02/13

🟪全国の新たな新型コロナ感染者、7カ月半ぶりに1万人下回る 9423人確認

 厚生労働省は13日、新型コロナウイルスの新規感染者が全国で9423人確認されたと発表しました。前週の月曜日より6193人減り、27日連続で前週の同じ曜日を下回っています。また、7204人だった2022年6月27日以来約7カ月半ぶりに、1万人を下回りました。

 国内で感染して亡くなった人は、千葉県で12人、神奈川県で11人、大阪府で10人、東京都で8人、三重県で4人、埼玉県で4人、愛知県で4人、兵庫県で3人、北海道で3人、大分県で3人、宮崎県で3人、岐阜県で3人、京都府で2人、佐賀県で2人、奈良県で2人、熊本県で2人、群馬県で2人、茨城県で2人、香川県で2人、鳥取県で2人、和歌山県で1人、山口県で1人、山梨県で1人、岩手県で1人、島根県で1人、徳島県で1人、愛媛県で1人、福岡県で1人、静岡県で1人の合わせて93人、累計で7万788人となっています。

 都道府県別の新規感染者数の最多は東京都の810人。次いで大阪府の624人、神奈川県の600人、埼玉県の463人、愛知県の445人、静岡県の418人と続きました。

 新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)をつけたり、集中治療室などで治療を受けたりしている重症者は、13日時点で286人となっています。重症者の数は、12日と比べて5人減りました。

 一方、厚生労働省は13日、大阪府内で新たに624人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。これで大阪府内の感染者の累計は279万7527人となりました。

 また、10人の死亡が発表され、府内で感染して亡くなった人は合わせて8249人となっています。重症者は12日と同じ47人です。

 2023年2月13日(月)

🟪働く人の食事時間、新型コロナ禍で最短に 野菜摂取量多い長野県が最長

 総務省の社会生活基本調査によると、平日の1日のうち食事に充てられる時間は平均96分でした。1日3食とすると1食当たり30分強。2000年代半ばから大きくは変わっていないものの、働いている人に限ると89分となり、調査が始まった1976年以降で最も短くなりました。新型コロナウイルス感染拡大で呼び掛けられた、1人で食べる「個食」や黙って食べる「黙食」が影響した可能性があります。

 調査は10歳以上が対象で、2021年10月に実施しました。全体の食事時間が都道府県別で最も長いのは長野県で103分でした。長野県と秋田県、山梨県は過去の調査でもおおむね100分以上と長い傾向にあります。

 長野県健康増進課は、「長野は野菜の摂取量が多く、よくかまないと食べられない。また三世代同居も多く、みんなで話しながら食べることが影響しているのではないか」と話しています。厚生労働省の2016年調査によると、長野県民の野菜摂取量は男女ともに全国最多でした。同課は「よくかめば消化吸収が良くなる。よくかんで食べる県民を増やしたい」としています。

 最も短いのは91分の山口、香川、沖縄の3県でした。香川県の担当者は、「詳細な理由はわからない。せっかちなところがある県民性が影響しているのかもしれないし、調査対象者がうどんをよく食べていて短くなった可能性もある」としています。

 調査は5年ごとに実施しており、前回2016年と比べると食事の時間は2分減りました。働いている人(15歳以上)に限ると、3分減と減少幅が大きくなっています。1990〜2010年代は90分前半で推移していたものの、2021年調査では初めて90分を切りました。都道府県別では、宮崎県は全体では4分減り、働いている人は8分も減少しました。

 女子栄養大学の武見ゆかり教授は、「コロナ禍で在宅などのリモートワークになったことや黙食の影響が考えられる」としています。職場なら一定時間の昼休みを確保して同僚などと食事をとるのに対し、リモートワークで時間の使い方を自分で裁量するようになり仕事を止める時間が減った可能性があるといいます。職場であっても会話は食べ終わってからになる黙食では、食事そのものの時間が減りやすくなります。

 武見教授は、「コロナの影響で食生活の重要度や優先度が下がったという人が一定数みられる」とも指摘しています。

 一方で、コロナ禍は食事の時間だけでなく、食事の内容も変えました。お茶の水女子大学などの研究では、2020年の緊急事態宣言前後で20%の人は食生活が「より健康的になった」と回答した一方、8%の人は「より不健康になった」としました。不健康になった人は野菜や乳製品の摂取頻度が減り、インスタント食品が増えました。

 国立成育医療研究センターなどによると、子育て世帯のうち同時期に「食材や食事を選んで買う経済的余裕が少なくなった」と答えた割合は、所得が低いほど高くなりました。厚労省は2021年、各地の自治体に対して「部局間で十分に連携し、地域の実情を踏まえて栄養・食生活支援を推進してほしい」と呼び掛けました。

 2023年2月13日(月)

🟩エムポックスは依然として制御されていない、アフリカ疾病対策センターが警告

 アフリカ連合(AU)の保健機関は10月31日、エムポックス(サル痘)の発生が依然として制御されていないと警告し、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)よりも「さらに深刻な」パンデミック(世界的大流行)を避けるための支援の必要性を訴えました。  アフリカ疾病対策センター...