厚生労働省は8日、全国約5000の定点医療機関から8月28日~9月3日の1週間に報告された新型コロナウイルスの感染者数は計10万1289人に上り、1医療機関当たり20・50人だったと発表しました。前週比は1・07倍で、3週連続の増加。報告感染者数10万人超、1医療機関当たり20人超はいずれも、法的な位置付けが5月8日に季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行して以降初めて。
厚労省が明らかにしている5類移行前の参考値と比べると、流行「第8波」だった1月前半ごろの感染者数と同じ水準となります。お盆期間後も増加しており、厚労省の担当者は「基本的な感染対策を続けてほしい」と呼び掛けました。
都道府県別で1医療機関当たりの感染者数が多いのは岩手県35・24人、宮城県32・54人、秋田県30・61人。少ないのは沖縄県11・80人、福井県12・67人、兵庫県14・19人。37都道府県で増えました。
全国の新たな入院者数は1万2842人で、前週比0・92倍でした。
2023年9月8日(金)