2023/10/27

🟩全国の新型コロナ感染者数、7週連続減 前週比0・86倍

 厚生労働省は27日、全国約5000の定点医療機関に16~22日に新たに報告された新型コロナウイルスの感染者数は前の週から2512人減って1万6075人で、1医療機関当たりの平均は3・25人だったと発表しました。前週比0・86倍で、7週連続で減少しました。

 8月末に流行のピークがみられ、その後減少が続いています。1週間で40都府県で減少しました。

 都道府県別で1医療機関当たりの感染者数が多かったのは北海道6・79人、長野県5・17人、福島県4・93人、山梨県4・63人、石川県4・38人などとなっていて、7つの道と県で前の週より増加しています。少なかったのは島根県1・87人、東京都2・11人、神奈川県2・19人、福岡県2・29人、大分県2・29人など。

 また、10月22日までの1週間に、全国約500の医療機関から報告された新たに入院した患者の数は1138人で、前の週と比べて133人の減少でした。

 厚生労働省は全国の流行状況について、「新型コロナの患者数は7週連続で減少し、新たに入院した患者も減少傾向であるが、例年、冬になるとコロナの感染が拡大傾向にあることから引き続き感染対策は続けてほしい」としています。

 感染症に詳しい東邦大学の舘田一博教授は、新型コロナウイルスの流行状況について、「感染者の数はかなり低い水準を維持しているが、これまでの経験からピークから4カ月か5カ月たつと、人々の免疫が低下し再拡大するリスクがある。引き続き冬や年明けの時期の流行には注意が必要だ」と話しています。

 そして今後の注意点について舘田教授は、「感染拡大を防ぐためには、インフルエンザも新型コロナも今まで行ってきた感染対策をできる範囲で継続していくしかない。具合が悪い時は外出せず、自宅療養を心掛け、不安がある人は早めに医療機関を受診し、薬を処方してもらうことが大事だ。また、インフルエンザはワクチンの接種が始まっているので、希望する人は早めに接種してほしい」と話しています。

 2023年10月27日(金)

🟩「スギ花粉米」実用化を促進、政府 医薬品に活用、アレルギー緩和

 政府は、近く取りまとめる新たな経済対策に、摂取すると花粉によるアレルギー症状緩和が期待できるコメ「スギ花粉米」の研究開発促進を盛り込む方針を固めました。粉末化した花粉米を錠剤やカプセルに加工し、医薬品としての活用を想定しています。2024年度中に医療機関で安全性と効果を確かめる臨床試験を始めたい考えで、10年以内の実用化を目指します。政府関係者が26日に明らかにしました。

 スギ花粉米は、花粉症の原因物質となるタンパク質の一部遺伝子を組み込んだイネを栽培して作ります。農林水産省所管の農業・食品産業技術総合研究機構が2000年度から開発を進めています。マウスにこのスギ花粉米を食べさせる実験を行った結果、普通のコメを食べさせているマウスよりも、花粉症を引き起こす抗体を70%減らす効果があることが確かめられています。

 実用化されれば、スギ花粉の飛散開始を前にスギ花粉米の有効成分を含んだ錠剤を一定期間服用して徐々に体を慣らすことで、アレルギー症状の緩和が期待できるといいます。

 2023年10月27日(金)

🟩インフルエンザ感染者、前週比1・48倍で推計54万人 愛媛県は「警報」レベルに

 厚生労働省は27日、全国約5000の定点医療機関から16~22日に報告されたインフルエンザの感染者数は計8万1160人で、1医療機関当たり16・41人だったと発表しました。前週比1・48倍で、沖縄県を除く46都道府県で増加。全国の推計感染者数は約54万4000人でした。

 都道府県別で1医療機関当たりの感染者数が最多なのは愛媛県の39・90人で、「警報」の基準となる30人を上回りました。次いで多いのは千葉県29・39人、埼玉県28・41人で、警報目前となっています。「注意報」レベルの1医療機関当たり10人を超えたのは31都府県。

 少なかったのは福井県2・15人、富山県3・42人、岩手県3・62人など。休校や学級閉鎖などになったのは全国で計3751施設でした。

 新型コロナウイルスの流行が始まった2020年以降はインフルエンザの流行規模が小さく、免疫が低下するなどして、すべての年代が感染しやすくなっているとみられます。

 厚労省はマスク着用や手洗いなど、基本的な感染対策が有効だと呼び掛けています。

 2023年10月27日(金)

2023/10/26

🟩井戸から国の値の10倍のPFAS検出 静岡市清水区の化学工場、敷地の外で

 発がん性が疑われる有機フッ素化合物「PFAS(ピーファス)」を使用していた静岡市清水区三保の化学工場従業員の血液から高濃度のPFASが検出された問題で、工場敷地外の井戸で24日に採取した水から国の目標値を10倍以上上回るPFASが検出されたことが、京都大准教授と静岡新聞社の調査で25日までにわかりました。

 内部資料から2006年12月、工場敷地内南西にある井戸から目標値の3万8000倍以上に当たるPFASの一種PFOA(ピーフォア)が検出されていたことも、明らかになりました。

 工場は、現在の「三井・ケマーズフロロプロダクツ」の清水工場で、「テフロン」で知られるフッ素樹脂などを生産しています。2000年代初頭まで年間10トン程度のPFOAを大気中や敷地外の水路に排出し、2007年までに排出をほぼ全廃。2013年には使用自体を工場全体で廃止しました。

 敷地外の井戸のPFASの濃度は、京都大医学研究科の原田浩二准教授(環境衛生学)が分析。静岡新聞社が地主の許可を得て、工場敷地内南西の井戸から半径数百メートル以内にあり、地下5~10メートルから採水する家庭菜園用の井戸2カ所から24日に採水した水を調べました。現在製造や輸入が禁止されているPFASの一種PFOAとPFOS(ピーフォス)の1リットル当たりの濃度は534・72ナノグラムと234・68ナノグラムとなり、同50ナノグラムとする目標値の10・6~4・6倍でした。

 原田准教授は、「過去の経緯から清水工場由来のPFASであると考えてよいだろう。行政は広範囲の地下水、土壌調査を行う必要がある」と指摘しました。

 内部資料によると、2006年12月時点で工場敷地内南西の井戸からは、国の目標値の3万8760倍となる1リットル当たり193万8000ナノグラムを計測。PFOA排出をやめた2007年3月にも目標値の1万6880倍の同84万4000ナノグラムでした。

 三井・ケマーズフロロプロダクツは、工場からの排水は「適切な管理をしている」とした上で、工場の敷地外の調査はしていないとしました。今後は「周辺環境(敷地外)調査は行政の要請にもとづき、協力していく」と回答しました。

 2023年10月26日(木)

🟩東京都のプール熱の感染者数、前週に続き警報の基準超える

 東京都内の感染症について、都は26日、10月22日までの1週間の動向を公表しました。

 それによりますと、子供を中心に感染する咽頭結膜熱、いわゆるプール熱の感染者数は、1医療機関当たり2・41人で、前の週の1・18倍に増え、引き続き警報の基準を超えています。

 また、インフルエンザの感染者数は、1医療機関当たり21・74人で、前の週の1・34倍になり、引き続き注意報の基準を超えています。

 一方、新型コロナの感染者数は、1医療機関当たり2・11人で、7週続けて減少しています。

 都によりますと、10月16日から22日までの1定点医療機関当たりの患者報告数は2・11人で、前の週の2・33人からさらに減少しました。減少は7週連続で、今年5月の新型コロナ5類移行後で最も低くなりました。

 また、10月23日時点の入院患者数は580人で、前の週から約100人減少しました。

 専門家は、「入院患者数は引き続き減少し、現時点では入院医療提供体制への大きな負荷はみられない」と分析しています。

 都は、換気や、場面に応じたマスクの着用、せっけんでの手洗いなどの感染対策を呼び掛けています。

 2023年10月26日(木)

🟩福島第一原発、汚染水処理設備で作業員5人に廃液かかる 除染と経過観察のため2人入院

 東京電力は、福島第一原子力発電所で、汚染水の処理設備を洗浄していた作業員5人に誤って放射性物質を含む廃液がかかるトラブルがあったと発表しました。いずれも防護服などを着用していましたが、このうち2人は除染をしても放射線量が基準を下回らなかったことから、福島県立医科大学に搬送して引き続き除染を続けています。

 東京電力によりますと、25日午前10時半すぎ、協力会社の20~40歳代の男性作業員5人が汚染水の処理設備で、配管の内部を洗浄していたところ放射性物質を含む廃液をタンクに流すためのホースが外れ、約100ミリリットルの廃液が周囲に飛び散りました。

 この際、作業員に廃液がかかりましたが、いずれも防護服と全面マスクを着用していて、放射性物質を体の中に取り込むことはなかったということです。

 ただ、このうち4人は廃液が皮膚まで届き、東京電力は水で洗い流す対応を取ったということですが、20歳と40歳代の男性作業員2人は9時間近くがたっても、放射線量の値が一定のレベルを下回らなかったため、福島県立医科大学に入院して除染を続けているということです。

 東京電力によりますと、医師の診断の結果、放射線による急性の障害はみられていないということで、詳しい被ばく線量などを確認しているということです。入院期間は不明ですが、2週間は経過観察する見通し。

 東京電力によりますと、20歳代男性の外部被ばく線量はベータ線で6・6ミリシーベルト。線量計に設定していた5ミリシーベルトを上回り、現場でアラームが鳴りました。40歳代男性の被ばくは1・6ミリシーベルトでした。ガンマ線による2人の被ばくは最大0・11ミリシーベルトで、25日の作業で想定していた最大量0・6ミリシーベルトを下回りました。

 2023年10月26日(木)

🟩新型コロナワクチン誤接種、9歳児に12歳以上用 千葉県習志野の医療機関

 千葉県習志野市は25日、新型コロナウイルスワクチンの接種を巡り、市内の医療機関で、本来は12歳以上を対象とするオミクロン型対応型ワクチンを誤って9歳11カ月の男児に接種していたと発表しました。これまでのところ男児の健康状態に変化はなく、体調に問題はないとしています。

 市によると、この医療機関では12歳以上が対象のワクチンしか取り扱っていないものの、接種の予約を受け付けた時点と10月21日の接種当日の両方で男児の年齢確認を怠ったことで誤接種が発生したとしています。

 23日に医療機関側が男児の接種情報をシステム上に登録しようとしたところ、年齢誤りのエラーが出たため、誤接種を認知。医療機関側は保護者に連絡し、謝罪しました。

 市は再発防止策として、コロナワクチンの接種を手掛ける市内の医療機関を対象に、今回の誤接種のケースを共有するとともに、接種時の年齢確認の徹底を指導していくとしています。

 2023年10月26日(木)

🟥インフルエンザ、昨年より約1カ月早く流行 特に子供で広がる

 インフルエンザの流行が昨年よりもおよそ1カ月早いペースで進んでいる。特に今シーズンは子供の患者が多く、専門家は学校での換気や人混みでのマスクの着用など対策を呼び掛けている。  国立健康危機管理研究機構などによると、11月23日までの1週間に全国約3000カ所の定点医療機関から...