2026/03/06

🟥インフルエンザ、3週連続の減少 前週比0・66倍

 厚生労働省は6日、全国約3000の定点医療機関から2月23日〜3月1日の1週間に報告されたインフルエンザの感染者数は計8万6175人で、1医療機関当たり22・66人だったと発表した。前週比0・66倍で、3週連続の減少。警報レベルとされる1医療機関当たり30人を下回った。

 今季は当初、A香港型(AH3型)ウイルスの新たな変異株が流行した。感染者数はいったん減少したが、昨年末以降、B型の検出割合が増加。A型にかかった人が、B型に再び感染することもあり、警報レベルを超える感染が広がっていた。

 都道府県別で1医療機関当たりの感染者数が最も多かったのは長野県の37・16人。石川県34・40人、岩手県32・95人と続いた。

 2026年3月6日(金)

2026/03/05

🟥急に強い眠気に襲われる「ナルコレプシー」の治療薬、武田薬品が承認申請 ノーベル賞有力候補の柳沢正史教授が発見したオレキシン欠乏補う

 武田薬品工業は4日、睡眠障害の一つで急に強い眠気に襲われる「ナルコレプシー」の新たな治療薬「オベポレクストン」について、製造販売の承認を厚生労働省に申請したと発表した。

 ナルコレプシーは、睡眠と覚醒を調整する神経伝達物質・オレキシンの欠乏で起こるとされる。この薬はオレキシン不足を補い眠気を抑える。2月にアメリカの食品医薬品局(FDA)にも承認申請しており、承認されればオレキシン欠乏を補う世界で初の薬となる。

 オレキシンはノーベル賞の有力候補とされる筑波大の柳沢正史教授が発見したことで知られる。

 2026年3月5日(木)

2026/03/04

🟥19カ所の井戸でPFAS指針値超、最大3・6倍 石川県白山市の化学メーカー工場周辺

 石川県白山市の化学メーカーDICの工場敷地内から国の指針値を超える有機フッ素化合物「PFAS(ピーファス)」が検出された問題で、県は3日、工場から約500メートルの範囲にある井戸の水質を調査した結果、19カ所で指針値を超えるPFASの代表物質「PFOA(ピーフォア)」と「PFOS(ピーフォス)」が検出されたと発表した。健康被害は確認されていないという。

 県によると、市内で2月21日までに採水した井戸53カ所のうち、19カ所で指針値の超過を確認。最大は、指針値で1リットル当たり50ナノグラム(ナノは10億分の1)のところ、3・6倍の180ナノグラムが検出された。19カ所のうち飲み水に使っているのは2カ所(2世帯)で、水道と併用しているという。

 県は指針値を超えた井戸は引き続き飲用を控えるよう呼び掛け、それらの井戸から約500メートルの範囲でさらに水質調査を実施する。

 DICの工場では、同社が1~2月に敷地内の地下水を自主的に調査し、最大で指針値の2000倍に当たる9万9600ナノグラムのPFOAとPFOSが検出されていた。

 また県は3日、白山市の浄水場で2月に油を検知し13市町への水の供給を一時停止した問題について、原因は不明として調査を終了したと明らかにした。

 2026年3月4日(水)

🟥はしか感染の20代男性、2月21日に日本医科大付属病院で不特定多数と接触か 東京都が注意呼び掛け

 東京都によると、はしか(麻疹)への感染が確認された都内在住の20代男性が、2月21日午後に日本医科大学付属病院(文京区)の本館1階で、不特定多数と接触した可能性のあることが判明した。

 男性は16日から発熱や結膜充血、発疹などの症状があり、21日午後1~4時ごろ、同病院本館1階の中央受付を訪れ、診察を受けた。その後の検査で27日に、はしかと確定した。男性に直近の海外渡航歴はなく、これまでに2回のワクチン接種歴があった。

 都は21日午後に同病院を利用した人に対し、体調の変化があった場合は医療機関の指示に従って受診するよう呼び掛けている。

 2026年3月4日(水)

2026/03/03

🟥ドクターヘリ、東京都や関西地方など各地で運休 整備士不足の影響広がる

 医師や看護師が救命医療にあたりながら患者を搬送するドクターへリについて、東京都や関西地方など各地で一定期間、運航を休止するケースが出ている。運航を担う法人でヘリの整備士が不足しているためで、東京都では4月以降の運航のめどが立たないなど、影響が広がっている。

 都のドクターヘリは2022年から日中の時間帯、多摩地域を中心に年中無休で運航してきた。多摩地域の約200カ所の着地地点を活用することで、救急車よりも迅速に患者を搬送できるとされる。2024年度には1566回運航し、341人の患者を病院に搬送した。

 都の説明によると、ヘリの運航は事業開始当初から学校法人「ヒラタ学園」が担ってきたが、整備士が足りず、昨年8月と10月以降は月5〜8日程度運休。今月5~10日と16~26日も運休する予定という。

 ヒラタ学園との契約は今月末で終了する予定で、4月以降については新たな運航事業者が見付かっていないという。

 運休中は消防や医療機関と連携して陸路や消防ヘリで救急搬送するといい、都の担当者は「できるだけ早く再開したい。救急医療体制に支障がないように対応する」と話している。

 近畿6府県と徳島、鳥取の両県などでつくる関西広域連合管内でも現在、ヒラタ学園がドクターヘリ8機の運航を担っている。やはり整備士不足のため、昨年7月以降、交代で運休している。2026年度は同学園から別の運航会社に委託契約を切り替える動きが出ているが、現時点では6機の運航しか見通せていないという。

 同連合広域医療局の事務局がある徳島県によると、ドクターヘリは連合や各病院が委託契約する形で運航している。

 うち京都府や滋賀県などで運航する「京滋ヘリ」は、2026年度から中日本航空(愛知県)が担うことが決まった。鳥取県は、つくば航空(茨城県)との契約に向けて調整を進めている。

 さらに、大阪府、徳島県での運航ヘリについても、ヒラタ学園とは別の運航会社との協議が続いているが、4月以降の見通しは立っていないという。

 一方、奈良、和歌山、兵庫の3県では、2026年度もヒラタ学園による運航が決まっており、京都府、兵庫県、鳥取県をカバーする「3府県ヘリ」もその方向で調整している。

 2026年3月3日(火)

🟥岐阜市の40代男性、はしかに感染 岐阜県内では今年初の感染確認

 岐阜市は2日、同市の40代男性がはしか(麻疹)に感染したと発表した。男性は他人に感染させる恐れがある時期に商業施設を利用しており、市ははしかを疑う症状が出た場合は保健所に連絡するよう呼び掛けている。

 市感染症・医務薬務課によると、男性は2月10~13日に東南アジアに滞在。同28日に医療機関を受診し、市衛生試験所の遺伝子検査で感染が判明した。現在は回復傾向にあるという。

 男性は同23日午後5~6時ごろ、岐阜市下土居のウエルシア岐阜鷺山店を利用していた。

 市は、同じ時間帯に店舗を利用し、はしかを疑う症状が現れた場合は、最寄りの保健所まで連絡するよう呼び掛けている。

 はしかは潜伏期間が10~12日間程度で、発熱やせき、鼻汁、結膜の充血、発疹などの症状が出る。

 岐阜県内でのはしかの感染者の確認は、昨年5月以来。

 2026年3月3日(火)

2026/03/02

🟥コクミンの薬局、管理薬剤師が違法兼務 計12店舗、調剤報酬返還へ

 ドラッグストアチェーン「コクミン」(本社・大阪市)が運営する調剤薬局で、責任者である「管理薬剤師」が、複数の店舗で兼務する不適切な運用が続いていたことがわかった。管理薬剤師は患者の健康管理などのため現場での勤務が求められ、一つの店舗への専従が医薬品医療機器法(薬機法)で義務付けられている。同社は兼務が同法に抵触すると認め、調剤報酬の返還を検討する。

 コクミンによると、管理薬剤師の兼務は大阪府、兵庫県、福岡県の計12店舗で確認された。体調不良などで管理薬剤師らが欠員となって営業が難しくなった店舗に、この12店舗から管理薬剤師を派遣していた。

 派遣された管理薬剤師が、利用客から処方箋(せん)を受け付けて調剤する際、その店舗の管理薬剤師の印鑑を使って発覚を免れていた事例もあった。派遣元の店舗は別の薬剤師らが業務に当たっていたという。

 兼務は、複数の店舗を統括するエリアマネジャー2人の指示で続いてきた。2人は会社側に、法令違反を認識していたが、通常通りに開店させることを優先したという趣旨の説明をしているという。

 昨年末に内部通報で発覚した。コクミンは各地の保健所などに報告し、指導を受けているという。同社は通報時点から過去1年間に逆上って兼務を確認。過去3年間をめどに調査を続け、期間中の調剤報酬について「返還も含めて適切に対応を進めていく」としている。調剤報酬は、調剤や服薬指導などに対して公的な保険制度から受け取る対価。

 コクミンはホームページに、「薬剤師が不在の際に閉局する判断基準を明確化し、再発防止を徹底する」とした。

 2026年3月2日(月)

🟥はしか感染者、東京都で今年12人 都医師会がワクチン接種を呼び掛け「集団免疫が低下」

 はしか(麻疹)の感染者が増加しているとして、東京都医師会は10日の定例記者会見で、ワクチン接種の重要性を改めて強調した。感染者が医療機関で不特定多数と接触し得る状況に置かれたケースが出ていることも念頭に、「少しでも、はしかの疑いがあれば、事前に連絡した上で受診してほしい」と呼...