2025/08/02

🟥マダニ感染症「SFTS」、京都府南部で初確認 女性が感染、発熱など発症

 京都府は7月31日、マダニが媒介する重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に、山城北保健所管内在住の80歳代女性が感染したと発表しました。軽症といいます。京都府南部での感染確認は、2013年の統計開始以降初めて。

 京都府によると、女性は7月下旬に発熱などを発症し、入院しました。宇治田原町内で感染したと推定しているといいます。府内のSFTSの症例報告は今年4件目で、統計を取り始めた2013年以降で最も多くなっています。

 SFTSはウイルスを保有するマダニに刺されて感染します。潜伏期間は6〜14日程度で、発熱や嘔吐(おうと)などがみられます。マダニは草むらややぶに生息しているといい、府は「草むらでは肌を隠すなど対策が必要。長時間地面に寝転んだり、座ったりしないようにしてほしい」としています。

 2025年8月2日(土)

2025/08/01

🟥熱中症搬送、27日までの1週間で1万804人 前週の2倍近くに増加

 7月27日までの1週間に熱中症で病院に運ばれた人は全国で1万人余りと、前の週の2倍近くに増加したことが、総務省消防庁のまとめでわかりました。

 総務省消防庁によりますと、7月21日から27日までの1週間に熱中症で病院に運ばれた人は全国で合わせて1万804人でした。

 前の週の5309人から2倍近く増加していて、昨年の同じ時期よりは2000人ほど少なくなっています。

 内訳は、「死亡」が16人で、入院が必要な「重症」や「中等症」が3884人、入院の必要がない「軽症」が6821人などでした。

 年齢別では、65歳以上の高齢者が6012人と全体の半数以上を占めたほか、18歳以上65歳未満が3759人、7歳以上18歳未満が969人、7歳未満が64人でした。

 都道府県別では、東京都が1099人と最も多く、次いで埼玉県が750人、北海道で690人などとなっています。

 北海道では昨年の同じ時期の2倍以上となっていて、先週24日には北見市で39度ちょうどを観測するなど記録的な暑さとなっていました。

 全国の熱中症の搬送者のうち場所別では、住宅が4083人で全体の3割以上を占め最も多かったほか、道路が2094人、駅のホームや駐車場など不特定の人が出入りする屋外が1328人、道路工事現場や工場などの仕事場が1244人などとなっています。

 これで、今年5月1日から7月27日までの累計は5万3126人となり、昨年の同じ時期の4万6276人から7000人近く多くなりました。

 総務省消防庁は、「今後も暑さが見込まれるため、こまめな水分補給やエアコンの適切な使用、屋外で作業する際の休憩、離れて住む人への声掛けなど対策を取り続けてほしい」と話しています。

 2025年8月1日(金)

🟥「置くだけで防カビ」に合理的な根拠なし、P&Gジャパンに措置命令 消費者庁

 合理的な根拠がないのに置くだけで浴室の防カビ効果があると宣伝したとして、消費者庁は1日、日用品大手「P&Gジャパン」(兵庫県神戸市)の景品表示法違反(優良誤認)を認定し、再発防止を求める措置命令を出しました。

 発表によると、同社は遅くとも2022年4月から翌2023年7月までの間、「ファブリーズ お風呂用防カビ剤」を販売する際、自社のウェブサイトやCMなどで「置くだけ、掛けるだけで防カビ!」「効果が約6週間続く!」などと宣伝した上で、製品などにも浴室内に設置するだけで防カビ効果があるような表示をしていました。

 同庁は、同社から効果を証明する資料の提出を受けたものの、合理的な根拠があると認められなかったといいます。

 2025年8月1日(金)

🟥マダニ感染症「SFTS」、京都府南部で初確認 女性が感染、発熱など発症

 京都府は7月31日、マダニが媒介する重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に、山城北保健所管内在住の80歳代女性が感染したと発表しました。軽症といいます。京都府南部での感染確認は、2013年の統計開始以降初めて。  京都府によると、女性は7月下旬に発熱などを発症し、入院しました...