10月26日までの1週間に全国から報告されたインフルエンザの患者数は、前の週と比べて約1・9倍に増えた。東京都や沖縄県など5つの都県では1医療機関当たり10人を超えている。
国立健康危機管理研究機構などによりますと、10月26日までの1週間に全国約3000カ所の定点医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は2万4276人で、前の週の約1・9倍に増えた。
1医療機関当たりの患者数は6・29人と、前の週から3・03人増えている。
都道府県別にみると、沖縄県で19・40人、神奈川県で11・88人、千葉県で11・82人、埼玉県で11・73人、東京都で10・37人と5つの都県で1医療機関当たり10人を超えている。
また、44の都道府県で前の週から増加した。
厚生労働省は手洗いや適切なマスクの着用など基本的な感染対策を徹底するとともに、ワクチンの接種も検討するよう呼び掛けている。
一方、厚生労働省は31日、全国約3000の定点医療機関から10月20〜26日の1週間に報告された新型コロナウイルスの新規感染者数が計8665人だったと発表した。1医療機関当たりの感染者数は2・25人。前週比0・88倍で6週連続の減少となった。
都道府県別にみると、愛媛県の4・92人が最多で、宮城県4・69人、新潟県4・29人が続いた。少なかったのは福井県1・10人、大阪府1・29人、島根県1・35人などだった。
2025年11月1日(土)