2022/09/30

🟧東京都の新規コロナ感染者4558人 3日連続で1週間前を下回る

 東京都は30日、新型コロナウイルスの感染者を都内で新たに4558人確認したと発表しました。

 前週の同じ曜日から3001人減り、3日連続で1週間前を下回りました。30日までの1週間の感染状況をみると、感染者数は1日当たり5296・6人で、前週(6780・3人)の78・1%でした。

 基礎疾患がある10歳未満の男児1人を含む男女計12人の死亡も発表されました。

 30日に発表された新規感染者を年代別にみると、最多は20歳代の867人で、次いで40歳代の807人、30歳代の768人と続きました。65歳以上は352人でした。

 病床使用率は28・9%。「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使用」とする都基準の重症者数は、前日から1人減って14人でした。

 厚生労働省の発表とは別に東京都は毎日、新型コロナの感染者についてのデータを公表しています。

 都は8月に感染を確認したと発表した人のうち、再検査で陰性が確認された人や、他県内の陽性者登録センターを通じて申請のあった人など1497人を感染者から削除しました。

 また、全数把握の見直しで9月26日から感染者の集計方法が変わったことに伴い、発生届が遅れて提出されて未集計分となっていた156人をこれまでのデータに追加しました。

 この結果、都は、累計の感染者数をこれまでの発表より1341人少なく修正しました。

 2022年9月30日(金)

🟧新型コロナ、全国で4万2173人感染 前週と比べ約3万5000人減

 国内では29日、空港検疫などを含め新たに4万2173人の新型コロナウイルス感染が確認されました。1日当たりの新規感染者は前週の木曜日と比べ約3万5000人減りました。

 都道府県別の新規感染者の内訳は、東京都5032人、大阪府3054人、神奈川県3026人、愛知県2301人、北海道2277人、埼玉県2011人など。死者は東京都で12人、千葉県と福岡県でそれぞれ10人など、全国で計112人の報告がありました。

 また、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で人工呼吸器や体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)をつけたり、集中治療室などで治療を受けたりしている重症者は、29日時点で188人となっています。

 9月27日に行われた自主検査を除くPCR検査などの数は、速報値で6万383件でした。

 一方、大阪府は29日、新たに3054人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。前の週の同じ曜日と比べて2811人減りました。これで大阪府内の感染者の累計は209万3372人となりました。

 また、50歳以上の男女9人の死亡が発表され、府内で感染して亡くなった人は合わせて6429人となりました。重症者は28日から1人減って25人です。

 2022年9月29日(木)

2022/09/29

🟧東京都、新型コロナに5032人感染 前週より3818人減

 東京都は29日、新型コロナウイルスの感染者を5032人確認したと発表しました。

 前週の木曜日(22日)より3818人減り、2日連続で1週間前を下回りました。29日までの1週間の感染状況をみると、感染者数は1日当たり5708・1人で、前週(6929・0人)の82・4%でした。

 29日に発表された新規感染者を年代別にみると、最多は20歳代の958人で、次いで40歳代の848人、30歳代の830人、10歳代の663人など。65歳以上は431人でした。

 病床使用率は21・5%。「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使用」とする都基準の重症者数は、前日から1人増えて15人でした。

 一方、感染が確認された60~90歳代の男女12人の死亡も発表されました。

 2022年9月29日(木)

🟧日本の新型コロナ感染者数、10週連続で世界最多

 世界保健機関(WHO)の新型コロナウイルス感染症の集計で、19~25日の週間感染者数が日本は前週比12%減の53万5502人で、10週連続世界最多となりました。36万人のアメリカ、35万人のロシアが続きます。

 週間死者数はアメリカの2484人が最多で、712人のロシアに次いで日本は659人に上っています。

 世界全体の週間感染者数は前週比11%減の300万人で、死者は同18%減の8901人。いずれも全地域で減少しているものの、依然として高い水準が続いています。

 2022年9月29日(木)

🟧全国で新たに4万9979人が新型コロナに感染 前週比1万9000人減

 厚生労働省は28日、新型コロナウイルスの感染者が全国で新たに4万9979人確認されたと発表しました。1週間前の水曜日から1万9000人以上減少しました。

 東京都は5327人、大阪府は3595人、神奈川県は3229人、北海道は3088人、愛知県は2955人、埼玉県は2762人でした。

 全国の死者は115人でした。また、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で人工呼吸器や体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)をつけたり、集中治療室などで治療を受けたりしている重症者は、28日時点で204人となっています。

 9月26日に行われた自主検査を除くPCR検査などの数は、速報値で6万5612件でした。

 一方、大阪府は28日、新たに3595人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。前週の同じ曜日から3932人減少しました。これで大阪府内の感染者の累計は209万318人となりました。

 また、50歳代から90歳以上までの男女8人の死亡が発表され、府内で感染して亡くなった人は、合わせて6420人となりました。

 重症者は27日から4人減って26人です。

 2022年9月28日(水) 

2022/09/28

🟧東京都で新たに5327人が新型コロナ感染 3日ぶりに1週間前を下回る

 東京都では28日、新たに5327人の新型コロナウイルスへの新規感染が判明しました。

 1週間前の水曜日から1732人減り、3日ぶりに1週間前を下回りました。直近1週間の平均新規感染者は6254人で、前週から10%減りました。

 28日に発表された新規感染者を年代別にみると、最多は40歳代の928人で、次いで30歳代の915人、20歳代の856人、10歳代の744人など。65歳以上は422人でした。

 また、人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使っている重症の患者は27日より3人減って、17人でした。

 一方、感染が確認された8人が死亡しました。

 2022年9月28日(水)

🟧ファイザーなど、アメリカで「BA・5」対応ワクチンの5~11歳への接種許可申請 10月にも開始へ

 アメリカの製薬大手ファイザーとドイツの製薬企業ビオンテックは26日、アメリカ食品医薬品局(FDA)に、新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」の派生型に対応した追加接種用ワクチンについて、5~11歳向け製品の緊急使用許可を申請しました。冬の流行期前のタイミングでの提供を目指しており、早ければ10月にも、子供への接種が始まる見通しです。

 このワクチンは、従来型と「BA・5」などオミクロン型派生型の双方に対応する「2価ワクチン」。アメリカでは12歳以上向けの使用が承認されています。5~11歳向けの用量は10マイクログラム(マイクログラムは100万分の1グラム)で、12歳以上向けの3分の1に相当します。

 アメリカのモデルナも23日、6~11歳と12~17歳向けの2種類の用量で、オミクロン型対応2価ワクチンの緊急使用承認をアメリカ当局に申請したと発表しました。モデルナ製のオミクロン型への対応製品は、アメリカで18歳以上の使用が承認されています。

 アメリカ疾病対策センター(CDC)は今月、10月半ばまでに子供向けのオミクロン型への対応ワクチンの提供を始められるとの見通しを明らかにしていました。ファイザーとモデルナは、6カ月以上の乳幼児向けにもオミクロン型対応ワクチンの開発を進めています。

 CDCの発表によると、アメリカの新規感染者数(7日移動平均)は22日の時点で5万3000人程度となっています。直近の感染者増加ピークは7月で、その後減少傾向となっていました。ただ、アメリカ国内ではマスク着用義務など感染対策が大幅に緩和され、警戒が緩んでいることから、冬に向けて感染者の増加を懸念する声もあります。

 CDCによると、アメリカでこれまでに1回でも追加接種を受けた人は、対象となる5歳以上の人口の35%となっています。提供開始から約3週間の時点でのオミクロン型対応ワクチンの接種者は、接種対象の約2%に当たる440万人でした。

 2022年9月27日(火)

2022/09/27

🟧全国で4万3594人が新型コロナに感染 前週から1万1848人増加

 国内では27日午後7時の時点で、東京都で5247人、大阪府で3300人、愛知県で2713人、神奈川県で2571人、北海道で2560人、埼玉県で2525人など、全47都道府県と空港検疫で、新たに4万3594人の新型コロナウイルスへの感染が発表されました。前週の同じ曜日(20日)から1万1848人増えました。

 また、千葉県で10人、大阪府で9人、大分県で7人、愛知県で7人、東京都で6人、福岡県で6人、北海道で5人、埼玉県で5人、広島県で5人、熊本県で4人、茨城県で4人、京都府で3人、富山県で3人、山口県で3人、神奈川県で3人、長崎県で3人、宮崎県で2人、滋賀県で2人、群馬県で2人、静岡県で2人、香川県で2人、三重県で1人、佐賀県で1人、兵庫県で1人、和歌山県で1人、宮城県で1人、山形県で1人、岡山県で1人、石川県で1人、秋田県で1人、高知県で1人、鳥取県で1人、鹿児島県で1人の、合わせて105人の死亡の発表がありました。

 国内で感染が確認された人は、空港検疫などを含め2116万5288人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて2116万6000人となっています。

 感染して亡くなった人は、国内で感染が確認された人が4万4584人、クルーズ船の乗船者が13人で、合わせて4万4597人です。

 厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や集中治療室などで治療を受けるなどしている重症者は、前日より7人減って27日時点で225人となっています。

 一方、症状が改善して退院した人などは27日時点で、国内で感染が確認された人が2035万8135人、クルーズ船の乗客・乗員が659人で、合わせて2035万8794人となっています。

 また、9月25日に行われた自主検査を除くPCR検査などの数は速報値で2万2321件でした。

 2022年9月27日(火)

🟧東京都で新たに5247人が新型コロナ感染 2日連続で1週間前を上回る

 東京都は27日、新型コロナウイルスの感染者を都内で新たに5247人確認したと発表しました。

 1週間前の火曜日から1453人増え、2日連続で1週間前を上回りました。27日までの直近1週間の感染状況をみると、1日当たりの感染者数は6501・0人で、前週(7430・3人)の87・5%でした。

 27日に発表された新規感染者を年代別にみると、最多は40歳代の900人で、30歳代の875人、20歳代の857人、10歳代の742人と続きました。65歳以上は337人でした。

 病床使用率は22・3%。「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使用」とする都基準の重症者数は、前日と同じ20人でした。

 一方、感染が確認されて死亡したのは合わせて6人でした。

 東京都の累計の感染者数は315万4675人となり、累計の死者数は5798人になりました。

 2022年9月27日(火)

🟧入国時の新型コロナ検査を10月11日から撤廃 国際線の受け入れ空港も拡大

 政府は26日、新型コロナウイルスの水際対策として行っている入国時のウイルス検査について、10月11日から原則として撤廃すると発表しました。同日から1日5万人までとの入国者数の上限がなくなり、外国人観光客の増加が見込まれるため、入国手続きの迅速化を図ります。国際線を受け入れる空港も順次拡大します。

 現在は世界の国・地域をウイルス流入リスクが低い順に青、黄、赤に分け、赤からの全員と、黄からのうちワクチン3回目の接種証明がない人に入国時検査や施設などでの待機を求めてきました。国・地域数は現在、赤はゼロで、黄は73あります。

 11日からこの区分を廃止し、帰国者も含むすべての国・地域からの入国者について発熱などの症状がなければ入国時検査をせず、待機も求めません。症状がある人は検査し、陽性なら宿泊施設での療養などを求めます。

 ただし、すべての入国者にワクチン3回目の接種証明か出国前の72時間以内の検査の陰性証明の提出を求めており、いずれもない人は原則として入国できません。免除条件となるワクチン接種証明の対象も広げ、中国製ワクチンなど世界保健機関(WHO)のリストに記載されたものであれば認めます。

 これまで、新規入国する外国人留学生や労働者、団体旅行客などの受け入れ先に、政府の「入国者健康確認システム」での事前申請を求めていましたが、11日からは不要とします。

 現時点で国際線を受け入れ可能な空港は10カ所にとどまり、他空港でも受け入れ再開の準備を進めます。

 2022年9月27日(火)

🟧全国で4万3587人新型コロナ感染 全数把握見直しで石川県・福井県は2日分まとめて公表

 国内では26日午後6時の時点で、東京都で6316人、埼玉県で3831人、神奈川県で2918人、千葉県で2814人、北海道で2383人、大阪府で2256人など、全47都道府県と空港検疫で、新たに4万3587人の新型コロナウイルスへの感染が発表されました。

 前週の月曜日(19日)より5540人多いものの、19日は発表数が少ない傾向のある祝日でした。石川県と福井県は、感染者の全数把握の見直しに伴い、24、25日に届け出のあった感染者数を2日分まとめて公表しました。

 また、長野県で10人、千葉県で7人、東京都で6人、京都府で4人、埼玉県で4人、福岡県で4人、茨城県で4人、大阪府で3人、沖縄県で3人、熊本県で3人、鹿児島県で3人、佐賀県で2人、兵庫県で2人、北海道で2人、富山県で2人、山形県で2人、岐阜県で2人、愛知県で2人、和歌山県で1人、奈良県で1人、宮城県で1人、宮崎県で1人、岡山県で1人、広島県で1人、栃木県で1人、滋賀県で1人、神奈川県で1人の、合わせて74人の死亡の発表がありました。

 国内で感染が確認された人は、空港検疫などを含め2112万1602人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて2112万2314人となっています。

 感染して亡くなった人は、国内で感染が確認された人が4万4479人、クルーズ船の乗船者が13人で、合わせて4万4492人となっています。

 厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や集中治療室などで治療を受けるなどしている重症者は、前日より7人減って26日時点で232人となっています。

 一方、大阪府は26日、新型コロナウイルスの新たな感染者を2256人確認したと発表しました。感染者数は前週同曜日(2328人)と比べ72人減りました。府内の感染者の累計は208万3423人。

 新たに70~80歳代の男性3人の死亡が判明し、府内の累計死者数は6403人。

 26日時点の重症者は前日から1人減の33人で、重症病床(594床)の同日の実質使用率(重い持病などを抱える軽症・中等症患者らを含む)は9・3%になりました。軽症・中等症病床には1240人が入院しており、軽症・中等症病床(4147床)の使用率は29・9%となりました。

 新規感染者のうち、感染者と同居して症状があり、PCR検査を受けずに医師の診断で陽性と判断された濃厚接触者は29人でした。自宅療養者は3万1214人。公費によるPCR検査などを1万5265件実施しました。

 2022年9月27日(火)

🟧東京都で6316人の新型コロナ感染確認 前週の月曜より2247人増

 東京都は26日、都内で新たに10歳未満から100歳以上の6316人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

 1週間前の月曜日より2247人増え、4日ぶりに前週の同じ曜日を上回りました。26日までの7日間平均は6293・4人で、前の週の77・2%となりました。

 都によると、感染者の「全数把握」見直しに伴い、これまで数日後に提出されることがあった休日分の発生届を速やかに提出するよう医療機関に求めたため、26日公表の新規感染者が増えた可能性があります。

 26日に発表された新規感染者を年代別にみると、最多は30歳代の1119人で、20歳代の1109人、40歳代の1077人、10歳代の854人と続きました。65歳以上は468人でした。

 ワクチンの接種状況別では、2回接種済みが3939人、未接種は1167人でした。

 病床使用率は23・8%。また、都が緊急事態宣言の要請を判断する指標を30~40%としている重症者用病床使用率は17・1%。「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使用」とする都基準の重症者数は、前日から4人増えて20人でした。

 一方、都は、感染が確認された60歳代と、80歳代から90歳代の男女合わせて6人が死亡したことを発表しました。

 また、確認された感染者のうち、都外から持ち込まれた検体を都内の医療機関で検査したのは266人でした。他県内の陽性者登録センターなどを通じた申請はありませんでした。

 東京都の累計の感染者数は314万9428人となり、累計の死者数は5792人になりました。

 2022年9月26日(月)

2022/09/26

🇹🇷乳輪肥大

乳房全体から比べて乳輪の面積が大きすぎる状態

乳輪肥大とは、乳房全体から比べて乳輪の面積が大きすぎる状態。乳暈(にゅううん)肥大とも呼ばれます。

乳輪の大きさは、乳房と同じように個人差があるので、明確な標準はありません。一般的には、乳輪の標準的な大きさは、4センチから5センチといわれています。そのため、5センチ以上になると、乳輪としては大きいといえるかと思われます。乳輪が大きい人だと7センチから8センチほどで、10センチ以上の人もおり、小さい人ならば3センチくらいです。

また、同じ人だから左右の乳房の乳輪が同じ大きさとも限りません。乳房の大きさ自体が左右対照的ではなく、それに比例して乳輪も右と左で大きさが違うことがあります。そのため、片方だけ大きいのがかえって気になるということも起こり得ます。

一概にはいえないものの、乳房が大きいほど、乳輪も大きくなる傾向があります。

遺伝的な要素も乳輪の大きさに関係しています。そのため、両親どちらか、または祖父母など直系の親族に乳輪の大きい人がいれば、生まれ付きで乳輪が大きくても何ら不思議はありません。

しかし、年齢とともに乳輪が大きくなる場合もあります。その原因はいくつかあります。

まずは、乳房が発育して大きくなるにつれ、一緒に乳輪が大きくなるなることが1つ。

もう1つが、妊娠による乳輪の大きさの変化です。妊娠すると女性の体は変化していき、乳輪が大きくなったり黒ずんできたりもします。

妊娠すると、母乳が出るように体が準備を始めることで乳房が大きくなるのですが、乳房が大きくなるほど乳輪も大きくなりがちです。また、新生児が確実に乳房を探せるように、乳首や乳輪の色が濃くなります。乳輪の色が濃くなることで、実際に大きくなったわけではなくても、乳輪が目立って大きくなった感じを受けることもあります。

大半の人は、出産、授乳時期をすぎると、乳輪の大きさや色が元に戻ります。ただし、妊娠前より大きくなった、あるいは大きくなったまま戻らないという人も中にはいます。

さらに、自律神経の乱れも、乳輪が大きくなる原因の一つだと考えられています。自律神経というのは1日中休まず働いている神経で、交感神経と副交感神経が昼夜交互に活動的になります。不規則な生活習慣や、過度なストレスを抱え込むことによって、その2つの神経がうまく機能しなくなると体内のホルモンバラスが崩れ、それが乳輪の肥大化につながります。

乳輪が大きいことで悩んでいる人は、少なくありません。乳輪が大きいと温泉など人前で裸になる場面で気になる、性パートナーと結ばれる時に相手の反応が気になるなどの悩みがあり、本人にとっては深刻で強いストレスになっていることもあります。

美容的な問題により乳輪を小さくしたいと望むのであれば、乳腺(にゅうせん)外科、形成外科、あるいは美容整形外科を受診し、乳輪縮小術という形成手術によって整えることを考えてみてもよいのではないかと思われます。

乳輪肥大の検査と診断と治療

乳腺外科、形成外科、美容整形外科の医師による診断では、視診、触診で判断します。

乳腺外科、形成外科、美容整形外科の医師による乳輪縮小術には、乳輪外側をドーナツ型に丸く切除して乳輪のサイズを調整する外側法と、乳頭基部の円周を切開して乳輪を縮める内側法の2つがあります。

手術後の傷が目立ちにくいのは内側法ですが、外側法でも時間の経過で次第に目立たなくなります。内側法では切除できる乳輪の範囲が限られているのに対して、外側法では比較的広範囲の乳輪を切除することが可能なので、乳輪のサイズを希望通りに調整しやすいという違いがあります。

現在の乳房、乳輪、乳頭の大きさや状態から、医師の側が適した方法を提案します。どちらの方法も、乳腺を傷付けることもなく、授乳にも影響ありません。

手術は1時間ほどで、局部麻酔を行うため痛みを感じることはありません。眠っている状態での手術を希望する場合は、静脈麻酔も行っています。

手術当日は、患部を濡らさないようにすれば、シャワーが可能です。1週間から10日後に抜糸を行い、その後は入浴が可能です。

乳輪を縮める際に皮膚を寄せ集めて縫合しますので、2カ月程度、傷の赤みや突っ張り感を伴う場合があります。数カ月かけて、薄茶色から白っぽい線と変化し改善します。乳頭や乳輪は、人体の中でも傷跡が目立ちにくい部位の一つのため、ほかの部位に比べて、手術後比較的短い時間で傷跡がほとんどわからなくなります。

🟧新型コロナ感染者の全数把握、全国一律で簡略化開始 発生届、高齢者らに限定

 新型コロナウイルス感染者の発生届について、高齢者や妊婦などリスクの高い人に対象を限定する全数把握の簡略化が26日、全国一律で始まりました。感染者の8割を占めるとされる若い軽症者は住所や氏名などの詳細な届け出が不要になり、医療機関や保健所の事務負担が軽減されると期待されます。

 感染動向の監視に支障が出ないようにするため、厚生労働省は医療機関などに日ごとに診断した感染者の年代別の人数を報告するように求めます。

 政府は、新型コロナとの共存に向けた移行策として位置付けています。療養の考え方を転換し、高齢者など重症化リスクのある人に適切な医療を提供することに重点を置きます。

 2022年9月26日(月)

🟧エボラ出血熱の死者21人に上る ウガンダ、被害拡大へ懸念

 東アフリカのウガンダ保健省は25日、20日に流行宣言をしたエボラ出血熱を巡り、感染による死者が疑い例を含めて計21人に上ったと発表しました。今回の流行は有効なワクチンが確立していないウイルス株によるもので、被害拡大への懸念が高まっています。

 エボラ出血熱の最近の流行では、コンゴ(旧ザイール)東部で2018年8月から2020年6月にかけて2200人以上が死亡した事例があります。

 ロイター通信によると、今回のウガンダでの流行は2012年に広がった「スーダン株」と同じ系統のウイルス。この株に対しては既存のワクチンが十分に有効かどうかの検証がされていません。

 2022年9月26日(月)

🟧ヤフーが「女性の健康検定」受検を幹部に義務付け 企業での導入は初めて

 ヤフー(東京都千代田区)は執行役員以上の幹部に、女性の健康に関する基礎知識や対処法に関する検定の受検を義務付けます。特有の症状や体調についての悩みに幹部が正しく応えられるようにして、女性が働きやすい環境を整える狙いがあります。企業の持続的な成長のため、人材の多様性(ダイバーシティー)確保に向けた取り組みを広げます。

 民間団体の「女性の健康とメノポーズ協会」(東京都新宿区)が2012年に開始した「女性の健康検定」の受検を義務付けます。ダイバーシティーへの関心の高まりを受け、ここ数年で企業や団体の導入が増えています。合格すると「女性の健康推進員」という資格を得ることができます。

 執行役員以上の幹部26人が対象で、すでに6月の検定で、小沢隆生社長を含めた常務以上の6人が受検し合格しています。残りの役員は11月の試験で合格を目指します。

 デリケートな女性の健康問題を扱う場合、理解や配慮に欠けた言動がハラスメントと受け止められる可能性があります。現在、ヤフー社員の33%は女性。正しい知識を身に着けることで、適切なアドバイスや対処法をとることができます。ヤフーによると、企業が幹部に同検定の受検を義務付けるのは初だといいます。

 ヤフーはこれまでもダイバーシティー関連の社内研修を設けるほか、社内で啓発イベントなどを実施してきました。国内のどこでも自由に住める制度や、育児休暇を取りやすくする制度も導入するなど、社員それぞれの事情に応じて働きやすい職場となる取り組みを進めています。

 2022年9月25日(月)

2022/09/25

🟧ワクチン接種記録保存を小平市が30年、我孫子市が10年に延長 新型コロナの健康被害に備えて

 新型コロナウイルスのワクチン接種記録について、東京都小平市と千葉県我孫子市が国が法令で定める保存期間(5年)を独自に延長したことが判明しました。小平市は30年、我孫子市は10年としました。

 過去の薬害では、医師の診療記録であるカルテの廃棄が救済の壁となったケースもあり、両市はワクチン接種で将来、健康被害が発生するような事態になった場合に備えての措置と説明しています。

 厚生労働省によると、市町村は予防接種法施行令に基づき、接種を受けた人の住所、氏名、生年月日、性別、接種実施日などを記載した「予防接種台帳」を作り、5年間保存しなければなりません。国の「ワクチン接種記録システム」(VRS)が接種券から読み取ったデータや、接種を実施した医療機関から自治体に送られる「予診票」の情報が予防接種台帳の元データになります。

 予防接種台帳の保存期間は各自治体の判断で延長できるものの、厚労省は「延長した自治体は把握していない」としており、多くの自治体が5年保存で運用しているとみられます。また、VRSには接種を受けた人の氏名や投与されたワクチンのメーカーなどが、予診票には接種当日の体調やワクチン製造番号なども記録され、予防接種法や医師法に基づき「原本」となるこれらのデータも保存期間は5年間と規定されています。

 こうした運用状況で、もし接種から5年を超えてワクチンの副作用による健康被害が発生しても、自治体や国、医療機関は法令に従い、5年で予防接種台帳やVRSのデータ、予診票を廃棄してしまっている恐れがあります。厚労省は接種を受けた人に対し、接種後に交付される接種済み証を各自で保管するよう呼び掛けているものの、廃棄・紛失していた場合、接種を証明する公的資料がなくなる可能性があります。

 小平市は6月に市議から接種記録の保存期間の問題を指摘され、市の公文書管理規則に基づき接種台帳の保存期間を課税台帳などと同じ30年とすることを決めました。

 また、我孫子市も6月に市議会で市議から受けた質問を切っ掛けに、医療機関から送られてくる予診票の保存期間を市の文書管理規定で「永年」の次に長い「10年」としました。同市は「何か起きた時のための保険」と説明しています。

 2022年9月25日(日)

🟧全国で4万6788人が新型コロナ感染 32日連続で前週下回る

 国内では25日午後6時の時点で、東京都で5621人、大阪府で4549人、愛知県で3480人、神奈川県で2864人、千葉県で2502人、北海道で1997人、埼玉県で1982人など、全47都道府県と空港検疫で、新たに4万6788人の新型コロナウイルスへの感染が発表されました。

 1日当たりの新規感染者は前週の日曜日(18日)より1万7245人少なく、前週の同じ曜日を下回るのは32日連続となりました。

 また、死亡の発表は、東京都で9人、京都府で6人、愛知県で5人、千葉県で4人、熊本県で4人、大阪府で3人、福岡県で3人、北海道で2人、宮城県で2人、滋賀県で2人、宮崎県で1人、山口県で1人、岐阜県で1人、広島県で1人、徳島県で1人、神奈川県で1人、福井県で1人、鳥取県で1人、鹿児島県で1人の、合わせて49人ありました。

 国内で感染が確認された人は、空港検疫などを含め2107万8047人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて2107万8759人となっています。

 感染して亡くなった人は、国内で感染が確認された人が4万4405人、クルーズ船の乗船者が13人で、合わせて4万4418人となっています。

 厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や集中治療室などで治療を受けるなどしている重症者は、前日より1人増えて25日時点で239人となっています。

 一方、大阪府は25日、新たに4549人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。1日当たりの感染者は前週の同じ日曜日(18日)より264人増えました。前週の同じ曜日より増加したのは8月23日以来。大阪府内の感染者の累計は208万1168人となりました。

 また、90歳代の男女3人の死亡が発表され、府内で感染して亡くなった人は合わせて6400人となりました。

 重症者は24日から1人増えて34人です。

 府内の病床使用率は27・0%。重症病床に限ると5・7%でした。

 2022年9月25日(日)

🟧東京都、新型コロナに5621人感染 11日連続で1万人を下回る

 東京都は25日、都内で新たに10歳未満から100歳以上の5621人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

 前週日曜日と比べ2456人減少し、11日連続で1万人を下回りました。直近1週間平均の新規感染者は約5972人で、前週(約8379人)の71・3%でした。

 25日に発表された新規感染者を年代別にみると、最多は40歳代の992人で、30歳代の934人、20歳代の854人、10歳代の802人と続きました。65歳以上は517人でした。

 ワクチンの接種状況別では、2回接種済みが3505人、未接種は1075人でした。

 病床使用率は24・4%。また、都が緊急事態宣言の要請を判断する指標を30~40%としている重症者用病床使用率は18・3%。「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使用」とする都基準の重症者数は、前日から1人増えてえて16人でした。

 一方、都は感染が確認された70歳代から90歳代の男女合わせて9人が死亡したことを発表しました。

 また、確認された感染者のうち、都外から持ち込まれた検体を都内の医療機関で検査したのは213人でした。他県内の陽性者登録センターなどを通じた申請はありませんでした。

 東京都の累計の感染者数は314万3112人となり、累計の死者数は5786人になりました。

 2022年9月25日(日)

🟧全国で新たに3万9218人の新型コロナ感染確認 前週から3万1745人減少

 国内では24日午後6時の時点で、東京都で4855人。神奈川県で3794人、埼玉県で2772人、大阪府で2306人、北海道で2207人、千葉県で2194人など、全47都道府県と空港検疫で、新たに3万9218人の新型コロナウイルスへの感染が発表されました。

 前週の土曜日(17日)より3万1745人少なく、前週の同じ曜日を下回るのは31日連続となりました。

 また、東京都で9人、大分県で6人、京都府で5人、千葉県で5人、沖縄県で5人、埼玉県で4人、大阪府で4人、愛知県で3人、三重県で2人、北海道で2人、山口県で2人、山形県で2人、広島県で2人、熊本県で2人、秋田県で2人、青森県で2人、兵庫県で1人、和歌山県で1人、宮城県で1人、山梨県で1人、岐阜県で1人、岡山県で1人、栃木県で1人、滋賀県で1人、神奈川県で1人、群馬県で1人、茨城県で1人の、合わせて68人の死亡の発表がありました。

 国内で感染が確認された人は、空港検疫などを含め2103万1305人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて2103万2017人となっています。

 感染して亡くなった人は、国内で感染が確認された人が4万4356人、クルーズ船の乗船者が13人で、合わせて4万4369人です。

 厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や集中治療室などで治療を受けるなどしている重症者は、前日より24人減って24日時点で238人となっています。

 一方、大阪府は24日、新型コロナウイルスの新たな感染者を2306人確認したと発表しました。感染者数は前週同曜日(5781人)と比べ3475人減りました。大阪府内の感染者の累計は207万6621人となりました。

 新たに40~90歳代の男女4人の死亡が判明し、府内の累計死者数は6397人。

 24日時点の重症者は前日より1人減の33人で、重症病床(594床)の同日の実質使用率(重い持病などを抱える軽症・中等症患者らを含む)は9・3%になりました。軽症・中等症病床には1188人が入院しており、軽症・中等症病床(4147床)の使用率は28・6%となりました。

 新規感染者のうち、感染者と同居して症状があり、PCR検査を受けずに医師の診断で陽性と判断された濃厚接触者は26人でした。自宅療養者は3万2115人。公費によるPCR検査などを1万4163件実施しました。

 2022年9月25日(月)

2022/09/24

🟧東京都、4855人の新型コロナ感染確認 前週より3163人減少

 東京都は24日、都内で新たに10歳未満から100歳以上の4855人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
 1週間前の土曜日より3163人減り、2日連続で1週間前を下回りました。直近1週間平均の新規感染者は約6323人で、前週(8333人)の75・9%でした。
 新規感染者を年代別にみると、40歳代が891人と最も多く、30歳代が878人、20歳代が840人と続きました。65歳以上の高齢者は384人でした。
 ワクチンの接種状況別では、2回接種済みが3062人、未接種は879人でした。
 病床使用率は25・0%、また、都が緊急事態宣言の要請を判断する指標を30~40%としている重症者用病床使用率は、18・3%でした。「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使用」とする都基準の重症者数は前日から1人減り、15人でした。
 一方、都は、感染が確認された70歳代から100歳以上の男女合わせて9人が死亡したことを発表しました。
 また、確認された感染者のうち、都外から持ち込まれた検体を都内の医療機関で検査したのは139人でした。他県内の陽性者登録センターなどを通じた申請はありませんでした。
 東京都の累計の感染者数は313万7491人となり、累計の死者数は5777人になりました。
 
 2022年9月24日(土)

🟧エボラ出血熱の死者4人に 東アフリカのウガンダ

 東アフリカのウガンダ保健省は23日、同国で今週発生が宣言されたエボラ出血熱の死者が4人に増えたと発表しました。

 同国では20日、2019年以来となるエボラウイルスによる死者が報告されていました。当局によると、直近の24時間で4人の感染が確認され、感染者は11人となりました。この中に死亡した4人が含まれているかどうかは不明。さらに19人が感染した疑いがあり、病院で治療を受けています。

 保健省の報道官が23日に語ったところによると、感染が起きた中部ムベンデ県では、不要不急の業務のための移動が制限されているほか、大規模な集会が禁止されています。

 2022年9月24日(土)

🟧WHOトップ、新型コロナ収束感を戒め 「終わりではなく、まだトンネルの中」

 世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイェスス事務局長は22日、新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的な大流行)について、収束宣言は「まだ遠い」との見方を示しました。

 パンデミックについて、テドロス事務局長は14日、「終わらせる上でこれまでで最も有利な状況にある」「終わりが視野に入ってきた」と述べました。アメリカのジョー・バイデン大統領は18日に放映されたインタビューでさらに踏み込み、「アメリカでは終わった」と述べていました。

 しかし、テドロス事務局長は22日、アメリカのニューヨーク市で国連総会に合わせて開いた記者会見で、「終わりが視野に入ったのであって、終わりに到達したわけではない」と述べました。

 続けて、「私たちは長く暗いトンネルの中で2年半過ごしてきたが、ようやく終わりにある光がかすかに見えるようになってきたところだ」として、「しかし先はまだ長く、トンネルはまだ暗い。注意しなければつまずきかねない障害物も多い」「我々はまだトンネルの中にいる」と強調しました。

 テドロス事務局長は世界がパンデミックを終わらせる上で絶好の状況にあるのに変わりはないと強調した上で、世界の1週間当たりの死者数は減少し続けており、ピークだった2021年1月の10%となっていると説明したものの、「大半は防ぐことができたにもかかわらず、今も1週間に1万人が死亡しているというのは多すぎる」と慢心を戒めました。

 2022年9月24日(土)

2022/09/23

🟧香港、入境時の隔離規制を撤廃 中国国内で初めて

 香港政府トップの李家超(ジョン・リー)行政長官は23日、新型コロナウイルス対策で義務付けていた到着時のホテル隔離を26日から撤廃すると発表しました。2020年のコロナ流行後、隔離規制を撤廃するのは中国国内で初めて。経済界の不満の高まりを受けて、大幅な緩和に踏み切ります。

 香港は入境時に3日間のホテル隔離後、さらに4日間は外食などを制限する「3+4」と呼ばれる規制を設けています。これを「0+3」に改め、ホテル隔離は撤廃、レストランやバーへの立ち入りを制限する期間を3日間とします。

 香港行きの飛行機に搭乗する前に必要だったPCR検査は、自分で検査できる簡易な抗原検査キットでも代替できます。空港到着時にPCR検査を実施するものの、検査結果を待たずにホテルや自宅に移動できるようにします。

 欧米やシンガポールが水際規制の撤廃や緩和に動く中で、香港は厳しいコロナ対策を続け、経済活動に大きな影響が出ていました。李行政長官は記者会見で、「生活や経済活動、都市の競争力、香港への入境の便利さなどを考慮して決めた。香港が世界とつながり、経済の勢いを保つことを目指す」と述べました。

 2022年9月23日(金)

🟧台湾、日本人の90日以内の短期滞在ビザ免除を再開へ 9月29日から適用

 新型コロナウイルスの水際対策の緩和を進める台湾当局は、日本人が9月29日以降に90日以内の短期滞在を目的に台湾を訪れる場合、以前と同じようにビザを免除すると発表しました。

 台湾外交部は新型コロナウイルスの感染が世界的に拡大していた2020年3月、日本人に対するビザの免除の適用を停止しました。

 しかし、台湾当局で感染対策を行う「指揮センター」が、海外から訪れる人の陽性率が下がっていることや、各国が次々と水際対策を緩和していることを踏まえ、台湾も経済社会活動を促進するためとして22日、水際対策の段階的な緩和を決め、これを受けて外交部は日本人に対してビザの免除を再開すると発表しました。

 ビザが免除されるのは90日以内の短期滞在を目的として台湾を訪れる場合で、9月29日から適用されます。

 台湾では現在、日本を含む海外から台湾を訪れる人に対し、一切の外出を禁じる3日間の隔離と、その後の4日間も不要な外出を禁じるなどの「自主防疫」を義務付けていますが、「指揮センター」は今後、こうした措置を緩和します。

 具体的には、隔離を撤廃する一方、「自主防疫」は外出できる条件を今より緩めた上で期間を7日間にするということです。

 実施日は今後の感染状況の推移にもよりますが、早ければ10月13日になる見通しです。

 記者会見した衛生福利部の王必勝次長は、日本から台湾への自由な個人旅行の解禁について「日本も10月からビザを緩和すると聞いている。その程度に応じて我々も措置をとる」と述べました。

 2022年9月24日(土)

🟧全国で新たに6万3871人の新型コロナ感染確認 30日連続で前週下回る

 国内では23日午後7時30分の時点で、東京都で7559人、大阪府で4930人、神奈川県で4674人、埼玉県で3924人、愛知県で3630人、千葉県で3536人、北海道で3164人など、全47都道府県と空港検疫で、新たに6万3871人の新型コロナウイルスへの感染が発表されました。

 前週の金曜日(16日)より1万2086人少なく、前週の同じ曜日を下回るのは30日連続となりました。

 また、大阪府で8人、愛知県で8人、東京都で8人、埼玉県で6人、沖縄県で6人、福島県で6人、三重県で4人、北海道で4人、千葉県で4人、宮城県で4人、福岡県で4人、京都府で3人、茨城県で3人、奈良県で2人、岐阜県で2人、岡山県で2人、栃木県で2人、熊本県で2人、鹿児島県で2人、宮崎県で1人、山口県で1人、岩手県で1人、広島県で1人、神奈川県で1人、福井県で1人、香川県で1人の、合わせて87人の死亡の発表がありました。

 国内で感染が確認された人は、空港検疫などを含め2099万2094人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて2099万2806人となっています。

 感染して亡くなった人は、国内で感染が確認された人が4万4288人、クルーズ船の乗船者が13人で、合わせて4万4301人です。

 厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や集中治療室などで治療を受けるなどしている重症者は、前日より14人減って23日時点で262人となっています。

 一方、大阪府は23日、新型コロナウイルスの新たな感染者を4930人確認したと発表しました。感染者数は前週同曜日(5690人)と比べ760人減りました。大阪府内の感染者の累計は207万4315人となりました。

 新たに60~90歳代の女性8人の死亡が判明し、府内の累計死者数は6393人。

 23日時点の重症者は前日より1人減の34人で、重症病床(594床)の同日の実質使用率(重い持病などを抱える軽症・中等症患者らを含む)は9・4%になりました。軽症・中等症病床には1159人が入院しており、軽症・中等症病床(4147床)の使用率は27・9%となりました。

 新規感染者のうち、感染者と同居して症状があり、PCR検査を受けずに医師の診断で陽性と判断された濃厚接触者は156人でした。自宅療養者は3万3874人。公費によるPCR検査などを2万196件実施しました。

 2022年9月23日(金)

🟧北朝鮮が新型コロナの再流行懸念 全住民に「自発的な検診」促す

 北朝鮮が新型コロナウイルスの再流行を懸念し、すべての住民に自発的に検診(検査)を受けるよう促しています。

 朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は22日付の記事で、「すべての幹部と労働者、住民は誰かの統制を受けずとも検病・検診事業に自発的に参加することを体質化すべきだ」と求めました。検診の一層の強化は「感染症が流入した場合に直ちに発見し、制圧するための先決条件だ」と強調しました。

 北朝鮮が自発的な検診を呼び掛けているのは、新型コロナのワクチンや治療薬を持っておらず、有症状者を迅速に隔離する以外に感染を抑え込む手立てがないためとみられます。

 北朝鮮にはPCR検査機器が十分に備わっていない上、患者も担当の幹部や医師も感染が発覚すれば当局の処罰を受けかねないと恐れているため「隠れた感染者」が多いとされます。

 一方、このところ急激に気温が低下する中、北朝鮮はインフルエンザと新型コロナの同時流行の可能性に備え、メディアを総動員して徹底した感染予防を呼び掛けています。マスク着用も義務ではないものの全住民に強く勧告しています。

 2022年9月23日(金)

🟧東京都、新たに7559人の新型コロナ感染確認 前週より1077人減少

 東京都は23日、都内で新たに10歳未満から100歳以上の7559人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

 前週の同じ曜日(16日)より1077人減りました。23日までの週平均の感染者は1日当たり6775・1人で、前週(8614・4人)の78・6%でした。

 23日に確認された新たな感染者を年代別にみると、最も多かったのは30歳代の1360人で、40歳代の1334人、20歳代の1187人、10歳代の1005人と続きました。65歳以上は618人でした。

 ワクチンの接種状況別では、2回接種済みが4793人、未接種は1371人でした。

 病床使用率は25・7%、また、都が緊急事態宣言の要請を判断する指標を30~40%としている重症者用病床使用率は18・1%でした。「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使用」とする都基準の重症者数は前日から1人減り、16人でした。

 一方、都は、感染が確認された80歳代の男女7人と100歳以上の男性1人、合わせて8人が死亡したことを発表しました。

 また、確認された感染者のうち、都外から持ち込まれた検体を都内の医療機関で検査したのは91人でした。他県内の陽性者登録センターなどを通じた申請はありませんでした。

 東京都の累計の感染者数は313万2636人となり、累計の死者数は5768人になりました。

 2022年9月23日(金)

2022/09/22

🟧新たに6人がエボラ出血熱発症、7人に死亡疑いも 東アフリカのウガンダ

 東アフリカのウガンダ保健省は22日、新たに6人のエボラ出血熱の発症を確認したと発表しました。すでに公表されている死亡した24歳の男性を含め、発症確認は計7人となりました。さらに7人にエボラ出血熱での死亡疑いがあり、当局が調査しています。

 今回は2012年に流行した「スーダン株」と同じ系統のウイルスとみられるといいます。

 エボラ出血熱を巡っては、コンゴ(旧ザイール)東部で2018年8月から2020年6月にかけて、2200人以上が死亡する流行が発生。この際は隣国のウガンダにまで被害が広がりました。

 2022年9月22日(木)

🟧8月開催の阿波おどりで819人新型コロナ感染 徳島市、踊り手の4人に1人

 徳島市で8月に開催された阿波おどりで、参加した踊り手らのほぼ4人に1人に当たる819人が新型コロナウイルスに感染したことが22日、主催した実行委員会のアンケートで明らかになりました。未回答の踊り手グループが3割あり、感染者数はさらに多い可能性があります。

 阿波おどりは前夜祭を含め8月11~15日に開催。2020年はコロナの影響で中止、昨年は期間や規模を縮小して開催しました。今年は地域への経済効果や伝統の継承を優先し、3年ぶりに屋外の演舞場に観客を入れて本格開催していました。

 アンケートは阿波おどりに参加した「連(れん)」と呼ばれる123の踊り手グループを対象に実施し、86の連から回答がありました。その結果、踊り手らの参加者3425人(推計)の24%に当たる819人が8月11~25日に陽性と判明しました。判明日は17日が220人と最多で、18日が186人と続きました。

 感染防止対策については、「演舞中にマスクをする、しないが曖昧になっていた」などの意見がありました。22日の実行委員会の会合で、委員の徳島大学病院の東桃代医師は「開催後に徳島県で感染者が増えたのは阿波おどりだけのせいではないが、そこからの家庭内での2次感染、3次感染があったとみられる」と指摘しました。

 2022年9月22日(木)

🟧新型コロナ、全国で7万7383人感染確認 29日連続で前週下回る

 国内では22日午後5時50分の時点で、東京都で8850人、大阪府で5867人、埼玉県で5369人、愛知県で4589人、神奈川県で3500人、兵庫県で3462人など全47都道府県と空港検疫で、新たに7万7383人の新型コロナウイルスへの感染が発表されました。

 1日当たりの新規感染者は前週の木曜日(15日)より8470人少なく、前週の同じ曜日を下回るのは29日連続となりました。

 また、北海道で12人、大阪府で9人、愛知県で8人、兵庫県で7人、東京都で7人、千葉県で5人、秋田県で5人、京都府で4人、大分県で4人、広島県で4人、神奈川県で4人、三重県で3人、埼玉県で3人、岐阜県で3人、石川県で3人、茨城県で3人、青森県で3人、徳島県で2人、滋賀県で2人、福岡県で2人、香川県で2人、鹿児島県で2人、宮城県で1人、山形県で1人、愛媛県で1人、長崎県で1人、静岡県で1人の合わせて102人の死亡の発表がありました。

 国内で感染が確認された人は、空港検疫などを含め2092万8234人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて2092万8946人となっています。

 感染して亡くなった人は、国内で感染が確認された人が4万4201人、クルーズ船の乗船者が13人で、合わせて4万4214人です。

 厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や集中治療室などで治療を受けるなどしている重症者は、前日より25人減って22日時点で276人となっています。

 一方、大阪府は22日、新型コロナウイルスの新たな感染者を5867人確認したと発表しました。感染者数は前週同曜日(6498人)と比べ631人減りました。府内の感染者の累計は206万9388人。

 新たに40~90歳代の男女9人の死亡が判明し、府内の累計死者数は6385人。

 22日時点の重症者は前日より2人減の35人で、重症病床(594床)の同日の実質使用率(重い持病などを抱える軽症・中等症患者らを含む)は9・4%になりました。軽症・中等症病床には1278人が入院しており、軽症・中等症病床(4147床)の使用率は30・8%となりました。

 新規感染者のうち、感染者と同居して症状があり、PCR検査を受けずに医師の診断で陽性と判断された濃厚接触者は148人でした。自宅療養者は3万4436人。公費によるPCR検査などを2万2834件実施しました。

 2022年9月22日(木)

🟧東京都、8850人の新型コロナ感染確認 病床使用率は27%

 東京都は22日、都内で新たに10歳未満から100歳以上の8850人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

 1週間前の木曜日に比べて25人増えていますが、ほぼ同じ数となっています。22日までの週平均の感染者は1日当たり6929・0人で、前週(8700・7人)の79・6%でした。

 22日に確認された新たな感染者を年代別にみると、最も多かったのは40歳代の1546人で、30歳代の1449人、20歳代の1317人、10歳代の1265人と続きました。65歳以上は780人でした。

 ワクチンの接種状況別では、2回接種済みが5582人、未接種は1668人でした。

 病床使用率は27・0%、また、都が緊急事態宣言の要請を判断する指標を30~40%としている重症者用病床使用率は18・3%でした。「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使用」とする都基準の重症者数は前日から4人減り、17人でした。

 一方、都は、感染が確認された10歳未満の男児1人と、70歳代から90歳代の男女6人、合わせて7人が死亡したことを発表しました。

 また、確認された感染者のうち、都外から持ち込まれた検体を都内の医療機関で検査したのは113人でした。他県内の陽性者登録センターなどを通じた申請はありませんでした。

 東京都の累計の感染者数は312万5077人となり、累計の死者数は5760人になりました。

 2022年9月22日(木)

🟧全国で新たに6万9832人が新型コロナに感染 前週比3万400人減

 国内では21日午後6時40分の時点で、大阪府で7528人、東京都で7059人、愛知県で6624人、福岡県で3664人、神奈川県で2975人、千葉県で2869人、兵庫県で2678人など全47都道府県と空港検疫で、新たに6万9832人の新型コロナウイルスへの感染が発表されました。

 1日当たりの新規感染者は前週の水曜日と比べ約3万400人減りました。前週の同じ曜日を下回るのは28日連続。

 また、福岡県で14人、神奈川県で12人、大阪府で9人、東京都で9人、京都府で7人、千葉県で7人、愛知県で6人、兵庫県で5人、北海道で5人、埼玉県で5人、岐阜県で5人、岡山県で5人、熊本県で4人など、合わせて126人の死亡の発表がありました。

 国内で感染が確認された人は、空港検疫などを含め2085万872人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて2085万1584人となっています。

 感染して亡くなった人は、国内で感染が確認された人が4万4099人、クルーズ船の乗船者が13人で、合わせて4万4112人です。

 厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や集中治療室などで治療を受けるなどしている重症者は、前日より2人増えて21日時点で301人となっています。

 大阪府は21日、新型コロナウイルスの新たな感染者を7528人確認したと発表しました。感染者数は前週同曜日(7717人)と比べ189人減りました。府内の感染者の累計は206万3524人。

 新たに60〜90歳代の男女9人の死亡が判明し、府内の累計死者数は6376人。

 21日時点の重症者は前日と同じ37人で、重症病床(597床)の同日の実質使用率(重い持病などを抱える軽症・中等症患者らを含む)は9・7%になりました。軽症・中等症病床には1399人が入院しており、軽症・中等症病床(4155床)の使用率は33・7%となりました。

 新規感染者のうち、感染者と同居して症状があり、PCR検査を受けずに医師の診断で陽性と判断された濃厚接触者は199人でした。自宅療養者は3万5106人。公費によるPCR検査などを1万1175件実施しました。

 2022年9月21日(水)

2022/09/21

🟧国内5例目のサル痘感染、東京都内の60歳代男性 海外渡航歴なし

 東京都は都内に住む60歳代の男性が「サル痘」に感染していることが確認されたと発表しました。日本での感染確認は、これで5例目となります。

 都によりますと、男性は16日に熱が出て、その後、発疹や頭痛などの症状があったことから20日に医療機関を受診し、その後、東京都が検査した結果、感染が確認されました。

 現在、医療機関に入院していて、状態は安定しているということです。

 男性は、最近の海外への渡航歴はないということですが、発症前に海外から国内を訪れていた人との接触歴があるといい、東京都は感染ルートなどを調べています。

 サル痘は今年7月、世界保健機関(WHO)が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言した後も、欧米を中心に広がり続け、アメリカ疾病対策センター(CDC)の9月20日時点のまとめで、世界106の国と地域で6万3117人の感染が確認されています。

 日本での感染確認は、7月に国内で初めて感染者が確認されて以来、5例目となります。

 2022年9月21日(水)

🟧ニューヨーク市、企業の従業員への接種義務撤廃へ コロナワクチン、11月から

 アメリカ東部ニューヨーク市は、新型コロナウイルス対策として市内の民間企業の従業員に課していたワクチン接種義務を11月1日から撤廃すると発表しました。感染状況が落ち着いてきたことを踏まえた措置で、企業側に従業員の接種について判断を委ねます。

 ニューヨーク市ではこれまで、企業の従業員に少なくとも1回のワクチン接種を義務付けていましたが、エリック・アダムズ市長は20日、これを11月1日から撤廃すると発表しました。また、ワクチン未接種の学生は、部活動やスポーツへの参加も制限されていましたが、これも撤廃するとしています。

 アダムズ市長は警察官や教師など市職員については当分の間、ワクチン接種義務を残す意向を示しました。ニューヨーク市は昨年12月、オミクロン型の流行に備えて企業の従業員への接種義務を導入し、ワクチン接種を拒んだ従業員の中には解雇されたケースもありました。

 ニューヨーク市では新規感染者数の7日間平均が、2カ月前のおよそ4500人(7月17日)から1900人(9月17日)に減少しています。

 7日にはニューヨーク州のキャシー・ホークル知事が、州内の公共交通機関でのマスク着用義務を撤廃しています。

 ニューヨーク市は、オミクロン型対応の改良ワクチンの追加接種を推奨するキャンペーンを始めるとしています。

 2022年9月21日(水)

🟧エボラ出血熱で2019年以来の死者 東アフリカのウガンダ

 東アフリカのウガンダ保健省は20日、中部ムベンデ県でエボラ出血熱が発生し、同国で2019年以来となる死者が出たと発表しました。

 同省はツイッターに、24歳の男性がエボラ出血熱の症状を呈した後に死亡したと投稿しました。世界保健機関(WHO)も同日、ムベンデ県で今月発生した6件の不審死を巡る調査の結果、24歳の男性がエボラウイルスの「比較的まれなスーダン株」の陽性反応を示したと公表。ほかにも感染が疑われる8人が治療中だとしました。

 WHOアフリカ地域事務局のマシディソ・モエティ・アフリカ局長は、ウガンダでスーダン株が確認されたのは10年以上ぶりだと説明しました。WHOによると、スーダン株は過去にウガンダで4回、スーダンで3回の計7回発生しています。

 ウガンダのジェーン・ルース・アチェン保健相は、隣国コンゴ民主共和国との国境の税関職員を含む最前線の労働者へのワクチン接種を開始したと説明しました。

 2022年9月21日(水)

🟧東京都、7059人の新型コロナ感染確認 先週水曜日より3534人減

 東京都は21日、都内で新たに10歳未満から100歳以上の7059人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

 先週水曜日(14日)からは3534人減り、3日連続で前週の同じ曜日の人数を下回りました。直近7日間の感染者数の平均は6925・4人で、前週の77・3%となり、31日連続で100%を下回りました。

 新規感染者を年代別にみると、40歳代が1229人と最も多く、30歳代が1171人、20歳代が1047人と続きました。65歳以上の高齢者は611人でした。

 ワクチンの接種状況別では、2回接種済みが4449人、未接種は1261人でした。

 「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使用」とする都基準の重症者数は前日から7人減り、21人でした。

 一方、都は、感染が確認された60歳代と80歳代、それに90歳代の男女、合わせて9人が死亡したことを発表しました。

 また、確認された感染者のうち、都外から持ち込まれた検体を都内の医療機関で検査したのは96人でした。他県内の陽性者登録センターなどを通じた申請はありませんでした。

 東京都の累計の感染者数は311万6227人となり、累計の死者数は5753人になりました。

 2022年9月21日(水)

🟧全国で新たに3万1747人が新型コロナに感染 前週から5万5804人減

 国内では20日午後6時の時点で、東京都で3794人、神奈川県で2782人、大阪府で2127人、埼玉県で1783人、愛知県で1708人、千葉県で1702人など全47都道府県と空港検疫で、新たに3万1747人の新型コロナウイルスへの感染が発表されました。

 祝日の翌日で、1週間前の火曜日(13日)より5万5804人減少しました。前週の同じ曜日を下回るのは27日連続。

 また、大阪府で11人、岐阜県で11人、千葉県で9人、埼玉県で8人、北海道で7人、和歌山県で7人、神奈川県で7人、長野県で7人、東京都で5人、鹿児島県で5人、熊本県で4人、茨城県で4人など、計127人の死亡の発表がありました。

 国内で感染が確認された人は、空港検疫などを含め2078万1057人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて2078万1769人となっています。

 感染して亡くなった人は、国内で感染が確認された人が4万3973人、クルーズ船の乗船者が13人で、合わせて4万3986人です。

 厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や集中治療室などで治療を受けるなどしている重症者は、前日より1人減って20日時点で299人となっています。

 一方、大阪府は20日、新型コロナウイルスの新たな感染者を2127人確認したと発表しました。感染者数は前週同曜日(9615人)と比べ7488人減りました。府内の感染者の累計は205万5996人。

 新たに70~90歳代の男女11人の死亡が判明し、府内の累計死者数は6367人。

 20日時点の重症者は前日から4人減の37人で、重症病床(597床)の同日の実質使用率(重い持病などを抱える軽症・中等症患者らを含む)は11・7%になりました。軽症・中等症病床には1605人が入院しており、軽症・中等症病床(4155床)の使用率は38・6%となりました。

 新規感染者のうち、感染者と同居して症状があり、PCR検査を受けずに医師の診断で陽性と判断された濃厚接触者は40人でした。自宅療養者は3万8485人。公費によるPCR検査などを1万3993件実施しました。

 2022年9月20日(火)

2022/09/20

🟧東京都、3794人の新型コロナ感染確認 2カ月半ぶりに4000人下回る

 東京都は20日、都内で新たに10歳未満から100歳以上の3794人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

 1週間前の火曜日より5061人減りました。新規感染者が4000人を下回るのは7月4日以来2カ月半ぶり。20日までの週平均の感染者は1日当たり7430・3人で、前週(9385・0人)の79・2%でした。

 20日に確認された新たな感染者を年代別にみると、最も多かったのは30歳代の718人で、40歳代の670人、20歳代の564人、10歳代の495人と続きました。65歳以上は307人でした。

 ワクチンの接種状況別では、2回接種済みが2307人、未接種は669人でした。

 病床使用率は29・8%。また、都が緊急事態宣言の要請を判断する指標を30~40%としている重症者用病床使用率は21・2%でした。「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使用」とする都基準の重症者数は前日から3人増え、28人でした。

 一方、都は、感染が確認された70歳代から90歳代の男女、合わせて5人が死亡したことを発表しました。

 また、確認された感染者のうち、都外から持ち込まれた検体を都内の医療機関で検査したのは52人でした。他県内の陽性者登録センターなどを通じた申請はありませんでした。

 東京都の累計の感染者数は310万9168人となり、累計の死者数は5744人になりました。

 2022年9月20日(火)

2022/09/19

🟧働く高齢者、2021年に最多909万人 65~69歳は2人に1人

 総務省が19日の「敬老の日」を前にまとめた2021年の65歳以上の就業者数は、2020年に比べて6万人増の909万人でした。18年連続で増加し、過去最多を更新しました。就業率は25・1%で、65~69歳に限れば50・3%と初めて5割を超えました。

 定年延長の広がりで高齢者が以前に比べて働きやすくなっているとともに、人手不足の現状も映し出しています。

 9月15日時点の人口推計によると、65歳以上の高齢者人口は前年比6万人増の3627万人と過去最多でした。総人口に占める割合は前年から0・3ポイント上昇の29・1%で過去最高となりました。男女別にみると、男性は1574万人で男性全体の26・0%、女性は2053万人で女性全体の32・0%を占めました。

 「団塊の世代」と呼ぶ1947~1949年生まれが70歳代になり、70歳以上の人口は前年比で39万人増の2872万人となりました。後期高齢者医療制度の対象となる75歳以上の人口は72万人増の1937万人に上りました。

 世界の主要国で2021年の高齢者の就業率を比べると、日本は韓国の34・9%に次いで高い水準にあります。アメリカは18・0%、カナダは12・9%、イギリスは10・3%、ドイツは7・4%となっています。各国とも10年前に比べて上昇しました。

 役員などとして働く高齢者を除くと、国内で非正規雇用の割合は75%程度を占めます。足元では新型コロナウイルス禍で高齢層の就労意欲が低下し、労働市場から退出する動きもみられます。労働力人口の減少を補うためには、労働参加を促す官民の取り組みが欠かせません。

 2022年9月19日(月)

🟧全国で新たに3万8057人が新型コロナ感染 2カ月ぶりに4万人を下回る

 国内では19日午後6時の時点で、東京都で4069人、神奈川県で2942人、埼玉県で2935人、大阪府で2328人、千葉県で2124人など全47都道府県と空港検疫で、新たに3万8057人の新型コロナウイルスへの感染が発表されました。

 前週の月曜日から約1万5000人減少しました。新規感染者が4万人を下回るのは7月11日以来2カ月ぶり。

 また、大阪府で10人、茨城県で6人、京都府で5人、北海道で5人、東京都で5人、千葉県で4人、神奈川県で4人、大分県で3人、岐阜県で3人、長崎県で3人、静岡県で3人、三重県で2人、兵庫県で2人、宮崎県で2人、山口県で2人、愛知県で2人、秋田県で2人、高知県で2人、山梨県で1人、岡山県で1人、島根県で1人、愛媛県で1人、栃木県で1人、青森県で1人、鳥取県で1人の合わせて72人の死亡の発表がありました。

 国内で感染が確認された人は、空港検疫などを含め2074万9336人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて2075万48人となっています。

 感染して亡くなった人は、国内で感染が確認された人が4万3846人、クルーズ船の乗船者が13人で、合わせて4万3859人です。

 厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や集中治療室などで治療を受けるなどしている重症者は、前日より11人減って19日時点で300人となっています。

 一方、大阪府は19日、新型コロナウイルスの新たな感染者を2328人確認したと発表しました。感染者数は前週同曜日(2634人)と比べ306人減りました。府内の感染者の累計は205万3869人となりました。

 新たに60~90歳代の男女10人の死亡が判明し、府内の累計死者数は6356人。

 19日時点の重症者は前日と同じ41人で、重症病床(597床)の同日の実質使用率(重い持病などを抱える軽症・中等症患者らを含む)は12・4%になりました。軽症・中等症病床には1591人が入院しており、軽症・中等症病床(4155床)の使用率は38・3%となりました。

 新規感染者のうち、感染者と同居して症状があり、PCR検査を受けずに医師の診断で陽性と判断された濃厚接触者は40人でした。自宅療養者は4万2599人。公費によるPCR検査などを9025件実施しました。

 2022年9月19日(月)

🟧東京都で4069人の新型コロナ感染確認 前週の同じ曜日よりも1585人減少

 東京都は19日、都内で新たに10歳未満から100歳以上の4069人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

 前週の同じ曜日(12日)より1585人少なくなりました。18日は8月21日以来28日ぶりに前週よりも感染者が増えたものの、19日は再び減少に転じました。また、19日までの7日間平均は8153・3人で、前の週の86・0%となりました。

 19日に確認された新たな感染者を年代別にみると、最も多かったのは30歳代の675人で、40歳代の666人、20歳代の616人、10歳未満の590人、10歳代の581人などと続きました。65歳以上は343人でした。

 ワクチンの接種状況別では、2回接種済みが2460人、未接種は827人でした。

 病床使用率は30・3%でした。また、都が緊急事態宣言の要請を判断する指標を30~40%としている重症者用病床使用率は22・1%。「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使用」とする都基準の重症者数は25人でした。

 一方、都は、感染が確認された70歳代から90歳代の男女、合わせて5人が死亡したことを発表しました。

 また、確認された感染者のうち、都外から持ち込まれた検体を都内の医療機関で検査したのは146人でした。他県内の陽性者登録センターなどを通じた申請はありませんでした。

 東京都の累計の感染者数は310万5374人となり、累計の死者数は5739人になりました。

 2022年9月19日(月)

🟧全国で新たに6万4044人が新型コロナに感染 前週比1万7400人減

 国内では18日午後6時の時点で、東京都で8077人、神奈川県で4457人、大阪府で4286人、埼玉県で4187人、愛知県で3774人など全47都道府県と空港検疫で、新たに6万4044人の新型コロナウイルスへの感染が発表されました。1日当たりの新規感染者は前週日曜日と比べ約1万7400人減少しました。

 また、大阪府で14人、千葉県で6人、大分県で6人、東京都で6人、京都府で5人、兵庫県で5人、愛知県で5人、岐阜県で4人、広島県で4人、栃木県で4人、青森県で2人、三重県で1人、佐賀県で1人、北海道で1人、埼玉県で1人、宮崎県で1人、山口県で1人、石川県で1人、茨城県で1人、静岡県で1人、鳥取県で1人、鹿児島県で1人の合わせて72人の死亡の発表がありました。

 国内で感染が確認された人は、空港検疫などを含め2071万1290人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて2071万2002人となっています。

 感染して亡くなった人は、国内で感染が確認された人が4万3769人、クルーズ船の乗船者が13人で、合わせて4万3782人です。

 厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や集中治療室などで治療を受けるなどしている重症者は、前日より2人増えて18日時点で311人となっています。

 一方、大阪府は18日、新型コロナウイルスの新たな感染者を4286人確認したと発表しました。感染者数は前週同曜日(5774人)と比べ1488人減りました。府内の感染者の累計は205万1549人となりました。

 新たに60~90歳代の男女14人の死亡が判明し、府内の累計死者数は6346人。

 18日時点の重症者は前日と同じ41人で、重症病床(597床)の同日の実質使用率(重い持病などを抱える軽症・中等症患者らを含む)は12・4%になりました。軽症・中等症病床には1564人が入院しており、軽症・中等症病床(4155床)の使用率は37・6%となりました。

 新規感染者のうち、感染者と同居して症状があり、PCR検査を受けずに医師の診断で陽性と判断された濃厚接触者は129人でした。自宅療養者は4万4853人。公費によるPCR検査などを1万9483件実施しました。

 2022年9月19日(月)

🟧東京都で8077人が新型コロナ感染 前週比327人増加

 東京都は18日、都内で新たに10歳未満から100歳以上の8077人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

 1週間前の日曜日より327人増え、前の週の同じ曜日を上回るのは8月21日以来、28日ぶりです。18日までの7日間平均は8379・9人で、前の週の86・3%となりました。

 新規感染者を年代別にみると、40歳代が1310人と最も多く、30歳代が1296人、10歳未満が1247人で続きました。65歳以上の高齢者は708人でした。

 ワクチンの接種状況別では、2回接種済みが4927人、未接種は1703人でした。

 病床使用率は、30・9%。また、都が緊急事態宣言の要請を判断する指標を30~40%としている重症者用病床使用率は、22・9%となりました。「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使用」とする都基準の重症者数は、17日から1人増え25人でした。

 一方、都は、感染が確認された60歳代から90歳代の男女合わせて6人が死亡したことを発表しました。

 また、確認された感染者のうち、都外から持ち込まれた検体を都内の医療機関で検査したのは129人でした。他県内の陽性者登録センターなどを通じた申請はありませんでした。

 東京都の累計の感染者数は310万1305人となり、累計の死者数は5734人になりました。

 2022年9月19日(月)

🇹🇷視力障害

■目が見えにくいのはなぜ■
 物がはっきり見えなくなる原因は、加齢のせいばかりとは限りません。目の怖い病気が潜んでいる場合も、あり得るのです。
 人間の目には120万から130万本もの視神経があり、膨大な量の情報を処理していますが、この視神経は年を加えるとともに年間、約5000本が失われていきます。同時に、目の組織自体も活性酸素などによる老化現象によって年々、感度が悪くなっていきます。年とともに、レンズの働きを担う水晶体の弾力性も失われていきますので、物がはっきり見えにくくなっていくのは、ある程度、仕方のないことです。
 しかしながら、見えにくさの背後に、失明の危険がある病気が隠れている可能性も、あります。「私も年だから」と放っておくと、病気が進行して取り返しのつかないことになりかねません。
 最近の傾向としては、パソコンやゲームの画面に視線を集中して、まばたきが減るために角膜が乾燥するドライアイが、確実に増えています。目の病気に直接つながることはありませんが、注意が必要でしょう。
●自覚症状がある障害
《老眼》
●近くだけが見えにくい
 40代くらいから、水晶体の弾力性が失われ、ピントを合わせることができなくなります。そのために、30~35センチの読書距離に焦点を合わせることが、むずかしくなります。
《白内障》
●霧の中にいるようにぼやける ●まぶしく感じる
 水晶体を形成する蛋白質が白く濁る病気。水晶体の周りから濁っていくケースが多く、初期には視野の中心は正常に見えるために、気が付かないこともあります。60代で60パーセント、80代ではほとんどの人が、発症しています。
《飛蚊(ひぶん)症》
●黒い点や糸くずなどがちらつく
 硝子体(しょうしたい)という眼球を満たすゼリー状の組織の中に濁りが出て、眼球の動きとともに、濁りの影が網膜に落ちて、ちらつきが起こります。加齢による硝子体の変性が原因であれば、それほど心配はありません。
  注意が必要なのは、稲妻のような光が見えた後、飛蚊症が生じた場合です。網膜に穴が開いた可能性があり、早急な治療を要します。
●意識的に自分でチェックすべき障害
《網膜剥離(はくり)》
●見えにくい部分がある ●像がゆがむ
 網膜に穴が開き、液体が網膜の下に入って網膜が浮き上がり、はがれてしまうもの。どんどんはがれてしまうため、早期発見が大切となります。
 発症には二つのピークがあり、30代と50~60代。
《黄斑(おうはん)変性症》
●視野の中心が見えない ●ゆがんで見える ●視力が非常に落ちる
 年齢を加えるのにつれて、網膜の中心部にある黄斑部の働きが悪くなって、発症するもので、欧米では失明原因のトップです。日本でも増加傾向にあり、高齢化や食生活の欧米化が原因と見られています。
●自覚症状がなく危険な障害
《緑内障》
 眼球内部を満たす液体は、常に入れ替わっています。その出口がふさがれて眼圧が高くなるなどが原因となって、視神経が傷付き、視野が狭くなるもので、徐々に進行します。自分では気付かないことが多いので、眼科での眼圧、眼底、視野の検査が必要です。
  潜在的な患者は、40代以降で17人に1人と推定されています。
《糖尿病網膜症》
 日本人の失明原因で最も多いのが、実は糖尿病の合併症です。糖尿病は血管に大きな負担がかかるせいで、網膜に張り巡らされた細い血管がもろくなり、破れて出血すると視力障害を引き起こします。
 糖尿病の人は白内障、緑内障にもなりやすく、注意が必要です。
■対策へのアドバイス■
●毎日、片目ずつチェック
 通常のように両目で見ると、片目の視野が欠けていても、もう一方の目で補ってしまいます。手で片目を隠し、視野が欠けていないか、物がゆがんで見えないか、二重に見えないか、見え方が左右で違わないかなど、チェックを行いましょう。  毎朝、窓の外や鏡などを見て調べる習慣をつけましょう。
●定期検査を受ける
 緑内障では、眼圧が正常の範囲内に収まっているケースが6割を占めているため、内科の定期検診では見逃される場合もあります。眼圧に加えて、眼底と視野の検査をすればわかりますので、心配な人は眼科で検診を受けましょう。
 また、網膜には痛みの神経がないために、穴が開いたり、出血したりしても、痛みを感じません。とりわけ糖尿病や高血圧、動脈硬化がある人は、眼底の異常を起こしやすいので、年に2回の眼底検査を受けましょう。
●紫外線を避ける
 紫外線は化学作用が強く、目の老化を早めます。眼鏡をかけている人は、UV カットのものにし、白内障で光がまぶしく感じられる人は、波長の短い光をカットする黄色やオレンジ、赤系統のサングラスをかけるのがお勧めです。
●パソコンを使いすぎない
 人間は通常、1分間に15~20回のまばたきをして、目の乾燥を防いでいます。ところが、パソコンやゲームの画面を見ている際には、極端に減り、5回以下になってしまいます。目は乾燥すれば自然に涙が出て潤いますが、高齢になると涙の分泌が減るために、角膜が乾いてトラブルも起こりやすくなります。
 「目が疲れたな」と自覚したら、目薬を差すなどして注意しましょう。目薬の中でも、防腐剤の入っていない人工涙液の使用がお勧めです。
●緑黄色野菜をたっぷりと
 目の老化を予防する栄養素を含む食材としては、抗酸化作用のあるビタミンを含む緑色野菜と黄色野菜、いわゆる緑黄色野菜がお勧めです。
 また、ビタミンとともに最近、注目されているのがルテインで、ホウレンソウやブロッコリーなどに豊富に含まれています。ルテインは目の水晶体や黄斑部に分布していますが、人間の体内では作ることができないため、食物から摂取しなければなりません。
 ルテインが不足すると、白内障や黄斑変性症のリスクが高まると見なされています。

2022/09/18

🟧中国でコロナ隔離施設への搬送バス横転、27人死亡 「ゼロコロナ」で失われた命と批判

 18日未明、中国南部貴州省の高速道路で、走行中の大型バスが横転する事故があり、同日正午時点で27人の死亡が確認されました。地元の警察が発表しました。バスには47人が乗っており、残る20人は救命治療中だといいます。

 事故が起きた同省三都県の政府関係者によると、新型コロナウイルス対策で隔離施設に人を移送する途中だったといいます。

 事故が起きたのは、省都・貴陽市の南東にある三都県の高速道路上。同県の政府関係者はバスが貴陽市の隔離対象者を市外の施設に移送する途中だったことを認めた上で、バスは同省が手配し、同県を通過していたとしています。バスの横転から半日以上たっているものの、同日夕時点で、被害者の詳細やバスがどこへ向かっていたのかなどは公表されていません。

 貴陽市は17日、新型コロナの感染拡大を受け、感染リスクが高いと判断した地域の住民約1万人を隔離施設に移動させると発表していました。

 中国では、ゼロコロナ政策を続ける政府の方針のもと、地域を丸ごと封鎖したり、感染者や濃厚接触者を隔離施設に移送したりするなどの対策をとっています。中国のSNS上では、「コロナでなく、コロナ対策によって失われた命だ」「なぜ真夜中に隔離のため人を移送していたのか」「情報を早く出せ」などの批判する投稿が相次いでいます。

 2022年9月18日(日)

2022/09/16

🟧東京都、8636人の新型コロナ感染確認 10歳未満含む13人死亡

 東京都は16日、都内で新たに10歳未満から100歳以上の8636人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

 1週間前の金曜日より604人減り、26日続けて前の週の同じ曜日を下回りました。16日までの7日間平均は8614・4人で、前の週の83・3%となりました。

 新規感染者を年代別にみると、30歳代が1541人と最も多く、40歳代が1498人、10歳未満が1227人で続きました。65歳以上の高齢者は752人でした。

 ワクチンの接種状況別では、2回接種済みが5434人、未接種は1734人でした。

 病床使用率は、32・6%。また、都が緊急事態宣言の要請を判断する指標を30~40%としている重症者用病床使用率は、23・6%。「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使用」とする都基準の重症者数は、前日と同じ26人でした。

 一方、都は感染が確認された10歳未満の女の子1人と60歳代から100歳以上の男女の合わせて13人が死亡したことを発表しました。

 また、確認された感染者のうち、都外から持ち込まれた検体を都内の医療機関で検査したのは166人でした。他県内の陽性者登録センターなどを通じた申請はありませんでした。

 東京都の累計の感染者数は308万5210人となり、累計の死者数は5718人になりました。

 2022年9月16日(金)

🟧100歳以上、初めて9万人超える 女性が88%、最高齢は115歳

 「敬老の日」(今年は19日)を前に、厚生労働省は16日、全国の100歳以上の高齢者が過去最多の9万526人になったと発表しました。9万人を超えるのは初めてで、昨年から4016人増え52年連続増。全体のうち女性が8万161人と88・6%を占めました。男性は1万365人。最高齢は115歳でした。

 厚労省の担当者は、「医療や介護が充実していることなどが増加の要因だ」とした上で「増加数の伸び率は落ち着きつつある」と説明しました。

 老人福祉法で「老人の日」と定めた15日時点で100歳以上の高齢者の数を、1日時点の住民基本台帳を基に集計しました。昨年からの増加数は男性が305人、女性は3711人。

 2022年度中に新たに100歳となる見込みの高齢者は、9月1日時点で海外在住者や永住外国人を含めて4万5141人。前年度から1508人増えて過去最多となりました。政府は対象者に、自治体や大使館を通じてお祝い状と銀杯を贈ります。

 女性の最高齢は大阪府柏原市の巽(たつみ)フサさんで、1907年(明治40年)4月25日生まれの115歳。男性は広島県神石高原町の中村茂さんで、1911年(明治44年)1月11日生まれの111歳。

 人口10万人当たりの100歳以上の高齢者数は72・13人。都道府県別では島根県が10年連続最多で142・41人、次いで高知県136・84人、鳥取県132・60人の順でした。一方、最少は埼玉県43・62人で、愛知県44・78人と千葉県50・98人が続きました。100歳以上が占める割合は、高齢化が進む地方部で高くなり、働く世代や子供が多い都市部で低くなる傾向があります。

 100歳以上の高齢者は調査を始めた1963年が153人で、1981年に1000人を突破。医療の進歩や健康意識の高まりで長寿化が進み、1998年に1万人を突破し、2012年には5万人を超えました。増加傾向は続くとみられます。

 厚労省によると、2021年の日本人の平均寿命は女性が87・57歳、男性が81・47歳となり、男女とも10年ぶりに前年を下回りました。新型コロナウイルス流行の影響とみられます。

 2022年9月16日(金)

🟧新型コロナの自宅療養者、45%減の58万人に

 新型コロナウイルスに感染し自宅で療養している人は、14日の時点では58万人余りだったことが厚生労働省のまとめでわかりました。

 ただ、感染した人の詳しい報告の対象を限定する運用が始まっている6つの県については、詳細な把握が困難だとして今回の集計には含まれておらず、厚生労働省は今後、必要な情報が得られるようにするための対策を進めることにしています。

 厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスに感染して自宅で療養している人は、9月14日の時点で58万1982人でした。100万人を超えていた先週から45%減りました。減少は3週連続となります。

 都道府県別では、大阪府が最も多く5万7728人、奈良県が5万1252人、愛知県が4万4131人などとなっています。

 また、入院が必要と判断された人のうち、受け入れ先を調整中だった人は345人でした。

ただ、感染した人についての医療機関からの詳しい報告の対象を高齢者などに限定し、対象とならない人は年代と総数のみを報告する運用を行っている宮城、茨城、三重、鳥取、佐賀、長崎の6県については、自宅で療養している人などの詳細な人数の把握は困難だとして、集計には含まれていません。

 感染者の詳しい報告の対象を限定する運用は、9月26日から全国一律で始まることになっており、厚労省は今後、必要な情報が得られるようにするための対策を進めることにしています。

 2022年9月16日(金)

🟧15日の新型コロナ感染者、全国で8万5867人 171人死亡、364人重症

 国内では15日午後6時30分の時点で、東京都で8825人、大阪府で6501人、愛知県で5911人、埼玉県で5797人、兵庫県で4154人、神奈川県で4042人など全47都道府県と空港検疫で、新たに8万5867人の新型コロナウイルスへの感染が発表されました。

 1週間前から約2万6500人減り、21日連続で前週の同じ曜日を下回りました。

 また、大阪府で18人、千葉県で15人、東京都で14人、愛知県で12人、福岡県で12人、埼玉県で10人、広島県で8人、京都府で7人、兵庫県で7人、宮城県で6人、神奈川県で5人、茨城県で5人など、計171人の死亡の発表がありました。

 国内で感染が確認された人は、空港検疫などを含め2050万353人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて2050万1065人となっています。

 感染して亡くなった人は、国内で感染が確認された人が4万3382人、クルーズ船の乗船者が13人で、合わせて4万3395人です。

 厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や集中治療室などで治療を受けるなどしている重症者は、前日より12人減って15日時点で364人となっています。

 大阪府は15日、新型コロナウイルスの新たな感染者を6501人確認したと発表しました。感染者数は前週同曜日(8291人)と比べ1790人減りました。府内の感染者の累計は203万5798人。

 新たに30~90歳代の男女18人の死亡が判明し、府内の累計死者数は6299人。

 15日時点の重症者は前日から12人減の40人で、重症病床(594床)の同日の実質使用率(重い持病などを抱える軽症・中等症患者らを含む)は12・5%になりました。軽症・中等症病床には1622人が入院しており、軽症・中等症病床(4150床)の使用率は39・1%となりました。

 新規感染者のうち、感染者と同居して症状があり、PCR検査を受けずに医師の診断で陽性と判断された濃厚接触者は179人でした。自宅療養者は5万1124人。公費によるPCR検査などを2万198件実施しました。

 2022年9月16日(金)

🟧東京都で新たに8825人が新型コロナ感染 25日連続で1週間前を下回る

 東京都は15日、都内で新たに10歳未満から100歳以上の8825人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

 1週間前の木曜日より1815人減り、25日続けて前の週の同じ曜日を下回りました。15日までの7日間平均は8700・7人で、前の週の80・6%となりました

 新規感染者を年代別にみると、30歳代が1584人と最も多く、40歳代が1539人、20歳代が1278人と続きました。65歳以上の高齢者は826人でした。

 ワクチンの接種状況別では、2回接種済みが5623人、未接種は1726人でした。

 人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使っている重症の患者は、前日と同じ26人でした。

 一方、都は、感染が確認された10歳未満と、70歳代から90歳代の合わせて男女14人が死亡したことを発表しました。

 また、確認された感染者のうち、都外から持ち込まれた検体を都内の医療機関で検査したのは167人でした。他県内の陽性者登録センターなどを通じた申請はありませんでした。

 東京都の累計の感染者数は307万6574人となり、累計の死者数は5705人になりました。

 2022年9月16日(金)

2022/09/15

🟧新型コロナ流行、収束させる機会が訪れている WHOが対策の継続呼び掛け

 世界保健機関(WHO)は9月14日、新型コロナウイルスの新規感染者の報告数が劇的に減少したと発表し、パンデミック(世界的流行)を収束させる機会が訪れているとして、各国に対策を続けるよう呼び掛けました。

 WHOの最新データによると、11日までの1週間に報告された世界の新規感染者数は310万人で、前週から28%減少し、WHOがパンデミックを宣言した2020年3月以降で最少の水準に減少しました。だが、多くの国では検査体制が縮小されているため、実際の感染者数はこれよりも大幅に多いとみられています。

 また、WHOによると、11日までの1週間で、新型コロナによる死者は世界で約1万900人が報告され、2020年3月以降で最も少なくなりました

 WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェスス事務局長は、「パンデミックを終わらせる上で、かつてない絶好の立場に我々はいる」と言明し、「まだ達していないが、終わりは視野に入っている」との見方を示しました。

 その上で、この機会を逃すとさらなる変異型の発生や死者の増加などリスクが高まるとして、WHOは同日、各国政府に向け感染拡大防止策のガイドラインを公開。医療従事者や高齢者を含む最もリスクの高い人々のワクチン接種率100%を目指す取り組みや、ウイルスの検査と解析の継続などを勧告しました。

 新型コロナウイルスは中国・武漢市で2020年1月に大規模な集団感染が確認され、その後世界中に広まりました。イギリスのオックスフォード大学の研究者らでつくる「アワー・ワールド・イン・データ」によると、これまでに世界で6億人以上が感染し、650万人以上が死亡しているとみられます。

 現在世界で広がっている変異型「オミクロン型」は、従来型より感染力が高いものの毒性が低くなっているとの研究が相次いでいます。世界で7割近くの人が少なくとも1回ワクチン接種を受けたこともあり、重症者や死者数は減る傾向にあります。

 2022年9月15日(木)

🟧アメリカのモデルナ、「BA・5」対応ワクチン「11~12月に供給」 日本での工場建設を検討

 アメリカのバイオ企業モデルナの日本法人モデルナ・ジャパンの鈴木蘭美社長は14日の記者会見で、新型コロナウイルスのオミクロン型の「BA・5」に対応した新ワクチンの供給開始時期について「11~12月」になるとの見通しを明らかにしました。「BA・1」と従来型由来の成分を含む2価ワクチンの実用化に続き、新ワクチンについても近く厚生労働省に薬事承認を申請する方向です。

 一方、来日中の同社のステファン・バンセル最高経営責任者(CEO)は、メッセンジャーRNAを活用した医薬品の製造工場について「日本でも建設することを検討している」と表明。鈴木社長は「(実現すれば)次のパンデミックで日本政府の指令から数カ月以内に、全国民に有効なワクチンを届けられる」と述べ、バンセル氏の来日中に政府関係者らと協議を進める意向を示しました。

 バンセル氏はまた、メッセンジャーRNAワクチンを巡り特許権が侵害されたとしてモデルナ社がアメリカでファイザーとドイツのビオンテックを提訴した件について、新型コロナのワクチン供給が世界的に落ち着いてきたことを受けた対応だと説明。感染拡大初期から侵害だと認識してきたとした上で、「(医薬品開発において)知的財産権は重要だ。イノベーションはしかるべき報酬を受けるべきだ」との見解を示しました。

 2022年9月14日(水)

2022/09/14

🟧全国で新たに10万277人が新型コロナ感染 死者184人、重症者は376人

 国内では14日午後6時の時点では、東京都で1万593人、大阪府で7719人、愛知県で7155人、埼玉県で6039人、神奈川県で5139人、兵庫県で4572人、千葉県で4416人など全47都道府県と空港検疫で、新たに10万277人の新型コロナウイルスへの感染が発表されました。

 1日当たりの新規感染者は前週の水曜日(7日)より2万9493人少なく、21日連続で前週の同じ曜日を下回りました。新規感染者が10万人を超えるのは6日ぶり。

 また、埼玉県で18人、大阪府で17人、東京都で16人、千葉県で14人、神奈川県で13人、京都府で7人、兵庫県で7人、愛知県で7人、沖縄県で7人、福岡県で7人、宮城県で6人、栃木県で6人、三重県で5人、北海道で5人、広島県で5人、茨城県で5人など、計184人の死亡の発表がありました。

 国内で感染が確認された人は、空港検疫などを含め2041万4505人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて2041万5217人となっています。

 感染して亡くなった人は、国内で感染が確認された人が4万3211人、クルーズ船の乗船者が13人で、合わせて4万3224人です。

 厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や集中治療室などで治療を受けるなどしている重症者は、前日より36人減って14日時点で376人となっています。

 大阪府は14日、新型コロナウイルスの新たな感染者を7719人確認したと発表しました。感染者数は前週同曜日(9598人)と比べ1879人減りました。府内の感染者の累計は202万9299人。

 新たに50~90歳代の男女17人の死亡が判明し、府内の累計死者数は6281人。

 14日時点の重症者は前日から2人増の52人で、重症病床(596床)の同日の実質使用率(重い持病などを抱える軽症・中等症患者らを含む)は14・9%になりました。軽症・中等症病床には1690人が入院しており、軽症・中等症病床(4154床)の使用率は40・7%となりました。

 新規感染者のうち、感染者と同居して症状があり、PCR検査を受けずに医師の診断で陽性と判断された濃厚接触者は197人でした。自宅療養者は5万4082人。公費によるPCR検査などを2万7585件実施。

 2022年9月14日(水)

🟧東京都の新型コロナ感染、6日ぶり1万人超 新たに1万593人確認

 東京都は14日、都内で新たに10歳未満から100歳以上の1万593人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

 1週間前の水曜日(1万3568人)より2975人減り、24日続けて前の週の同じ曜日を下回りました。新規感染者が1万人を超えるのは6日ぶり。14日までの7日間平均は8960人で、前の週の79%となりました。

 新規感染者を年代別にみると、10歳未満が1844人と最も多く、40歳代が1757人、30歳代が1742人と続きました。65歳以上の高齢者は956人でした。

 ワクチンの接種状況別では、2回接種済みが6229人、未接種は2337人でした。

 病床使用率は、35・0%。また、都が緊急事態宣言の要請を判断する指標を30~40%としている重症者用病床使用率は、24・3%。「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使用」とする都基準の重症者数は、前日から2人減って26人でした。

 一方、都は、感染が確認された40歳代と、70歳代から100歳以上の合わせて男女16人が死亡したことを発表しました。

 また、確認された感染者のうち、都外から持ち込まれた検体を都内の医療機関で検査したのは126人でした。他県内の陽性者登録センターなどを通じた申請はありませんでした。

 東京都の累計の感染者数は306万7749人となり、累計の死者数は5691人になりました。

 2022年9月14日(水)

🇬🇭体臭

■体臭のメカニズム■

《汗と体臭と、個性と》

 広辞苑によると、「体臭」とは「皮膚の汗腺・皮脂腺の分泌物から生ずる一種の臭気」、現代実用辞典に至っては、「からだのにおい」と素っ気ない表現で片付けています。

 しかし、汗をかく季節には、体臭を気にしないでいられる人は、少ないのではないでしょうか。特に潔癖症、臭い過敏症ともいえる現代人にとっては、自分や他人の体臭が気になります。そこで、そもそも体臭とは何かといった点から、考えてみましょう。

 体臭ができるメカニズムは、ほぼ解明されています。皮脂や汗など脂質の酸化が、その大きな原因です。同時に、体臭が「HLA」という遺伝子に関係しており、人によって臭いの種類も違えば、臭う強さも違うなど個人差があることも、わかっています。 

  私たち人間が動物である以上、他の動物と同様に、その個体を識別するものが「体臭」といったところが、妥当な認識ではないでしょうか。このように考えれば、「一般的に体臭が薄い」といわれる日本人でも、人によって臭いがほとんどなかったり、あるいは体臭そのものがよい香りだという幸運な人がいる一方、臭いが強かったり、あるいは自分の体臭は悪臭だと思い込んで悩む人がいるのも、納得できます。

 「自分の体臭は悪臭で、人に嫌われるのではないか」といった不安や悩みを持つことこそが、現代人の深刻な心の病の一つだとも、一説にいわれています。まずは、自分の個性の一つとして、体臭を前向きにとらえることから、対処してみたいものです。

《体臭の発生源とその理由》

発生源
働き
体臭となる理由
皮脂腺

皮脂を分泌し、体の表面を守り、潤いを与える。

空気に触れることで酸化し、臭いが生じる。

汗腺(エクリン腺)

汗を出すことで、体温と水分を調整している。

汗そのものは、ほとんど臭いがない。ただ、上記の皮脂と混ざり合い、雑菌が繁殖するなどして、臭いを発生させる。

汗腺(アポクリン腺)

異性へのアピール!?

脇の下、乳輪、外陰部など限られた部分にのみあり、この腺から分泌される汗には脂肪、鉄分、尿素、アンモニアなどが含まれ、汗そのものに大なり小なり臭いがある。

《実は、においに恋してる?》

 興味深い調査結果が、あります。未婚の女性に、男性の着たTシャツの「におい」をかいでもらい、好き嫌いの関係を探ったところ、父親由来のにおいの遺伝子(HLA)を多く持つ男性に対して、好意を持つ傾向があったというのです。

 これを推測していくと、女性は父親の、男性は母親のにおいと似ている異性を好むという仮説も、成り立ちます。また、特に脇の下のにおいは、思春期以降に出てくるため、フェロモンと関係しているといった説も、根強くあります。とかく否定されがちな存在ですが、体臭はもしかしたら、異性に好き嫌いを判定させる好材料なのかもしれませんね。

 因みに、日本ではあまり発達してこなかった化粧品に、香りの強い順に「香水」、「オードトワレ」、「コロン」などの種類がある「フレグランス」があります。まことしやかに語られてきた説では、「体臭が日本人より強い欧米人がにおいを隠すために、フレグランスを使う文化を発達させてきた」としていますが、まったくの俗説に属します。彼らが体臭を気にし始めた歴史より、香料を愛用し始めた歴史のほうが、圧倒的に古いからです。 

 このフレグランスを選ぶ際、おおかたの人は「香りが好き」といった基準で、つい選びがちなのではないでしょうか。しかしながら、フレグランスは自分の体臭や体温と相まって香りを醸し出すもの。最初から「体臭ありき」で発想し、選ぶのが正解なのです。

 かの女優、マリリン・モンローがシャネルNo.5をネグリジェにしていたという話は、あまりにも有名です。シャネルの香水がモンローの体臭と組み合わされた時、とても魅惑的な香りを放ったことと想像されます。

 自分の体臭と体温、それとの組み合わせで選ぶフレグランス。そのような視点で楽しめば、体臭そのものが自分の魅力をいっそう引き出す要素となるのです。香水やオードトワレの場合は、香りが強くて持続性もあるので、使用する量に気を付けましょう。自分にとってはよくても、周囲に不快感を覚えさせたり、必要以上に「派手な人」といった印象を与えることもあるので、配慮をお忘れなく。

《こんな臭いにはご用心》

 体から発せられるにおいには個人差があり、においの強さもまた人それぞれではありますが、時には、臭いの原因が病気に基づくこともあります。

 例えば、糖尿病になると甘い臭いがするようになり、甲状腺機能亢進症やパーキンソン氏病になると、皮脂腺が刺激され、独特の体臭が出るようになるといわれます。また、口臭がひどい場合は、内臓疾患の可能性もあります。

 大切な体をしっかりセルフチェックするためにも、日頃の自分の体臭を知っておくことが、大切となります。「体臭がいつもと違う」、「体のにおいが変わってきた」、「ケアをいろいろしても、臭いが軽減されない」…こんな時は、一度専門医に相談してみましょう。

■体臭防止の傾向と対策■

《清潔第一。食べ物注意》

 体臭は個性、あなたの魅力とはいえ、猛暑の夏に体臭が強くなっては、自分でもうっとうしいもの。周りから「汗くさい」なんていわれないためにも、生活や食事に一工夫していきましょう。

 臭い対策でまず最初に押さえておきたいのが、気持ち的なポイント。「汗をかきたくない」、「汗をかくと臭い→人に嫌われる」といった頭の中の思考回路を一

度、断ち切ることです。

 なぜかといえば、気にすれば気にするほど、汗をかく要因になるからです。これを「精神性発汗」といいます。例えば、緊張すると冷や汗が出たり、手に汗が浮いたりするのが、精神性発汗です。「汗をかくことは自然なことで、汗へのケアをすればよい」と気持ちを切り替えて、必要以上の心配は抑えていきましょう。

 次にケア。こちらは清潔第一。毎日、お風呂に入る、まめに下着を取り替えるといったことが基本ですが、近年はさまざまな制汗剤が出回っているので、出掛ける前に使用しておくのもよいでしょう。

 因みに、制汗剤とデオドラント剤では、もともとの発想が違うことをご存知ですか。制汗剤は、汗腺に働きかけて汗を出にくくするもの。デオドラント剤のほうは、臭いを作り出す雑菌を退治したり、繁殖を阻止するもの。覚えておくと、何かと便利でしょう。

 第三に、汗をかいたら、こまめの対処を。汗を拭(ふ)き取り、サッパリと。こちら用にもシート状の拭き取り剤が多数市販されているので、便利です。汗をかけば、誰でも気持ちが悪いもの。肌だって、同じなのです。汗をかいたまま放置されれば、肌が臭いを発生させる。つまり、汗臭さや体臭が強くなるのは、「不快だ」という肌からのサインともいえましょう。

 そして、もう一つ気を付けたいのが、食生活。下表で示すように、基本的に肉類の多い食生活をしていると、体臭は強くなるといわれています。欧米人の体臭が強いのも、食生活に一因があるとされています。

 逆に多く取りたいのが、抗酸化食品。先にも述べた通り、体臭の原因は脂質などの酸化。酸化を防げば、体臭も抑えることができるわけです。

《体臭を抑えるために控えたい食品》

控えたい食べ物
その理由
動物性たんぱく質

動物性たんぱく質や脂肪を多く含む肉や乳製品を多く摂取すると、脂質の分泌が増え、臭いのもととなる。汗も、かきやすくなる。肉・牛乳・チーズなどは、控えめにしよう。

辛いもの、臭いの強いもの

辛いものを食べると汗が出るのは、誰もが経験したことがあるはず。また、ニンニク・ニラ・ネギ・ラッキョウなどが臭いの原因であることも、周知の事実。夏は食べる時間や場所を選びたい。

《意識して取りたい抗酸化食品》

種類
多く含まれる食品
ビタミンE

小麦胚芽、植物油、アーモンド、ピーナッツ、うなぎ、緑黄色野菜など

ビタミンB2

どじょう、うなぎ、レバー、さば、干ししいたけ、強化米、納豆など

《部位別の臭いの原因とケア法》

 特に気になる部位には、適材適所の臭い対策を。

部位
臭いの原因
対策

頭皮や髪に皮脂がたまると、細菌に分解されて、臭いが発生。たばこなどの臭いが移りやすいことも、悪臭の原因に。

まめの洗髪を心掛ける。また、濡れていると臭いが移りやすいので、よく乾かす。

口 

唾液の分泌が少なくなると、細菌が繁殖し、食べカスの分解や発酵が進むために、悪臭が発生。

よく噛んで食べて、唾液の分泌を促す。食後は歯磨きをし、臭いの原因となる食べカスを残さない。口の中が渇いたら、適度な水分を補給する。ない場合には、ガムなどでも。

脇の下

アポクリン腺による独特の臭いが発生。

吸汗性の高い下着を身に着ける。消臭剤を利用する。食生活に注意する。

生殖器

アポクリン腺と恥垢によって、臭いが発生。

こまめに洗う。ただし、石鹸などの洗い残しがあると、それ自体が臭いの原因に。シャワーなどで洗い流す程度が、最もよい。

足の裏に密集したエクリン腺からの汗を、雑菌が分解。脂質とも混ざり合い、悪臭が発生。

程よいゆとりがあり、通気性の高い靴を選ぶ。2日続けて、同じ靴を履かない。とりわけ冬は体が汗をかかないぶん、手足が汗をかきやすくなる。時々、靴内をアルコールで拭くなどして、靴内の雑菌を排除する。足も、アルコールの入ったウエットティッシュで拭いたり、汗を抑える足用スプレーを使う。

 

🇹🇷脱毛、薄毛

■脱毛のメカニズム

 なぜ、人間は髪の毛が抜け落ちて、ハゲや薄毛になるのでしょうか。ハゲることに関しては、「ホルモン悪人説」と「血統・遺伝説」という二大原因説があります。

●ホルモン悪人説とは

 性別を問わず、私たち人間の毛髪はさまざまホルモンの影響を受けていますが、ハゲや薄毛には男性ホルモンが深く関わっています。中でも、人間の毛髪に影響を及ぼす男性ホルモンは、「テストステロン」と「DHT(5α-デヒドロテストステロン)」の2種類で、とりわけDHTはハゲや薄毛の引き金となる怖いホルモンです。 

 DHTは、毛根鞘にある5α-リダクターゼという還元酵素によりテストステロンが変身したもので、頭髪以外の体毛には多毛化を促す反面、頭髪に対してだけは成長を抑制するため、結果的にハゲ・薄毛へと導くことになります。これが「ホルモン悪人説」です。 

 このDHTは皮脂腺活性も高進させる作用を有するため、ハゲの人は皮脂過多になりやすい状況にあります。そのため、頭髪の皮脂軽減が発毛の根幹のように宣伝される傾向がありますが、皮脂の取りすぎはリバウンドで、さらに脱毛を悪化させることもありますので、適度がよいでしょう。 

 「ホルモン悪人説」の元凶とされるDHT以外に、人間の毛髪に影響を及ぼすホルモンには次のようなものがあります。

人間の毛髪に影響を及ぼすホルモン

1. テストステロン(男性ホルモン)

 テストステロンは、筋肉の増強を促し、男らしい体付きをつくります。

2. エストロジェン(女性ホルモン)

 頭髪が成長し続ける期間を長くする作用があり、全体からみれば頭髪の成長にプラスに働いているといえます。男性の頭髪成長期よりも、女性のほうが時間的に長いため、女性は腰のあたりまで髪を伸ばすことが可能なのです。

3. サイロキシン(甲状腺ホルモン)

 休止期にある頭髪の成長開始(成長活動)を早くするように、促す役目を持っています。同じ頭部でも、側頭部や後頭部はこの支配を受けているため、ハゲにくいといえます。

4. コルチゾン(副賢皮質ホルモン)

 甲状腺ホルモンとは逆に、頭髪成長期の開始を遅くします。しかし、分泌が過剰になると、全身多毛ということになります。   


 このように頭髪にはいろいろなホルモンが複雑に関係し、毛の成長をコントロールしています。その中でも、脱毛、抜け毛、ハゲ、薄毛に大きく関わってくるのが男性ホルモンであることは、間違いのないところです。

●血統・遺伝説とは 

 若いうちからハゲてしまう若ハゲ(若年性脱毛症)は、遺伝性であることが非常に多く、それも家系の中で男性だけに現われる遺伝形式(伴性優性遺伝)で受け継がれていきます。男性型禿髪症の実に80%以上が遺伝性といわれるほどで、この場合もDHTに影響されやすい体質が受け継がれてしまうのです。これが「血統・遺伝説」です。 

 では、どのように血統が遺伝していくのでしょうか。私たちは両親から一個ずつの毛髪に関する遺伝子をもらいます。その遺伝子の組み合わせは、下の主な3つです。 

両親から受ける毛髪遺伝子の組み合わせ

 1. 正常な遺伝子と正常な遺伝子

 2. ハゲ・薄毛の遺伝子と正常な遺伝子

 3. ハゲ・薄毛の遺伝子とハゲ・薄毛の遺伝子

  男性は優性遺伝のため、ハゲ・薄毛の遺伝子が一つでもあればハゲてしまう確率は高くなります。

 その確率は次のとおりです。

遺伝子によってハゲる確率

 A. 父親にハゲ・薄毛の遺伝子が一つでもある→50%

 B. 母親にもハゲ・薄毛の遺伝子がある→75%

 これに比べて、両親ともに正常な遺伝子を持っていた場合、子供にハゲ・薄毛が現われることは、遺伝子学的にはありません。ただし、食生活や生活環境の乱れ、ストレスなどで薄毛になることもありますので、注意しましょう。 

 ちなみに女性にはハゲが少なく、あっても薄毛程度なのは、頭髪の成長にプラスに働く女性ホルモンが常に男性ホルモンより優位にあることのほかに、脱毛の仕方に違いがあるからです。

 毛は通常、一つの毛根から2〜3本が生えています。脱毛の時、女性はその中から1本だけが抜けますが、男性は一つの毛根から生えているすべての毛が一度に抜けてしまうのです。

■脱毛、薄毛を予防する3ポイント

 遺伝的要因を退治することは、不可能です。それでは、日常生活でできる中でハゲないためには、どうしたらよいのでしょうか。ポイントは、頭皮を清潔に保つことと、健康的な生活習慣を心掛けることにあります。 

ハゲを予防する3つのポイント

 1、効果的なシャンプー

 2、効果的な食事

 3、ストレスからの解放

●効果的なシャンプー

 毎日たくさんの脱毛に悩み、「シャンプー時には生きた心地がしない」という人は、意外に多いものです。だからといっても、頭皮を清潔に保つためにもシャンプーは欠かせません。

 脱毛の悩みのある人は、皮脂過剰でベタつきがちな頭皮の場合が多いのですが、使用するとスッとするミント感覚のシャンプーや、「フケ防止」とうたう硫黄分が配合されているシャンプーは、かえって頭皮を刺激しすぎる結果となり、リバウンド現象としてますます皮脂を出してフケを増やしてしまうことがあります。

 頭皮を保護するために最もお勧めできるのは、「ベビー用の低刺激性シャンプー」。頭皮を傷付けないように、毎日サッと洗うことです。もし、頭皮がパサついているようなら、シャンプー前にベビーオイルかオリーブオイルでマッサージしてから、髪を洗うようにしましょう。 

●効果的な食事

 ハゲ、薄毛によいというので、海藻類を多く食べるようにしたけれども、大した変化はみられなかった。こんな経験をお持ちの方も、少なくないと思います。その他にも、毛の成分であるタンパク質を多く取るのがよいという人もいます。

 確かに、海藻などは毛髪の質を良くする効果はあるでしょう。しかし、それを食べることが髪が生えるための重要なポイントであるとはいえません。

 より大切なことは、体の健康を保つための基本的な方法として、バランスのとれた食生活を心掛けることです。特に注意する点としては、皮脂が過剰にならないように、脂っこいものを食べすぎないようにすることです。

●ストレスからの解放

 大きすぎるストレスは、脱毛を促進させるだけでなく、心身全体に悪い影響をもたらします。そこで、毎日のリラックス法をいろいろと考えましょう。

 普通、人はストレスが高じるとイライラして髪をかきむしったり、食事、飲酒、喫煙などで発散させようとします。ところが、度がすぎると睡眠不足なども加わり、当然のように体や髪の健康に悪影響をもたらすことになります。

 暴飲暴食は頭皮の血行を悪くしてしまい、喫煙も毛細血管を縮めるので、やはり血行を害してしまいます。髪にうまく栄養が送られなくなれば、脱毛はますます進むことになります。

 また、いろいろな悩みで苦しんだりすると、精神だけでなく頭皮にも緊張が生まれ、血行が悪くなってしまいます。自分自身の心身を絶えずチェックして、ストレスを解消するように工夫し、体全体の代謝バランスを整えることが、髪にも必要なのです。

🟧オミクロン型対応ワクチン、無料の公的接種に 5カ月間隔、20日開始

 新型コロナウイルスのオミクロン型に対応したワクチンの接種について、厚生労働省は、無料で受けられる公的接種に位置付けた上で、来週20日から始める方針を決めました。

 厚労省は年末年始に懸念される感染拡大に備え、希望する人が年内に接種を終えることを目指すとしています。

 厚労省は14日、専門家でつくる分科会を開き、アメリカの製薬会社、ファイザー社とモデルナ社のワクチンを使用して無料の公的接種を開始する方針を決めました。

 対象となるのは、従来のワクチンで2回目までを終えている12歳以上のすべての人で、前回の接種から少なくとも5カ月以上経過していることが条件となります。

 9月20日に4回目をまだ接種していない高齢者や医療従事者などから開始され、10月半ばまでに順次、対象が拡大されます。

 3回目までを終えた多くの人にとって、4回目としてオミクロン型に対応したワクチンが接種できるようになるほか、すでに4回目を接種した人の5回目や、2回目まで接種した人の3回目として使用されます。

 効果について厚労省は、オミクロン型に対し従来のワクチンを上回る重症予防効果や、持続期間が短い可能性はあるものの感染予防効果や発症予防効果が期待されるとしています。

 厚労省は年末年始に懸念される感染拡大に備え、希望する人が年内に接種を終えることを目指すとしています。

 2022年9月14日(水)

🟧コロナ接触確認アプリ「COCOA」機能停止へ 感染者の全数把握簡素化で

 新型コロナウイルスの接触確認アプリ「COCOA(ココア)」について、河野太郎デジタル大臣は、感染者の全数把握が簡素化されることに伴って、機能を停止にする方針であることを明らかにしました。

 COCOAは、新型コロナウイルスに感染した人と濃厚接触をした可能性がある場合に通知される、国が運用するアプリです。

 このアプリについて、河野大臣は、13日の閣議後の記者会見で「ルールが変わり、COCOAを活用する前提が変わるので機能停止ということになる」と述べ、機能を停止にする方針を明らかにしました。

 感染症法に基づいて医療機関に求めていた、すべての感染者の届け出を高齢者などに限定する運用が9月26日から全国一律の措置として始まることに伴い判断したとしています。

 COCOAの機能を停止する日程などについては、今後発表するとしています。

 また、河野大臣は「総括をしっかりとして、次のパンデミック(世界的大流行)につないでいくということをやらなければいけない」と述べ、COCOAを運用する上での課題などについて検証する考えを示しました。

 松野博一官房長官は記者会見で、委託先企業などとの累計契約額はおよそ13億円で、ダウンロード数は4000万件程度だったと明らかにしました。「行動変容を促す効果が一定程度あった」と評価しました。

 COCOAは2020年6月の提供開始の直後から不具合が相次ぎました。2021年2月には接触しても通知されない状態が4カ月ほど続いていたことが発覚し、会計検査院が厚生労働省に是正改善を要求しました。

 2022年9月13日(火)

2022/09/13

🟧全国で8万7572人が新型コロナ感染 前週より2万4602人減、死者220人

 国内では13日午後6時の時点で、大阪府で9617人、東京都で8855人、愛知県8757人、神奈川県で4279人、兵庫県で3859人、静岡県で3181人、福岡県で3179人、千葉県で3131人など全47都道府県と空港検疫で、新たに8万7572人の新型コロナウイルスへの感染が発表されました。

 前週の同じ曜日(6日)より2万4602人少なく、20日連続で前週の同じ曜日を下回りました。10万人を下回るのは5日連続。

 また、東京都で20人、大阪府で19人、埼玉県で18人、千葉県で16人、愛知県で13人、静岡県で11人、神奈川県で10人、広島県で8人、沖縄県で8人、福岡県で7人、長野県で7人、京都府で6人、北海道で6人、石川県で6人、兵庫県で5人、大分県で5人、宮城県で5人、鹿児島県で5人など、計220人の死亡の発表がありました。

 国内で感染が確認された人は、空港検疫などを含め2031万4248人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて2031万4960人となっています。

 感染して亡くなった人は、国内で感染が確認された人が4万3027人、クルーズ船の乗船者が13人で、合わせて4万3040人です。

 厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や集中治療室などで治療を受けるなどしている重症者は、12日時点で412人となっています。

 大阪府は13日、新型コロナウイルスの新たな感染者を9617人確認したと発表しました。感染者数は前週同曜日(1万2093人)と比べ2476人減りました。府内の感染者の累計は202万1581人。

 新たに60~90歳代の男女19人の死亡が判明し、府内の累計死者数は6264人。

 13日時点の重症者は前日から10人減の50人で、重症病床(595床)の同日の実質使用率(重い持病などを抱える軽症・中等症患者らを含む)は13・8%になりました。軽症・中等症病床には1795人が入院しており、軽症・中等症病床(4158床)の使用率は43・2%となりました。

 新規感染者のうち、感染者と同居して症状があり、PCR検査を受けずに医師の診断で陽性と判断された濃厚接触者は271人でした。自宅療養者は5万7728人。公費によるPCR検査などを1万4876件実施しました。

 2022年9月13日(火)

🟧オミクロン型「BA・5」など対応ワクチンを厚労省に申請 アメリカのファイザー

 新型コロナウイルスのオミクロン型のうち、感染の主流となっている「BA・5」に対応する成分が含まれるワクチンについて、アメリカの製薬大手「ファイザー」は、厚生労働省に承認を求める申請を行いました。

 ファイザーの発表によりますと、厚労省に13日承認申請したのは、ドイツのビオンテックと共同開発するオミクロン型の「BA・4」や「BA・5」、それに従来の新型コロナウイルスに対応する成分が含まれるワクチンです。

 このワクチンは、遺伝物質のメッセンジャーRNAが2種類含まれる「2価ワクチン」というタイプで、ウイルスの表面にある「スパイクタンパク質」を体の中で作り出すことで、それぞれのウイルスに対応した免疫の反応を引き起こします。

 「BA・4」と「BA・5」は「スパイクタンパク質」が同じ形で、ファイザーは人に投与する前の実験のデータでは、このワクチンを追加接種することで「BA・5」や従来のウイルスなどに対する強い中和抗体の反応が得られることが示されたとしています。

 アメリカでは、このワクチンの12歳以上の追加接種について8月31日に食品医薬品局(FDA)が緊急使用の許可を出し、9月1日には疾病対策センター(CDC)が正式に推奨すると発表しています。

 「BA・4」と「BA・5」に対応したワクチンで日本国内で承認されたものはまだありません。

 2022年9月13日(火)

🇺🇬にきび(尋常性痤瘡)

■皮膚の炎症性疾患で、思春期の生理的な現象

にきびとは、過剰な皮脂分泌により、額やほお、あご、胸、背中などに現れる皮膚の炎症性疾患。医学的には、尋常性痤瘡(ざそう)として知られています。

男性ホルモンの影響によって、思春期にできやすくなります。初期には、毛穴(毛包)の脂腺(しせん)が刺激され、脂腺が大きくなると同時に毛穴が脂肪や角質でふさがって、面皰(めんぽう)という脂肪の塊ができます。この状態が黒にきび、または白にきびと呼ばれるもので、黒にきびは毛穴が開いて中身が見えている状態であり、白にきびは毛穴が閉じている状態です。

ここに皮膚常在菌で多く存在するアクネ桿菌(かんきん)が繁殖して炎症を起こし、赤い小さなぼつぼつや膿(うみ)を持った発疹(はっしん)ができます。この状態が赤にきびと呼ばれるものです。

アクネ桿菌は、嫌気性の細菌のため酸素のない脂腺の奥に生息します。詰まった毛穴の中では、皮脂を栄養として過剰に増殖し、脂肪分解酵素のリパーゼを分泌し、皮脂を遊離脂肪酸にして面皰とします。また、紫外線や空気中の酸素が、皮脂を過酸化脂質に変化させます。このように皮脂が遊離脂肪酸へ変化し、さらに酸化されて過酸化脂質へと変化した結果、皮膚に炎症が起きて赤くなったり、膿がたまって黄色い部分ができるのです。

さらに進行すると、毛穴が破れて中身が流れ出し、炎症が広がることもあります。この場合は皮膚の深い部分を傷付けてしまうため、炎症が治っても瘢痕(はんこん)が残る場合が多くなります。

にきびは思春期の生理的な現象で、疾患ではありません。20歳代前半くらいになると、自然に治っていくか、少なくともその数が減ります。

しかし、一度よくなったにきびが、中年以後に再発したり、あごから首の前のほうにかけて、にきびに似た発疹ができることがあります。この場合には、にきびのような面皰がないのが特徴で、化粧法の誤りが原因となっていることが多いようです。

また、副腎(ふくじん)皮質ホルモン(ステロイド剤)など、いろいろな薬剤の作用で、にきびに似た発疹ができることがあります。この場合にもやはり、にきびのように面皰がないので、区別できます。

■にきびの検査と診断と治療

にきびのできた部分に瘢痕を残さないように治療することが、最も大切になってきます。

そのためには、毎日せっけんでよく洗顔し、皮脂を洗い流して毛穴が詰まるのを防ぎます。せっけんは、低刺激性のものが望まれます。抗菌せっけんやスクラブ入りせっけんの使用は、有用な皮膚常在菌を過剰に洗い流し、皮膚を過剰に刺激してにきびを悪化させる恐れがあります。ファンデーションやメーキャップ化粧品は、毛穴を詰まらせ、にきびを悪化させる場合があるので、使用しないようにします。

また、チョコレート、ピーナッツ、コーヒー、ココア、豚肉、糖分の多い物などでは、できるだけ避けます。ビタミンを含んだ新鮮な野菜や果物を十分に摂取して、便秘を予防します。睡眠不足、過労、ストレスには注意して、規則正しい生活を送ることも、治療上、忘れてはならないことです。

皮膚科での治療では、保険適用の範囲内である外用の抗菌剤、抗炎症剤、ビタミン剤が使われます。外用の局所抗菌剤としては、クリンダマイシン、ナジフロキサシンのほか、過酸化ベンゾイルや抗炎症剤が使われています。外用の抗菌薬が効かない場合、毛穴の詰まりを取る効果のあるトレチノイン、アダパレンなどが使われますが、これらは日光に対し過敏になる作用があり、慎重な処方が行われる必要があります。

重症なにきびでは、ミノサイクリン、テトラサイクリン、ドキシサイクリン、エリスロマイシンなどの経口用抗生物質が使われる場合もありますが、長期の服用が必要で重い副作用を引き起こす場合があります。内服薬では、皮膚の新陳代謝を促すビタミンB2、皮膚の抵抗力を高めるビタミンB6のほか、色素沈着などを防ぐためにビタミンCが使われます。

医師の処方なしで入手できる薬として、サリチル酸やレゾルシノール、硫黄を含んだクリーム状の軟膏が市販されています。これらは吹き出ものを乾かす効果がありますが、若干のかさつきが生じる場合もあります。

🟧東京都で8855人が新型コロナ感染 前週比631人減、20歳代含む20人死亡

 東京都は13日、都内で新たに10歳未満から100歳以上の8855人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

 1週間前の火曜日(9486人)から631人減り、23日続けて前の週の同じ曜日を下回りました。1万人を下回るのは5日連続。13日までの7日間平均は9385人で、前の週(1万1610人)の80・8%となりました。

 また、確認された感染者のうち、都外から持ち込まれた検体を都内の医療機関で検査したのは108人でした。他県内の陽性者登録センターなどを通じた申請はありませんでした。

 新規感染者を年代別にみると、40歳代が1518人と最も多く、10歳未満が1506人、30歳代が1466人と続きました。65歳以上の高齢者は805人でした。

 ワクチンの接種状況別では、2回接種済みが5411人、未接種は1920人でした。

 病床使用率は、36・7%。都が緊急事態宣言の要請を判断する指標を30〜40%としている重症者用病床使用率は、26・9%。「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使用」とする都基準の重症者数は、前日から4人減って28人でした。

 一方、都は感染が確認された20歳代と50歳代、それに70歳代から100歳以上の合わせて男女20人が死亡したことを発表しました。

 東京都の累計の感染者数は305万7156人となり、累計の死者数は5675人になりました。

 2022年9月13日(火)

🟪新型出生前診断、連携小規模施設204カ所認定 以前の3倍以上に増加

 妊婦の血液から胎児の染色体異常を調べる新型出生前診断について、国や関連学会でつくる運営委員会は12日、すでに実施が認められている大学病院などの「基幹施設」と連携して検査を行う小規模施設204カ所を新たに認定したと発表しました。「連携施設」などと呼ばれ、地域のクリニックが含まれます。運用は26日から始まる予定。

 連携施設などは全国に169カ所ある基幹施設の下に設けられる形で、基本的には同一地域にあります。基幹施設と合わせ、計373カ所で検査や相談ができることになります。認定された施設数は以前の体制の3倍以上に増え、希望する妊婦の利便性が向上します。

 連携施設名は近くホームページで公表します。12日にオンラインで記者会見した岡明委員長は、「連携施設ができることで検査を受けるだけでなく、遺伝カウンセリングなどいろいろな情報を得る窓口が増える」と述べました。

 診断で染色体異常の可能性があるとの結果が出た場合は、基幹施設が妊婦へのカウンセリングを実施する方針といいます。 

 2022年9月12日(月)

2022/09/12

🟪iPS細胞の心筋シート、大阪大以外で初移植 新幹線で500キロ運び順天堂大で実施

 順天堂大学(東京都文京区)は12日、iPS細胞(人工多能性幹細胞)からつくった心筋細胞のシートを、重い心不全の虚血性心筋症の患者1人に移植したと発表しました。大阪大学が主導して、2020年に3例の移植を行った臨床試験(治験)の一環で、大阪大以外の施設での移植は初めてといいます。

 手術は8月中旬に行われました。患者は60歳代男性で、左胸を約7センチ切った肋骨(ろっこつ)の間から、直径3センチほどのシート3枚を心臓に貼りました。シートから出る物質が血管新生を促し、心臓機能の改善が期待されるといいます。経過は順調で、患者は息切れの自覚症状が軽くなったと話しているといいます。今後、治療効果の客観的な評価も行います。

 今回使った心筋シートは、京都大学iPS細胞研究財団が備蓄する他人のiPS細胞を使い、大阪府にある連携企業の施設でつくりました。低温を保つ専用容器に入れ、新幹線で約500キロ離れた順天堂大病院まで運びました。手術直前の手術室で、2時間ほど最終的な調整を行い、移植に使ったといいます。

 研究チームは、「約2日以内ならば手術に適した品質で輸送可能だ」としています。移植手術についても長時間の訓練は不要で、通常の手術ができる施設ならば実施できるため普及しやすいとしています。

 今後は九州大学などで数例移植して有効性や安全性を調べるということで、2025年ごろの実用化を目指します。

 2022年9月12日(月)

🟪全国で新たに5万2918人が新型コロナに感染 前週比1万5108人減、145人死亡

 国内では12日午後6時30分の時点で、東京都で5654人、神奈川県で4476人、埼玉県3689人、千葉県で2881人、大阪府で2634人、福岡県で2542人、愛知県で2512人、兵庫県で2277人、北海道で2147人など全47都道府県と空港検疫で、新たに5万2918人の新型コロナウイルスへの感染が発表されました。

 1日当たりの新規感染者は前週の月曜日と比べ1万5108人少なく、18日連続で前週の同じ曜日を下回りました。10万人を下回るのは4日連続。

 また、東京都で19人、埼玉県で17人、千葉県で12人、兵庫県で11人、北海道で8人、愛知県で8人、福岡県で8人、沖縄県で6人、京都府で5人、新潟県で5人、熊本県で5人、大阪府で4人、鹿児島県で4人など計145人の死亡の発表がありました。

 国内で感染が確認された人は、空港検疫などを含め2022万6698人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて2022万7410人となっています。

 感染して亡くなった人は、国内で感染が確認された人が4万2807人、クルーズ船の乗船者が13人で、合わせて4万2820人です。

 厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や集中治療室などで治療を受けるなどしている重症者は、前日より7人減って12日時点で412人となっています。

 大阪府は12日、新型コロナウイルスの新たな感染者を2634人確認したと発表しました。感染者数は前週同曜日(3558人)と比べ924人減りました。府内の感染者の累計は201万1964人。

 新たに80~90歳代の男性4人の死亡が判明し、府内の累計死者数は6245人。

 12日時点の重症者は前日から5人増の60人で、重症病床(593床)の同日の実質使用率(重い持病などを抱える軽症・中等症患者らを含む)は16・2%になりました。軽症・中等症病床には2003人が入院しており、軽症・中等症病床(4167床)の使用率は48・1%となりました。

 新規感染者のうち、感染者と同居して症状があり、PCR検査を受けずに医師の診断で陽性と判断された濃厚接触者は38人でした。自宅療養者は6万2707人。公費によるPCR検査などを1万4583件実施しました。

 2022年9月12日(月)

🟪オミクロン型対応ワクチンの国内での使用を特例承認 9月中にも接種開始へ

 厚生労働省は12日夜、新型コロナウイルスのオミクロン型に対応したワクチンの製造販売を特例承認しました。対象はアメリカのファイザー製が12歳以上、アメリカのモデルナ製が18歳以上で、従来のワクチンを2回以上接種した人に限ります。現在5カ月以上としている接種間隔の短縮も検討します。主流であるオミクロン型への重症化や感染の予防効果を高め、感染再拡大に備えます。

 特例承認は海外で認められた医薬品を迅速に審査する仕組み。オミクロン型の派生型「BA・1」に対応した2価ワクチンが対象となり、現在主流の「BA・5」も含めて効果があると期待されています。

 厚労省は19日ごろから3週間かけて、ファイザー製を約2800万回分、モデルナ製を約200万回分配送する方針で、現行のワクチンを順次切り替えます。

 14日に開く専門分科会で予防接種法上の公費接種とすることを決める見通しで、早ければ9月中にも接種できるようになります。

 政府はまず4回目接種の対象となっている60歳以上の高齢者や基礎疾患のある人への接種を進める方針。3回目もしくは2回目を打ってから一定の期間がたった人が当面の主な対象となります。4回目の接種を済ませた人は、一定の期間をおく必要があります。

 自治体は高齢者らの接種が進み次第、医療従事者を含むエッセンシャルワーカーにも接種対象を広げます。10月半ば以降には12歳以上全員の接種を始められるよう調整し、職場での接種に向けた検討も進めます。

 岸田文雄首相は去る6日、オミクロン型の対応ワクチンについて「10~11月に接種券の配布、会場確保など1日100万回を超えるペースの体制を整備して接種を加速する」と語っていました。政府は自衛隊が運営する大規模接種会場も活用する方向で調整しています。

 2022年9月12日(月)

🇰🇭水いぼ

幼児に多いウイルス性のいぼで、他人にも移りやすい疾患

水いぼとは、6歳以下の子供の皮膚に多くできる小さな、丸い突起物。正式には、伝染性軟属腫(しゅ)といいます。

でき初めは水っぽく見えるので、水いぼという名前があります。ウイルス感染が原因で起こり、自分の皮膚に移って広がるだけでなく、プールなどで他人にも移りやすい疾患です。

背中や首、ひざの裏など皮膚の薄いところにできやすく、直径1~3ミリほど、肌色や白色、赤みがかったものがあります。半球状に盛り上がり、表面は滑らかで光沢があり、成長したものでは中央にへそのようなくぼみができるのが特徴です。

自覚症状は少ないものの、時に多少のかゆみを伴うこともあります。気になって絶えずいじることも多く、このため自分の体に次々と移して数を増やすことになります。

放っておいて自然治癒することもあります。しかし、半年から2年、長いと4年ほどかかりますし、その間に水いぼの数が増えてしまう恐れもあります。早めに皮膚科の専門医を受診することが勧められます。

水いぼの検査と診断と治療

先が輪っかになった特殊なピンセットで、水いぼをつまみ取るのが、最も早く効果的な方法です。いぼの中にあるウイルスの白い塊を取り除くのです。ただ、痛みがあるので、泣いたり暴れたりする子供もいます。痛みを和らげるために、事前に局所麻酔剤付きのテープを張った後に行うこともあります。

一部の医師では、痛くない治療として、いぼを液体窒素で凍らせウイルスを死滅させる方法や、硝酸銀溶液を塗って焼き取る方法などをしています。しかし、治療期間が長くなったり、効果が出にくかったり、硝酸銀の場合、患部回りの皮膚にまで薬剤がついてしまい、軽いやけどの跡が残ってしまうこともあるなど一長一短です。治療内容を問い合わせてから、受診するとよいでしょう。

家庭での注意としては、軽いかゆみを感じることがあっても、いじって、いぼをつぶさないこと。ウイルスが散って症状が広がったり、他人に移すことになります。 水を介して移ることはなく、裸同士の接触で感染すると考えられています。治るまで入浴は兄弟姉妹と別々にし、タオルも使い分けます。保育園などのプールは、治療がすむまで控えることが望まれます。

🟫東京都、新型コロナに5654人感染確認 前週比22日連続減

 東京都は12日、都内で新たに10歳未満から100歳以上の5654人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

 1週間前の月曜日より1642人減り、22日続けて前の週の同じ曜日を下回りました。12日までの週平均の感染者は1日あたり9475・1人で、前週(1万2286・1人)の77・2%でした。

 新規感染者を年代別にみると、10歳未満が985人と最も多く、40歳代が950人、30歳代が945人と続きました。65歳以上の高齢者は453人でした。

 ワクチンの接種状況別では、2回接種済みが3287人、未接種は1156人でした。

 病床使用率は38・9%。また、都が緊急事態宣言の要請を判断する指標を30~40%としている重症者用病床使用率は25・2%。「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使用」とする都基準の重症者数は、前日と変わらず32人でした。

 一方、都は、感染が確認された60歳代から100歳以上の男女の19人が死亡したことを発表しました。

 また、確認された感染者のうち、都外から持ち込まれた検体を都内の医療機関で検査したのは159人でした。他県内の陽性者登録センターなどを通じた申請はありませんでした。

 東京都の累計の感染者数は304万8301人となり、累計の死者数は5655人になりました。

 2022年9月12日(月)

🇨🇻顔の運動異常

■ピクピクと顔面が動くのはなぜ?■

 顔の筋肉が、自らの意思と関係なく動いたりする運動異常。原因はいくつかあり、対処の仕方が異なります。

 疲れた時に、まぶたや口の周りピクピクするのは誰でも経験することで、放っておいても自然に治ります。しかしながら、症状が長く続いたり、範囲が広がったりしたら、注意が必要です。

 人体の中でも、顔は特に、精密な運動を行っている個所です。たくさんの筋肉があり、それらの筋肉は細かい表情を作るために絶えず、複雑な動きを要求されていますから、顔を支配している神経は通常でも、かなり無理をしています。

 結果的に、いろいろな運動異常が起こりやすい、と考えられています。

 顔の運動異常の多くは命にかかわる病気ではありませんが、隠すことができないため、日常生活に深刻な影響を与えかねません。

 それだけに、病気をきちんと識別して、適切な対処をすることが重要になってきます。  

■症状のチェックを■ 

1.片方の筋肉がピクピク動く片側(へんそく)顔面けいれん 

 通常は下まぶたがピクピクすることから始まり、次第に広がって、片方の顔の筋肉が全体にピクピク動きます。痛みはありませんが、けいれんは寝ている間も続き、不快感が強く、生活に支障をきたします。

 顔面神経が脳から出てきたところで動脈と接触し、その拍動で神経に傷がついて発病すると考えられています。頭が小さくて血管が神経を圧迫しやすい女性に多く、40~50代で多く発症します。

2.まばたきが増え、目が開けにくい眼瞼(がんけん)けいれん

 光がまぶしい、目がショボショボするなどの症状から始まり、次第にまばたきが増えて目が開けにくくなり、2、3年の間にうまく目が開けられなくなります。

 目の開閉にかかわる眼輪筋が意思に関係なく収縮するもので、脳の中の目の運動プログラムをつかさどる個所が機能障害を起こしている、と考えられています。50代で多く発症しますが、20代で発症する人もいます。 

3.筋肉が動かなくなる顔面神経まひ

 発症年齢は、子供から高齢者までにおよびます。ウイルス感染が引き金になるとされ、急激に起こって、症状は数日でピークに達します。片側だけに起こるものが多く、まひの程度は軽いものから、完全に動かなくなるものまで、さまざまです。

 多くはヘルペスウイルスが原因となっており、そのうち水痘帯状疱疹(ほうしん)ウイルスによるものは重症になります。後遺症で、片側顔面けいれんと同じ症状が出ることもあります。 

4.瞬間的にまぶたが閉じるチック

 自らは意図していないのに、まばたきをしたり、口をゆがめるなど瞬間的な動きが出るのが、チック。意思で止めることはできますが、ずっと止めておくことはできません。

 顔に限らず、手、足、声でも起こり、長期的には症状の現れる個所が移動するのが、チックの特徴です。精神的なストレスでチックを起こす子供が多いのですが、遺伝の場合も。小児期と青年期が中心の症状です。

5.疲れた時にピクピクするミオキミア

 疲れた時などに、目じりやまぶたがピクピク動く現象。健康な人なら、ほとんどが2、3日で治ります。ただし、脳に腫瘍(しゅよう)があるなどの重大な病気が隠れていることもあり、けいれんが両側に同時に起こったり、強さがいつもと違ったり、続けて起こったりしたら、医療機関へ。

■治療へのアドバイス■ 

 顔の運動異常の症状が現れたら、まず神経内科や脳神経外科、または眼科を受診することをお勧めします。病気によって、治療法は異なります。 

1.片側顔面けいれん

 通常は命にまでかかわりませんが、まれに腫瘍や血管の奇形が見付かることがあるので、検査を受けておく必要があります。 

 治療法は、2種あります。根本的に治すことを望む人は、耳の後ろから頭蓋骨(ずがいこつ)に穴を開けて、神経に接触している血管を離す手術をします。

 もう一つがボツリヌス療法。このボツリヌス療法とは、食中毒を起こすボツリヌス毒素が持っている、神経の働きを抑える作用を利用したものです。顔のピクピク動いているところに、筋肉内注射をします。

 神経から筋肉へ情報が行かないようにするもので、副作用はほとんどありません。注射は約3カ月ごとに繰り返す必要がありますが、治療を続ければ効果が持続します。

 この治療により、90パーセント以上の患者で症状が抑えられる、と見なされています。ただし、ボツリヌス療法ができるのは、特定の講習を受けた医師に限られております。  

 2種の治療法とも、有効率は90パーセントを超えます。

2.眼瞼けいれん

 上記のボツリヌス療法が第一選択です。それがうまくいかない場合は、眼輪筋を切離する手術も行われます。  

3.顔面神経まひ

 まひの程度にもよりますが、大半は放っておいても治ります。ただ、早めに受診して治療をしたほうが、患者にとっては楽です。

 決定的な治療法はなく、医師によって各種の治療が行われており、1年以内に8割の人は治癒します。後遺症でけいれんが起こった際には、ボツリヌス療法が有効とされています。  

4.チック

 チックには、抗精神病薬がある程度、効果を発揮します。心理的な影響が強い人には、心理療法が施されます。 

 小児期、青年期のチックの多くは、長期間を経て軽減しますが、遺伝性の場合もありますので、医師の診察を受けることがお勧めです。  

🟫全国で8万1491人が新型コロナ感染 104人死亡、419人重症

 国内では11日午後6時30分の時点で、東京都で7750人、大阪府で5776人、神奈川県5309人、愛知県で5193人、埼玉県で4818人、兵庫県で3808人、千葉県で3757人など全47都道府県と空港検疫で、新たに8万1491人の新型コロナウイルスへの感染が発表されました。

 1日当たりの新規感染者は前週の日曜日と比べ約2万6000人少なく、18日連続で前週の同じ曜日を下回りました。10万人を下回るのは3日連続。

 また、東京都で24人、千葉県で11人、大阪府で9人、兵庫県で7人、宮城県で7人、茨城県で5人、熊本県で4人、京都府で3人、埼玉県で3人、長崎県で3人など、計104人の死亡の発表がありました。宮城県では、死者数が8月22日、9月8日と並び過去最多の7人でした。

 国内で感染が確認された人は、空港検疫などを含め2017万3841人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて2017万4553人となっています。

 感染して亡くなった人は、国内で感染が確認された人が4万2662人、クルーズ船の乗船者が13人で、合わせて4万2675人です。

 厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や集中治療室などで治療を受けるなどしている重症者は、前日より24人減って11日時点で419人となっています。

 大阪府は11日、新たに5776人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。先週の日曜日と比べると、およそ1800人少なくなっています。これで、大阪府内の感染者の累計は200万9334人となりました。

 また、9人の死亡が発表され、府内で感染して亡くなった人は合わせて6241人となりました。

 重症者は10日と変わらず55人です。病床使用率は43・4%で、1週間の陽性率は35・6%。

 2022年9月11日(日)

2022/09/11

🟫東京都で新たに7750人が新型コロナ感染 21日連続で1週間前を下回る

 東京都は11日、都内で新たに10歳未満から90歳代までの7750人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

 1週間前の日曜日より1885人減り、21日続けて前の週の同じ曜日を下回りました。11日までの7日間平均は9709・7人で、前の週の76・7%となりました。

 11日の新規感染者を年代別にみると、最多は10歳未満の1303人で、40歳代の1266人、30歳代の1262人と続きました。65歳以上は742人でした。

 ワクチンの接種状況別では、2回接種済みが4759人、未接種は1650人でした。

 病床使用率は39・5%。また、都が緊急事態宣言の要請を判断する指標を30~40%としている重症者用病床使用率は24・5%。「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使用」とする都基準の重症者数は、前日より2人増えて32人でした。

 一方、都は、感染が確認された50歳代の男性と、70歳代から100歳以上までの男女の合わせて24人が死亡したことを発表しました。

 また、確認された感染者のうち、都外から持ち込まれた検体を都内の医療機関で検査したのは178人でした。他県内の陽性者登録センターなどを通じた申請はありませんでした。

 東京都の累計の感染者数は304万2647人となり、累計の死者数は5636人となりました。

 2022年9月11日(日)

🟫愛知県の病院で6歳未満男児が脳死 心臓など23例目の移植へ

 日本臓器移植ネットワーク(移植ネット)は11日、愛知県内の病院に低酸素性脳症で入院していた6歳未満の男児が9日午後2時5分、臓器移植法に基づく脳死と判定され、臓器提供の手続きに入ったと発表しました。脳死と判定された6歳未満からの臓器提供は23例目で、今年に入ってから2例目。

 移植ネットによると、男児は9日に2度目の脳死判定が終わりました。臓器提供は家族の意思といいます。心臓と腎臓は九州大病院で10歳未満の男児と10歳代の男性にそれぞれ移植され、肝臓は国立成育医療研究センターで10歳未満の女児に移植される予定。ほかの臓器は適合者がいないか、医学的理由で移植を見送りました。

 脳死と判定された男児の家族は、「どなたかの体と共に生きていてくれることを願っています。願わくば親より生きてください」と移植ネットを通じコメントを出しました。

 2022年9月11日(日)

🟫日本航空、北京発成田行き定期旅客便の運航を2年半ぶり再開 コロナ流入警戒で片道運航に限定

 日本航空は11日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い運航を停止していた中国・北京発成田行き旅客便の運航を再開しました。日本航空が同路線の定期便を運航するのは2020年3月以来、約2年半ぶり。当面は毎週日曜日に1便運航し、アメリカのボーイングの中型機「787」を使用します。

 中国当局は新型コロナの首都流入を警戒し、国外から北京への直行便受け入れをまだ制限しています。日本航空便も北京から成田への片道運航に限られ、成田から北京は貨物便として運航します。今後、成田発北京行きの定期旅客便の再開に向けて働き掛けを行うとしている。

 北京首都国際空港では11日午前、一時帰国する日本人や、日本在住の中国人らが日本航空便のチェックインカウンターに行列を作りました。手続きを終えた搭乗客には、スタッフが記念品を手渡していました。

 大阪の会社に勤める30歳代の中国人女性は、「実家の都合で北京に戻っていた。直行便が増えれば往来も便利になる。新型コロナ禍前のような状況に早く戻ってほしい」と話しました。

 日本航空の佐藤靖之執行役員・中国総代表は、「中国政府も国際線の便を増やしていくといっている。徐々に回復することを願っている」と期待を示しました。

 日系の航空会社では、全日本空輸が7月に北京発成田行き旅客便の運航を再開し、8月には成田発北京行きも再開させています。中国国際航空など中国系も、日中間の旅客便の運航再開を進めています。

 2022年9月11日(日)

🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿知覚異常性大腿痛

大腿の感覚をつかさどる神経が傷害されて、痛みなどが生じる神経痛の一つ

知覚異常性大腿痛(だいたいつう)とは、大腿の前面と外側の感覚をつかさどる外側大腿皮(がいそくだいたいひ)神経が傷害されて、痛みなどが生じる神経痛の一つ。外側大腿皮神経痛、大腿外側皮神経痛とも呼ばれます。

外側大腿皮神経は第2、第3腰椎(ようつい)から出て前方へ向かい、腰の部位で急激に曲がって鼠径(そけい)部の辺りから皮膚の下に出て、大腿の前面と外側の皮膚に分布します。そのため、腰椎部で神経が圧迫された時に、大腿の周辺に痛みや知覚異常が生じることがあるほか、外側大腿皮神経が鼠径靭帯(じんたい)を貫通する骨盤の前上腸骨棘(こっきょく)部で筋肉や靭帯により圧迫された時にも、大腿の周辺に痛みや知覚異常が生じることがあります。

前上腸骨棘部で外側大腿皮神経が圧迫された時には、股(こ)関節の位置や格好で症状が生じたり、治まったりすることもあります。コルセットの着用、窮屈な下着やズボンの着用、べルトの締めすぎ、自動車のシートベルトの締めすぎなどにより、前上腸骨棘部で外側大腿皮神経が圧迫された時にも、痛みや知覚異常が生じます。

また、肥満、妊娠により骨盤周囲の筋肉の緊張が強くなることで、外側大腿皮神経が障害されることもあります。妊婦においては胎児が正常な位置にいない場合に、知覚異常性大腿痛としてしびれが出ることもあります。鼠径ヘルニアの手術や股関節の手術の後に、一時的な外側大腿皮神経の圧迫により障害されることもあります。

症状は、大腿の前面から外側にかけて、ヒリヒリと痛んだり、しびれが出たり、知覚が鈍くなったりします。服が皮膚にこすれるのが苦痛になることもあります。しかし、外側大腿皮神経は感覚だけをつかさどる神経で運動をつかさどらないため、足がまひして上がらなくなったり、歩行に支障を来すことはありません。大腿の内側や膝(ひざ)より下に、症状が出ることもありません。

知覚異常性大腿痛の多くは、姿勢や動作によって症状に変化がみられます。

骨盤の前面を走る前上腸骨棘部で外側大腿皮神経を直接圧迫することによって、痛みが憎します。起立や歩行時は、外側大腿皮神経が牽引(けんいん)気味になり痛みが増します。

股関節の伸展は、外側大腿皮神経を牽引し痛みが増します。反対に、股関節を深く屈曲することでも、外側大腿皮神経自体を圧迫し痛みが増します。うつぶせに寝ている時は、外側大腿皮神経が軽く圧迫され、股関節が伸展されるので痛みが増強する傾向があります。仰向けに寝て軽く膝(ひざ)を曲げている時は、痛みが軽減します。

案外多い病態ですが、正確な診断を受けていないことが多いようです。もし、知覚異常性大腿痛の症状に思い当たることがあれば、整形外科、神経内科の医師を受診することが勧められます。

知覚異常性大腿痛の検査と診断と治療

整形外科、神経内科の医師による診断は、特徴的な症状と、前上腸骨棘部の周囲で軽く皮膚の上をたたくと大腿の前面と外側に響くようなしびれと痛みが出るチネルサインで判断します。念のために、腰椎や骨盤のX線写真、MRI検査などで、変形性腰椎症や腰椎椎間板ヘルニアなどの疾患がないかどうかをチェックします。

坐骨(ざこつ)神経痛との鑑別が必要ですが、しびれなどの場所が坐骨神経痛と知覚異常性大腿痛では違いますので、鑑別は簡単です。坐骨神経痛では、尻(しり)から大腿の裏側、下腿などにしびれや痛みが出ます。

整形外科、神経内科の医師による治療は、外側大腿皮神経を圧追する原因を取り除くことが第一です。体重を減らすことや、骨盤部の矯正、窮屈な下着やズボンの着用の禁止などが、効果を発揮します。

また、消炎鎮痛剤の内服、外用を行い、痛みが強い場合は局所麻酔薬を注射して痛みを和らげる神経ブロックを行います。この場合、1 回の注射では一時的に症状が緩和しても、数時間から1日で元の症状に戻ったりしますので、何回か注射を繰り返すこともあります。局所麻酔薬と一緒に、ステロイドホルモン剤という炎症を抑える薬を注射することもあります。

腰椎部で神経が圧迫された時には、脊髄(せきずい)の周囲の硬膜外腔(がいくう)に局所麻酔薬を注射して、神経の痛みを和らげる硬膜外ブロックを行います。

症状が治まらず、日常生活に支障を来す場合は、外側大腿皮神経を剥離(はくり)、または切離する手術を行うこともあります。炎症を起こした神経は周囲の靱帯や筋肉と癒着した状態にありますので、その癒着を手術で解き放つのを剥離、神経そのものを切除して痛みを感じなくするのを切離といいます。

🟫野菜や果物を多くとる人は死亡リスク10%近く低下 横浜市大など研究

 野菜や果物を多くとる人は、少ない人に比べて亡くなるリスクが10%近く低くなるとする、大規模調査に基づく研究結果を、横浜市立大学などの研究チームがまとめました。

 横浜市立大学や国立がん研究センターなどの研究チームは、岩手県や東京都、新潟県、大阪府、沖縄県など全国11の都府県に住む40歳代から60歳代までのおよそ9万5000人をおよそ20年にわたって追跡し、野菜と果物の摂取と死亡リスクの関係を調べました。

 この間、およそ2万4000人が死亡しましたが、男女を合わせた死亡のリスクは、果物の摂取が多い人たちでは最も少ない人たちに比べて8%から9%、また、野菜の摂取が多いと7%から8%低くなっていました。

 ただ、果物の摂取が多い人たちでは、心臓や血管の病気で死亡するリスクがおよそ9%低かったのに対し、がんや呼吸器の病気での死亡と摂取に関連はみられなかったということです。

 さらに、分析すると、野菜は1日300グラム以上、果物は140グラム以上とることが望ましいと推定されたとしています。

 野菜と果物はビタミン、ミネラル、食物繊維、カロテノイド、ポリフェノールなどが豊富であり、主に欧米人で行われた研究では、摂取量が多いと全死因による死亡や循環器疾患による死亡のリスクが低いことが報告されていますが、研究チームは日本人で解析できたのは初めてだとしています。

 横浜市立大学の後藤温教授は、「何となく言われてきた野菜、果物が健康によいということについて、科学的な評価ができた。量が多ければ多いほどリスクが下がるものではなく、適度な量を食べることを心掛けてもらいたい」と話しています。

 2022年9月11日(日)

🟫全国で9万2741人が新型コロナ感染 土曜の10万人以下は7月9日以来

 国内では10日午後6時15分の時点で、東京都で9988人、大阪府で7435人、愛知県6568人、神奈川県で5336人、埼玉県で4653人、兵庫県で4362人、福岡県で4012人、北海道で4450人など全47都道府県と空港検疫で、新たに9万2741人の新型コロナウイルスへの感染が発表されました。

 1日当たりの新規感染者は前週の同じ曜日(3日)より約3万人少なく、2日連続で10万人を下回りました。土曜日で10万人を下回るのは7月9日以来。

 また、東京都で27人、大阪府で15人、愛知県で14人、千葉県で12人、広島県で9人、神奈川県で8人、福岡県で8人、兵庫県で7人、北海道で7人、沖縄県で7人、大分県で6人、鹿児島県で6人、京都府で5人、岐阜県で5人、徳島県で5人、茨城県で5人、静岡県で5人など、計208人の死亡の発表がありました。

 国内で感染が確認された人は、空港検疫などを含め2009万2350人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて2009万3062人となっています。

 感染して亡くなった人は、国内で感染が確認された人が4万2558人、クルーズ船の乗船者が13人で、合わせて4万2571人となっています。

 厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や集中治療室などで治療を受けるなどしている重症者は、前日より18人減って10日時点で443人となっています。

 一方、大阪府は10日、新型コロナウイルスの新たな感染者を7435人確認したと発表しました。感染者数は前週同曜日(9384人)と比べ1949人減りました。府内の感染者の累計は200万3558人。

 新たに70~100歳代の男女15人の死亡が判明し、府内の死者数は累計6232人。

 10日時点の重症者は前日と同じ55人で、重症病床(593床)の同日の実質使用率(重い持病などを抱える軽症・中等症患者らを含む)は15・3%になりました。軽症・中等症病床には1935人が入院しており、軽症・中等症病床(4167床)の使用率は46・4%となりました。

 新規感染者のうち、感染者と同居して症状があり、PCR検査を受けずに医師の診断で陽性と判断された濃厚接触者は208人でした。自宅療養者は6万6581人。公費によるPCR検査などを2万1383件実施しました。

 2022年9月11日(日)

🟫東京都で9988人の新型コロナ感染確認 前週比2573人減、27人死亡

 東京都は10日、都内で新たに10歳未満から100歳以上の9988人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

 1週間前の土曜日より2573人減り、20日続けて前の週の同じ曜日を下回りました。10日までの7日間平均は9979・0人で、前の週の73・7%となりました。

 新規感染者を年代別にみると、30歳代が1671人と最も多く、40歳代が1651人、10歳未満が1513人と続きました。65歳以上の高齢者は951人でした。

 ワクチンの接種状況別では、2回接種済みが6146人、未接種は2050人でした。

 人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使っている重症の患者は、9日より2人減って30人でした。

 一方、都は、感染が確認された40歳代から90歳代までの男女合わせて27人が死亡したことを発表しました。

 確認された感染者のうち、都外から持ち込まれた検体を都内の医療機関で検査したのは209人でした。他県内の陽性者登録センターなどを通じた申請はありませんでした。

 東京都の累計の感染者数は303万4897人となり、累計の死者数は5612人になりました。

 2022年9月11日(日)

🇳🇿脳卒中

 動脈硬化などで血液の流れが悪くなり、脳内の血管や中枢神経が障害を受けると、突然手足が動かなくなったり意識がなくなる発作が起こります。これが脳卒中です。

 治療技術の進歩により、年々死亡率は低下していますが、逆に脳卒中にかかる人の数は増加しています。高齢化が進んだり、食生活が欧米化することによって、動脈硬化の原因となる高血圧、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病が増えてきたことに原因があると思われます。

 脳卒中は、以下の2つに大きくわけられます。

  脳出血(脳内出血、クモ膜下出血)   脳梗塞(脳血栓、脳塞栓)

 脳内出血は、長期間の高血圧状態により、脳内の動脈に強い圧力がかけられた結果、血管がもろくなり破れて出血するものです。

 症状は出血した部位により異なりますが、出血によって脳内の圧力が高まるため頭痛や吐き気が見られ、時間の経過とともに半身が麻痺したり、意識がもうろうとすることもあります。 

 出血が少なければ症状は軽く薬物療法で対応することも可能ですが、根本的には高血圧体質を改善する必要があります。

 日中に起こることが多く、仕事中や運動中、入浴時などに起こります。

 クモ膜下出血は、脳の表面にある血管が破裂して、脳を覆っている柔らかい膜(クモ膜)の下に出血が広がった状態です。

 原因は脳の表面を走る動脈にできたこぶが破裂するものが最も多く、中高年の人に多くみられます。

 症状としては、前触れなしに突然激しい頭痛が起こり、「バットで殴られたような痛み」とも表現されます。嘔吐、痙攣が見られることもあります。

 また、時間とともに後頭部から首の後ろが痛んで硬くなり、首が曲がらなくなり硬直してきます。出血が起こるのが脳の表面であるため、発作時に手足の麻痺が起こることは少ないものの、出血がひどくなると、時には言語障害や半身麻痺を引き起こします。

 発作後2週間以内の再発率が高く、その場合は死亡の確率が非常に高くなるため、繰り返し頭痛が続くなどの兆候がある場合は、いつでも医療機関と連絡がとれるような体制をつくっておくことが必要です。

 脳血栓は、脳の血管に動脈硬化などが起こり、細くなった部分に血栓が詰まった状態です。血圧が低下すると血流がさらに弱まるため、血圧の低い睡眠中や起床時に起こりやすい病気です。

 突然、手足に力が入らなくなったりする症状が出たら要注意で、そこから少しずつ麻痺が進んでいくケースが一般的です。

 症状は、動脈硬化とともに徐々に進行していきますが、発症の兆候としては頭痛、めまい、言語障害、半身麻痺などが見られます。

 脳塞栓は、血栓が血液の流れに乗って脳の血管の中に入り、血流を止めてしまう状態です。

 発作は突然起こり、手足のしびれ・麻痺、ろれつが回らなくなるなどのほか、言葉が出ない、人の顔の判断がつかない、道がわからない、など痴呆に似た症状が出ることもあります。 

 私たち人間の脳には身体全体の約30%の血液が必要ですが、血流が不足して酸素が行きわたらなくなると、脳細胞は大きなダメージを受けます。

 今までに脳卒中を起こしたことがある人や、高血圧、心臓病、糖尿病、高脂血症などの病気にかかったことがある人、オーバーウエイトの人は、特に注意が必要です。

 脳卒中は、命はとりとめても言語や運動機能に大きな障害を残すことが多いため、早期発見と予防が何よりも大事です。 

* 手足のまひ

* ろれつが回らない

* 激しい頭痛・めまい・吐き気がある

* 視野がせばまる

 など脳卒中の前ぶれがあった時は、ただちに医療機関にかかるようにします。

 血管は加齢とともに弾力性が落ちていきますから、年齢が上がると発症しやすくなります。また、心臓に障害がある場合に起こりやすくなるので、不整脈、弁膜症、心筋梗塞などの心配がある方は、特に注意が必要です。

 食生活などに気を配り、ストレスをためないようにしましょう。定期的に脳ドックによる検査を受けることも、お勧めします。

 このほか、夏は脱水症状にならないよう適度な水分補給を心掛けましょう。夏は発汗のために血液が濃くなり、血栓ができやすくなるからです。

 また、冬は気温が下がり、血管が収縮して血圧が高くなる傾向にあるので、入浴や外出時など急激な温度差には十分注意して、心臓や血管に過度の負担をかけないようにしましょう。

2022/09/10

🟦ニューヨーク州、ポリオウイルスに関する緊急事態宣言を発令 ワクチン普及を急ぐ

 アメリカ東部ニューヨーク州のキャシー・ホークル知事は9日、ポリオ(小児まひ)ウイルスに関する緊急事態宣言を発令しました。ポリオワクチンを投与できる医療従事者を医師や看護師から助産師、薬剤師などにも広げ、迅速に予防接種の普及率を上げる狙いです。まずは10月9日までの1カ月間の期間に限定して実施します。

 ポリオウイルスは口から入って神経を侵し、まひを引き起こします。アメリカではワクチンによって根絶したと考えられていたポリオウイルスですが、2022年7月に入り、ニューヨーク州内のワクチン未接種者から9年ぶりの感染例が出ました。ニューヨーク市中心部など住民の99%以上が接種を終えている例もある一方、郊外を中心にワクチンが行き渡っていない地域も多くあります。州全体の2歳以下のポリオワクチン接種率は79%にとどまっています。

 8月にかけてはニューヨーク州内の下水からもポリオウイルスが見付かりました。州は感染拡大へ警戒感を強めており、ワクチンの普及を急いでいます。

 2022年9月10日(土)

🟦新型コロナワクチン接種後死亡の2人に一時金支給決定 ワクチンとの因果関係が否定できず

 新型コロナウイルスワクチンを接種した後に亡くなった90歳代と70歳代の男性2人について、接種が原因で死亡した可能性が否定できないとして、法律に基づく死亡一時金を支給することを決めました。

 新型コロナワクチンの接種後に死亡し、一時金の支給が認められたのはこれで3人となります。

 新型コロナウイルスのワクチン接種を巡っては、副反応が原因で障害が残ったり、死亡したりした場合、予防接種法上の救済対象となり、接種との因果関係が否定できないと国が認定した人には医療費などが支給されます。

 厚生労働省は、9日に専門家でつくる疾病・障害認定審査会を開き、接種後に亡くなった91歳と72歳の男性について救済の対象とすることを決めました。

 遺族には死亡一時金として最大で4420万円が支給されます。

 ワクチンの接種後、91歳の男性は呼吸困難に陥る「間質性肺炎」が悪化し、72歳の男性は脳出血などを起こしたということで、厚労省は死亡診断書やカルテの記載などを踏まえて因果関係を判断したとしています。

 接種したワクチンの種類や接種回数などは明らかにしていません。

 厚労省によりますと、新型コロナウイルスのワクチン接種を巡ってこれまでに受け付けた救済申請は4244件で、このうち920件で医療費などの支給が認められています。

 2022年9月10日(土)

🟦山田養蜂場に景品表示法違反で再発防止命令 消費者庁「コロナ予防に根拠あるサプリメントなし」

 サプリメントに新型コロナウイルスの感染予防効果が得られるかのような表示をしたとして、消費者庁は9日、景品表示法違反(優良誤認)で、岡山県鏡野町で養蜂業や蜂蜜などの商品の通信販売などを行う「山田養蜂場」に再発防止などを求める措置命令を出しました。

 対象となったのは、同社が販売する「ビタミンD+亜鉛」「1stプロテクト」「2ndプロテクト」の3商品。

 同社は2021年11月、自社ウェブサイト上に掲載したプレスリリースで「新型コロナウイルス“第6波”に警戒を 〈感染〉と〈重症化〉どちらも予防したい… お客さまの声に応えて」などと表示し、新型コロナの感染や重症化予防の効果が得られるかのように表示しました。

 さらに、プロポリスやローヤルゼリーが含まれたサプリメントについても、2021年12月と今年2月に「新型コロナウイルス感染症からの回復を早める可能性がある」などとダイレクトメールで表示し、いずれも食べることで体の免疫力が高まり、新型コロナウイルスの感染や重症化を予防できるかのように宣伝していたということです。

 消費者庁が、根拠となる資料の提出を求めたところ、成分や効果に関する海外の論文などが提出されましたが、合理的な根拠とは認められませんでした。

 同社はウェブサイトで、「本件表示により、お客様をはじめ関係者の皆様に、多大なご心配とご迷惑をおかけしましたことを、深くお詫(わ)び申し上げます。今回の措置命令につきまして、弊社はこれを真摯(しんし)に受け止め、広告や表示物の内容の見直しを図ると共に、再発防止のための表示管理体制の構築に努めてまいります」とのコメントを発表しました。

 消費者庁は「現時点では、新型コロナウイルス予防に根拠のあるサプリメントや特定の食品はない」と注意を呼び掛けています。

 2022年9月10日(土)

🟦全国の新型コロナ新規感染10万人下回る 金曜では2カ月ぶり

 国内では9日午後6時20分の時点で、東京都で9240人、大阪府で7285人、愛知県6342人、神奈川県で5988人、埼玉県で5303人、福岡県で4819人、兵庫県で4746人、北海道で4450人など全47都道府県と空港検疫で、新たに9万9491人の新型コロナウイルスへの感染が発表されました。

 前週の金曜日(9月2日)から約2万9000人減少し、金曜日としては約2カ月ぶりに1日当たりの感染者が10万人を下回りました。

 また、東京都で29人、兵庫県で21人、千葉県で18人、福岡県で16人、神奈川県で15人、埼玉県で12人、大阪府で12人、三重県で8人、愛知県で7人、群馬県で7人、京都府で5人、大分県で5人、宮城県で5人、長野県で5人、鹿児島県で5人、沖縄県で4人、静岡県で4人など計211人の死亡の発表がありました。

 国内で感染が確認された人は、空港検疫などを含め1999万9631人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて2000万343人となっています。国内の累計感染者は7月14日に1000万人を超えたばかりで、それから2カ月足らずで1000万人増えた計算になり、2000万人を突破しました。

 感染して亡くなった人は、国内で感染が確認された人が4万2350人、クルーズ船の乗船者が13人で、合わせて4万2363人です。

 厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や集中治療室などで治療を受けるなどしている重症者は、前日より10人減って9日時点で461人となっています。

 一方、大阪府は9日、新型コロナウイルスの新たな感染者を7285人確認したと発表しました。感染者数は前週同曜日(9537人)と比べ2252人減りました。府内の感染者の累計は199万6128人。

 新たに70~90歳代の男女12人の死亡が判明し、府内の累計死者数は6217人。

 9日時点の重症者は前日から3人増の55人で、重症病床(593床)の同日の実質使用率(重い持病などを抱える軽症・中等症患者らを含む)は17・4%になりました。軽症・中等症病床には2032人が入院しており、軽症・中等症病床(4159床)の使用率は48・9%となりました。

 新規感染者のうち、感染者と同居して症状があり、PCR検査を受けずに医師の診断で陽性と判断された濃厚接触者は198人でした。自宅療養者は7万586人。公費によるPCR検査などを2万6001件実施しました。

 2022年9月10日(土)

🟦東京都で9240人の新型コロナ感染確認 前週比3173人減、29人死亡

 東京都は9日、都内で新たに10歳未満から100歳以上の9240人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

 1週間前の金曜日より3173人減り、19日続けて前の週の同じ曜日を下回りました。9日までの7日間平均は1万346・6人で、前の週の72・9%となりました。

 新規感染者を年代別にみると、30歳代が1688人と最も多く、40歳代が1557人、20歳代が1485人と続きました。65歳以上の高齢者は871人でした。

 ワクチンの接種状況別では、2回接種済みが5775人、未接種は1750人でした。

 人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使っている重症の患者は、8日より1人増えて32人でした。

 一方、都は、感染が確認された60歳代から100歳以上までの男女合わせて29人が死亡したことを発表しました。

 また、確認された感染者のうち、都外から持ち込まれた検体を都内の医療機関で検査したのは251人でした。他県内の陽性者登録センターなどを通じた申請はありませんでした。

 東京都の累計の感染者数は302万4909人となり、累計の死者数は5585人になりました。

 2022年9月10日(土)

🟦国内の新型コロナ感染者、累計2000万人突破 2カ月足らずで1000万人増加

 新型コロナウイルスの国内感染者は9日午後7時30分の時点で、新たに9万9491人が確認されました。累計で2000万611人(クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」乗船者を含む)となり、2000万人を超えました。国内の累計感染者は7月14日に1000万人を超えたばかりで、それから2カ月足らずで1000万人が増えた計算になります。

 7月に流行「第7波」に突入し、感染力の強いオミクロン型の派生型「BA・5」への置き換わりが進み、感染が急拡大しました。1週間の新規感染者は7月中旬に約65万人だったのが、その翌週は約123万人と倍増。8月も120万~150万人超の感染者が毎週確認されました。

 厚生労働省の集計によると、年代別では第7波の初期は10歳代以下と20~30歳代がそれぞれ約3割を占め、高齢者の割合は低くなっていました。だが徐々にその割合は増え、8月最終週には60歳代以上が18%となりました。

 感染者が急増し、高齢者の割合が大きくなるにつれ、重症者数も増加。7月中旬に100人を超え、同下旬に200人、8月上旬には500人を超えました。しかし8月末からは減少傾向で、第6波のピークだった今年2月の約1500人と比べれば少なくなっています。

 重症化率は波ごとに低下していることを裏付けるデータがあります。広島県のデータによると、全年齢の重症化率は第3波(2020年11月~2021年2月)は3・7%でしたが、波ごとにその割合は下がり、第6波(2021年12月~2022年6月)は0・3%。第7波(2022年7~8月)は0・1%。60歳代以上でも第3波は10・1%、第6波2・0%、第7波0・6%と低下しています。

 一方で死者は増え、8月23日には343人と過去最多を更新し、9月2日には347人と再び過去最多を更新しました。7日間平均も8月中旬に約244人と第6波のピークを上回りました。その後も増加し、9月上旬には290人を超えました。死者の特徴としては、持病が悪化して亡くなる事例が増えています。

  2022年9月9日(金)

2022/09/09

🟪新型コロナ、入国者3人から世界的に未報告変異ウイルス確認 感染力や重症度は不明

 新型コロナウイルスのオミクロン型の一種で、海外でもこれまでに報告されていないタイプの変異ウイルスが、8月に海外から日本に到着した人で検出されたと、国立感染症研究所が8日発表しました。感染力などはわかっておらず、注視していくとしています。

 感染症研究所によりますと8月下旬、ベトナムへの渡航歴があり、日本に到着した3人から、オミクロン型の一種で、これまでに報告されていないタイプの変異ウイルスが検出されたということです。いずれもベトナムへの渡航歴があるほかに、3人の関連性は確認されませんでした。

 この変異ウイルスはオミクロン型の「BA・2・3・2」という系統によく似ており、細胞に感染する際の足掛かりとなるスパイクタンパク質に「L452R」などの変異が加わっているほか、免疫の反応に影響する可能性のある変異もあるということです。

 世界的にも報告はないため、感染力や重症度について詳しいことはわかっておらず、感染症研究所は海外の研究機関などとも議論して、各国での検出状況などについて注視する必要があるとしています。

 研究所の齋藤智也感染症危機管理研究センター長は、「特殊な変異が入ったウイルスは多く見付かっていて、必ずしもすべてが増えていくわけではないが注視していく」と話しています。

 2022年9月9日(金)

🟪新型コロナ飲み薬「ラゲブリオ」、16日から国内で一般流通 アメリカのメルク製、軽・中等症対象

 アメリカの製薬大手メルクの日本法人MSDは8日、新型コロナウイルス感染症の飲み薬「ラゲブリオ」(一般名・モルヌピラビル)について、16日から医療機関や薬局が通常の薬剤と同じように購入する一般流通を始めると発表しました。

 ラゲブリオは主に重症化リスクのある軽症、中等症の患者らが対象の治療薬。2021年12月、軽症者用の飲み薬として初めて特例承認され、これまでに43万人以上に投与されました。

 従来は供給量が限られていたことから、必要とする医療機関などに国が無償で配布してきました。一般流通の開始は、薬の生産体制が整い、安定供給できる見通しが立ったため、といいます。

 1カプセル(200ミリグラム)当たりの薬価は約2357円。18歳以上で4カプセルを1日2回、5日間服用するため、1人当たりの1日の薬価は約1万8862円、薬価の総額は約9万4312円となります。ただし、引き続き全額公費負担の対象で、患者の自己負担は生じません。

 MSDによると、対象患者は20022年度で約15万人、販売額は138億円と予測しています。

 2022年9月9日(金)

🟪アメリカ・ニューヨーク州、公共交通機関でのマスク着用義務を撤廃 導入から2年半ぶり

 アメリカ東部ニューヨーク州のキャシー・ホークル知事は7日、州の公共交通機関でのマスク着用義務を撤廃すると発表しました。地下鉄やバスが対象になります。アンドリュー・クオモ前知事が2020年4月に規制を導入してから約2年半ぶりの大幅緩和となりました。新型コロナウイルスの新規感染者数が減少していることを受け、感染対策のレベルを下げました。

 同日付で公共交通機関に加え、タクシーなどの民間商用車、駅や空港でのマスク着用義務を撤廃しました。航空機内については運営各社の判断に委ねます。規制は取り下げた一方、人が多い公共空間ではマスクの利用を推奨するとしています。医療機関や介護施設での着用は引き続き義務付けます。

 ニューヨーク州のコロナ新規感染者数の7日間平均は、感染力が強いとされるオミクロン型の派生型「BA・5」が流行した7月をピークに減少傾向にあります。ホークル知事は記者会見で「私たちの生活に日常を取り戻さなければならない」としつつ、「マスクの着用を奨励するが、着用は任意だ」と呼び掛けました。

 アメリカでは南部フロリダ州の連邦地裁判事が4月、公共交通機関でのマスク着用義務を無効と判断し、各地で関連規制を撤廃する動きが相次ぎました。ニューヨーク州はその後も感染抑制を優先し、マスクの着用義務を続けてきました。同州が行動規制の緩和に乗り出したことで、全国規模で「ウィズコロナ」に向けた対応が進む可能性があります。

 2022年9月8日(木)

🟪インフルエンザの患者数が注意報の基準を超える 新型コロナと同時に流行ピークの恐れも

 インフルエンザの感染状況について、厚生労働省は20日、全国約5000の定点医療機関から9〜15日の1週間に報告された感染者数が1医療機関当たり19・06人だったと発表しました。前週(9・03人)と比べ2・11倍に急増し、「注意報」の基準の10人を超まし た。  都道府県別では...